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我が子の前で尊敬される親を演じることも親の努めのひとつである。いつの日か、成長した我が子はその理由を理解する。「かくしごと」

一年前、世界がこんな事態に陥れられると予想できた人はおそらく誰もいないはずです。”新たな生活様式”や”ソーシャルディスタンス”なる言葉も登場し、それに応じた日常にもかなり馴染みつつある今日この頃、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?こちら仙台では七夕祭りも中止となり、日頃から会えない織姫さんと彦星さんも、一層、ソーシャルディスタンスを取らざるを得ない状況かもしれません。

こんなご時世なので、おじさんも最近は身の周りのいろんなディスタンスをあれこれと気にしてしまいます。社内での同僚、あるいはお客様とのディスタンスはもちろんですが、妻とのディスタンスは適切か?息子とのディスタンスは良好か?などなど・・・etc。

ちなみにコロナの影響で最近は仕事の量がめっぽう減って、帰宅するのが早くなり、以前よりも妻と一緒に食事をとる機会が増えたことから会話も増え、楽しい日々が多くなりました。

また、昨年7月に家出していた息子ですが、4月にいろいろと協議し、一人暮らしのための住まいを一緒に探し、5月末からは自活で一人暮らしを始めております。当たり前ですが、敷金・礼金などは全部、息子が自分で貯めたお金で賄いました。”雨降って地固まる”というやつでしょうか。息子も一年近く世間にもまれてだんだんと大人になってきたようです。一年前と比べて、最近は素直に話ができる関係になってきたのがとても喜ばしい事です。

我が家の中ではまずまずですが、このご時世、外部の人との”ディスタンス”、人への接し方”スタンス”をこの機会に自分なりに精査しないといけないと思っております。昔以上に人に対する接し方に気を配らないと”無神経な人だ”と思われてしまう可能性があるからです。俺流では受け入れてもらいにくい時代になってきているのかもしれませんね。自分の身の周りの方とどのように円滑に接するかというこの”スタンス”も”ソーシャルディスタンス”と合わせてセットで対応していく時代だと私は思い始めています。

本日紹介するアニメは、ホームドラマを起点としたコメディ作品です。父と娘の確かな絆とお互いの距離感が描かれている秀作です。誰よりも一番に娘を大事にしようとする父の愛情と自身の仕事に対する葛藤、そしてそんな父の無類の愛情を素直に受けながらも、いつもどこか大人の事情を敏感に感じて空気のように受け流す娘の姿が描かれています。父と娘の、そして二人を取り巻く職場と学校の日常をコミカルに取り上げたハートフルコメディです。

「かくしごと」という意味深なタイトルがつけられた本作品、どうやらこちらにもかくしごとがあるので私も隠しておきます。ちなみに、主人公の父とヒロインの娘の名前も、苗字と名前を逆につなげて読むと作者の意図がわかりますのでどうぞお楽しみに!

かくしごと1

訳あって、父は娘と二人暮らしをしています。父は男手ひとつで娘を育てています。収入はそれなりにあるため、家事はお手伝いさんを雇ってカバーしています。彼は自分の好きなことを生業にしています。しかし、その仕事が人に誇れるものだとは思っていない彼は、娘には嫌われないように何の仕事をしているのかを隠しています。10歳で小学4年生になる娘に彼は「お父さんはサラリーマンだよ。」と話しています。

彼はスーツ姿で家を出て、途中のブティックで仕事着に着替えてから坂の上にある隣り街の職場へと向かいます。ブティックの店員からは”クラーク・ケント”と呼ばれています。もちろん、家に帰るときはこの逆のルーチンをこなしています。娘に仕事先がばれないように、「坂の上には魔物がいるから近づかないように。」と話をしています。

彼は会社の中では実質、社長のポジションにあたる人間です(実際は職業柄違いますが)。娘が突然会社にやって来るという非常事態を想定して、仕事がばれないように普通の会社だとカモフラージュする訓練が突如、彼の号令ひとつで行われています。それに備えて、部下の各役割分担があらかじめ決められているようです。

彼の家は高級住宅街にありながら、なぜかまわりと比べると質素に見える平屋つくりの一軒家です。それにも何か深い理由がありそうです。そのせいか、娘は同級生の女の子からは貧乏な家の子かも?と思われています。家の押し入れには、娘の年齢ごとの箱が用意されています。8歳から16歳までの箱が。それぞれの箱の中に何が入っているかは実のところ、父も娘もよく知りませんが、年相応のものが入っているようです。娘が誕生日を迎えるとそれぞれの箱を開けることにしています。それはお母さんが用意してくれたものでしょうか?

彼は娘のことを一番に考え行動する、優しい父親です。娘のリクエストには男親ながら可能な限り答えようと一生懸命努力します。ミシン掛けを教わったり、料理教室に通ったりもします。決して娘に不自由とさみしい思いをさせないように。彼は娘のことについて、いろんな女性に相談します。担任の先生、お花屋さん、料理教室の先生など。でも、言葉が足らず、相手の女性に求愛と受け取られ、好かれてしまいます。娘を想うあまり心に余裕がないためか、周囲の人間まで考えが及ばず配慮に欠けてしまうきらいがあるようです。あるいは天然の鈍感人間なのか?

