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楽しい!は正義。たくさんの楽しいから、子どもたちは本当の正しさを見つけ出す。「苺ましまろ」VS「三ツ星カラーズ」①

大人になると、ある意味、真面目で打算的で明日のことをよく考えるようになります。良く言えば無駄のない効率的な生き方、悪く言えば型にはまったつまらない生き方が生活の基本、とでもいえば良いのでしょうか。大人はどうしても背負うものがいろいろ出てくるのでリスキーなことはあまりしなくなりますよね。子供は自由で、無計画で、明日のペース配分なんておかまえなしで、周りを気にせずにひたすら自分の好きなことに全力投球。自らの行動基準は楽しいかそうでないか。いたって簡潔明瞭であります。当たり前ですが、それが本来の子供らしさっていうものでしょうか。

エレベーターに乗ったときに先客の子供から、「何階ですか?」って聞かれ、「〇〇階です」と答えると、その階のボタンを押してくれて、エレベーターが止まって開くと、「どうぞ!」と先を譲ってくれる、といった非常に良くできた子供に極稀ですが遭遇することがあります。あまりにも周りに配慮が出来て立派すぎて、ドラえもんに出てくる出来杉くんかと思ってしまいます。そのような出来た子供を観ると、むしろ、そんなに急いで大人にならなくっても、やがて大人にならなければならないときが必ずやってくるのに、って思ってしまいます。ちょっと羽目を外しているくらいがやっぱり子供らしいような気がします。

早いうちから妙に周りに気を使う子供は逆に将来が心配になります。物分りの良いおとなしい子がとんでもないことを引き起こしたりする怖い時代です。子供のうちに子供を最大限、満喫しておかないと、大人になってから後悔するんじゃないかなって。大人になれば子供には絶対に戻れないですからね。子供っていいですね、おじさんももう一度、子供に戻りたいなあ。毎日を楽しく生きる、楽しいを見つけるそんな小学生時代。そんな時代もああったねと♪by薬師丸 ひろ子なわけですよ。今の子供達には子供時代に名一杯遊んで毎日楽しく元気な日々を送ってほしものですね。時代が許されるのなら。

今回紹介する作品は、自由でのびのびと楽しい毎日を過ごす子供達にスポットを当てた日常系のコメディ作品2本立てです。

まずひとつめは、2005年7月~10月に関東広域圏のTBS系列でTV放送された「苺ましまろ」です。ジャンルは日常系となっております。

苺ましまろ1

この作品はコメディでありながら、ちょっと行き過ぎた行動・やや非常識さが笑いを誘う部分が多分に盛り込まれたアニメです。基本、深夜帯アニメですので、子供と一緒に観て楽しむ作品ではなく、風刺的に大人が観て楽しみつつ、笑いの中から大人の目で物語の中の物事の良し悪しをジャッジしてもらえたら、と思える良いことも悪いことも描かれている作品であります。そしてもう一つのこれから紹介する作品にも共通で言えることなのですが、それぞれの作品を観て、大人がどのように周囲の子供達を地域で見守ってあげられるか、不完全な子供の健やかな成長には親はもちろんですが、地域の大人の支えも必要不可欠であること、多くの大人の存在意義を考えながら観ていただけたら幸いです。

小学6年生の”伊藤千佳(ちかちゃん)”と”松岡美羽(みっちゃん)”はお隣同士の幼馴染。2階の屋根づたいに日々行き来する間柄である。千佳はとても真面目で勉強熱心だが服装もごく普通なため、姉”伸恵(のぶえ)”からは「特徴がないのが特徴」と言われている。

美羽は一人っ子の寂しさか、しょっちゅう屋根から千佳の部屋にやってくる、あるいはすでに潜んでいる。もっぱら楽しいことを探していて、事あるごとにボケをかまし周囲をイラッとさせる。それに対するツッコミは千佳の役目。美羽のボケは度を越しており、学校の授業中でも常お構いなしにボケるため、よく廊下に立たされている。

近所には仲の良い小学5年生の”桜木茉莉(まつり・まつりちゃん)”がいる。彼女はとても素直でおっとりしている。言われたことをすぐに真に受けてしまうところがあり、美羽によく騙される。反面、物事を吸収する力がずば抜けているので、友達と一緒に英語を学ぶうちに友達以上に英語が堪能になってしまたりする。

ある日、茉莉のクラスに外国人の”アナ・コッポラ(アナちゃん)”が転校生としてやってくる。彼女は日本語がペラペラでむしろ英語は苦手。自分が外国人なのに外国人らしからぬことにコンプレックスを持っている。転校をきっかけに、外国人っぽく振る舞おうと日本語を封印するが、そのために周りとコミュニケーションが取れなくなってしまうのだ。となりの席になった茉莉には日本語が話せることが知れてしまうが、二人で学校に通ったり英語を練習する間柄になった。千佳と美羽とも仲良くなるが、美羽からはコンプレックスのあるコッポラというファーストネームをいじられて苦労している。

千佳の姉の伸恵は20歳(原作では16歳だがアニメ版は20歳の設定)。いつも酒とタバコをこよなく愛している。お金がなくタバコを切らしたときは妹の千佳にタバコ代を借金している。少々だらしがない姉だが、妹とその友達の彼女たちとは一緒に遊んでくれたり世話をしたりする、面倒見の良い姉である。少女愛が強く、茉莉やアナをよく可愛がるため、美雨にはしょっちゅうヤキモチを焼かれてしまう。さり気なく、4人の小学生に手を差し伸べる姉御肌そのものの優しい姉である。4人にとっては頼りがいがあり、その存在はとても大きい。

そんな5人が織りなす、日常の中で起こるちょっとずれた出来事が笑いを誘う、コメディ作品です。

苺ましまろ4

この作品は漫画家”ばらスィー”さんによる同名タイトルの漫画が原作であります。「月刊コミック電撃大王」にて不定期連載、現在、既刊8巻。アニメ化され、2005年7月~10月に全12話が関東広域圏TBS系列でTV放送されたようです。その後、OVA1全3話・OVA2全2話も登場。制作会社は”童夢”。

制作スタッフはこの作品の後に制作された「STEINS;GATE」に関わる方が大変多く携わっているのが特徴的です。監督・キャラクターデザイン・脚本がこのスタッフ陣なのです。方向性がまるで違う2つの作品の妙がとても興味深く感じられます。そのスタッフとは、監督は”佐藤卓哉”さん、キャラクターデザインは”坂井久太”さん(ペンネームであり女性です)、脚本はこのSTEINS;GATEのシリーズ構成の他に「ラブライブ!」「ラブライブ!サンシャイン!!」のシリーズ構成も手がけた”花田十輝”さんです。「SHIROBAKO」の脚本を手がけた”横手美智子”さんも分担して脚本を担当しております。

作品は、基本、自分のことが大好きでとっても可愛いと自負しているみっちゃんが、常にボケをかまし続け、他の4人に対して絡むお話しで構成されています。みっちゃんがキーマンなのです。誰彼構わずボケ続けます。そして張り倒されます。彼女は授業中であってもボケます。そして立たされます。必ずお話の中心にはみっちゃんがいます。また、みんなを包み込むように伸姉が4人を見守っています。多少、ブラックな笑いと心温まる両方のお話が詰まった とっても楽しい作品です。そして、お話の中の間のとり方が絶妙で笑いをうまく誘ってきます。ふわっとしたそうした独特の雰囲気・空気感が「苺ましまろ」の特徴でもあり、魅力ですね。

4人の子供達はその当時のポップで可愛いファッションに身を包んで登場します。「かわいいは正義!」がキャッチコピーなので、子供達はファッショナブルでイラストに手がかかっています。方や、お話自体は普遍性のある内容で、今観ても古さを全く感じなく楽しめる良作だと思います。見どころはたくさんありますが、サンタを信じている茉莉ちゃんの夢を叶えようとする4人のハートフルなお話はぜひ観ていただきたい回です。

あと、5人とは別キャラですが、学校で理不尽に廊下に立たされる笹塚くんの存在が、世の中に必ずいるそうした理不尽なことで割を食う人の代表に思えてなりません。彼はそのような荒波に揉まれながら、将来はどうまっすぐに生きてゆくのかが気になります。

声優さんはやはり、みっちゃん役の”折笠富美子”さんが印象的です。ハチャメチャな彼女のキャラがとても個性的に作り上げられています。そして、エンディングの曲を歌っているのですが、みっちゃんの声とは打って変わって優しさが全面的に溢れている歌い方で上手さが際立っております。もうひとり、アナ・コッポラ役の”能登麻美子”さんですが、彼女は透き通ったような声とでも言えばよいのか、特徴のあるボイスです。ちょっと清楚さを感じる喋り方でアナのキャラをとても魅力的に演じております。この方は現在でも多くの作品に登場しているベテラン声優さんですが、まだ30代のお若い方です。早見沙織さんと声質が似ており、間違いやすい方であります。同じ作品に二人が出ていると個人的には聞き分けが面白いと思ってしまうおふたりです。なのでどちらも好きですね。

まずはこちらの作品で、楽しい中にも子供らしさとはなにか、子どもが真っ直ぐに育っていくために必要な大人の役割とはなにかを再発見してみてくださいね。次回はみっちゃんとぜひ、戦わせたいVS自称、超絶可愛いい”さっちゃん”が登場する作品を紹介いたします。

では、次号も観てましまろ♡

オープニングテーマ「いちごコンプリート/千佳・美羽・茉莉・アナ」
エンディングテーマ「クラス・メイト/折笠富美子」

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No title

『苺ましまろ』懐かしいですね~。
小学生だからこそ出来る羽目を外した行為というのもありますし、
これが大人に一歩近づく中学生だったらまた違った作品になっていたでしょうし、
いい意味で小学生らしさを前面に押し出して作った面白いアニメでしたね。
みっちゃんが馬鹿な事をして、
それをちかちゃんが突っ込んだりして相性も良かったですし、
上手くボケとツッコミが存在していたのも大きかったですね(´∀`)
第9話で体重の話があった気がしますが、
ああいう体重を気にしてしまう女の子らしさもあったりして、
小学生だけどそこはちゃんと女の子なんだなぁなんて思った記憶があります(笑)

Re:鍵コメ様、おつカラーズ「おつカラーズ☆」♪です

鍵コメ様、コメント頂きありがとうございます。

「苺ましまろ」は放送エリアが狭いので知らない人も
多い反面、知っている方には絶大なる支持があった
ようですね。

放送事故もあったという記事読みました。
ある意味、記憶に残る出来事になりましたね。

”聖地巡礼”での地元の反応の記事も見ましたが、ましまろが
聖地巡礼の走りなのでしょうか?その当時はまだ、その行いが
認知されずに巡礼も大変だったのですね。
ましまろがその草分けだとすればやはり、”可愛いは正義”の
威力が甚大ではなかったということですね。

いろいろと情報をありがとうございます。

4人の可愛さは確かに今観ても半端ないですね。
そしてキャストが4人ともハマっておりますね。
プラス、伸姉の立ち位置がすごく良いですね。
お話の中で、彼女の存在はとても大きいと感じました。
彼女の登場が各お話の厚みを増していると思います。

ハイキュー、ありがとうございます。
じっくりと観させていただきますm(_ _)m

では次回の記事も、観てましまろ(^_^)

Re: ツバサさん、コメントありがとうございます。


さすがツバサさん、やはり観てましたね。

そうですね。ツバサさんがいうように、小学生らしさを
全面に押し出したアニメですよね。
小学生ならではの行動が、それ自体でも大人からみれば
どこか面白いのに、さらにそれらの行為をさらにデフォルメ
したりもしているので、一層、面白さが増しているように
感じました。

みっちゃんが徹底してお馬鹿さんなことをやりますよね。
そして、それにちかちゃんがツッコミを入れる、あうんの
呼吸になっていましたよね。
ボケとツッコミがたくさん入っておもしろかったですね。

ツバサさんがいう、ちかちゃんの体重の話、実は私もツバサさんと
同じことを思いました。
女の子にとって、体重って重大な問題なんだなって。
小さくても、やはり、女子は女子なんですね。
「体重はデリケート!」ってことで(笑)

いいアニメは時代を越えても楽しめますよね。
今回はそれを皆さんに一番お伝えしたかったのです。

それでは次回記事も観て、ましまろ(^_^)

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