娘は素直で聞き分けが良い子です。あまりわがままは言いませんが時折、父に甘えたりもします。一見、無邪気に何も考えていないように振る舞っていますが、余計なことは詮索しないように気を使う大人びた考え方を持っている、とても繊細な娘です。片親であることを理解して10歳ながら遠慮したり、父のことを気に掛けたりします。そんな娘もやがて18歳を迎えます。そして父との関係の中でまだ知らないパンドラの箱を開ける時がやってくるのです。父の本当の姿を知った時、娘は何を想うのでしょうか?

かくしごと3

この作品は、娘が10歳になった頃の父と過ごした楽しい日々をメインに、18歳になった娘と父の現在の姿が描かれています。各回のオープニングかエンディングのどちらかにおいて、18歳になった娘が父について知り得たエピソードが少しずつ語られていきます。メインである過去のお話に現在のお話の伏線がちりばめらた2層構造の形でお話は進んで行き、最終話でそれらの伏線すべてが回収されるという、巧みな演出・構成となっております。

最終話近くまではコメディパートで大いに私たちを笑わせてくれますが、最後はシリアスパートになり、父と娘のそれぞれの想いに涙がこぼれるくらいの展開となります。父は娘を心底、愛しており、娘は父を○○に想う。ラストには感動のフィナーレが。えっ、こんなお話も隠されていたの?って思うラストの展開がすごく濃いです。最終話で父のかくしごとがすべて明かされますが、実は娘にも父へのかくしごとがあることが描かれています。さて、そのかくしごととは何でしょうか?この親子の行末がハッピーエンドであらんことを願いながらどうぞご覧下さい。

この作品は、子育てに奮闘する父とその父を理解しようとする娘の姿が描かれた”ホームコメディ”です。プラス、ある職業のあるあるネタ満載の楽しい作品です。子育てに一喜一憂するような話しがたくさん出てきて大いに共感できると思いますので、子を持つ親世代の方にはぜひ、観ていただきたいジャンル作品です。

子に対しての無条件の愛情には勿論、頷けますし、父親の子に対する不可侵領域(仕事のことを多くは語らない)の部分は私も男として理解できるところです。自分の仕事を我が子に詳しく説明していない男性は意外と多いのではと私は思います。仕事を聖域だと思う男性もいるでしょう。仕事に関しては父親は子供に対してある程度、そのようなスタンスと距離を取ります。要は父親はこどもの前ではカッコつけたがりということです。自分のことで不利に思われることは男はあまりで口にしませんよね。できるだけ子供からは尊敬される存在でいたいものです。

ラストはもちろん見ごたえがありますが、様々なエピソードの中で私は二つほど印象に残る、気持ちがほっこりとする内容について触れておきますね。一つは犬を飼うことになるエピソードです。私は犬を飼っていないので知りませんでしたが、愛犬家の方にはおなじみの「犬と私の10の約束」というのがあるそうですね。この約束が心にぐっと刺さる内容であったのと、それを父親が自分に置き換えて考え、犬と同様に自分も娘に大事にされたいと願う父の気持ちがいじらしいと思いました。

それともう一つ、娘が友達のお誕生会に”お呼ばれ”するエピソードです。友達のお誕生会に出席すると自分の誕生日に友達を家に招待しなければならなくなり、お誕生会の準備がままならない我が家は友達を招待出来ないので”お呼ばれ”を断わろうかと娘が悩み、父に相談をするのです。父は娘に対し、「祝ってあげられるときに祝ってあげなさい。○○の誕生日にはパパが家じゅう飾りつける。唐揚げも食べきれないくらい唐揚げてやる。だから行ってきなさい。」と娘に約束をするのです。その意味の深い父の言葉にはぐっとくるものがありました。そして父は料理学校へと向かうのです。

かくしごと2

楽しさと切なさが波のように繰り返し押し寄せる本作品ですが、これを観ると、身近な人でも一緒に過ごせる時間には限りがあることを思い起こされ、その時間を悔いなく大切に過ごすことの意義を問われます。またその中で、自分の大切な人の真実がまだその先にあるかも知れないよ、という問いかけを皆さんも感じることになるかもしれません。自分が関わった人間とどう過ごすか、どこまでその人間を知るか、人との関りというものを再認識させられる作品です。

この作品は、ネガティブな考え方でいつも死にたいと口にする割になかなか死ねない先生を描いたギャグ漫画「さよなら絶望先生」、新米落語家女子5人組の可愛らしい日常ばかりを描いたコメディ漫画「じょしらく」の作者である”久米田康治”さんの同タイトル漫画が原作です。「月刊少年マガジン」の2016年1月号から連載中でしたが、2020年4月~6月のTVアニメ放送のタイミングで同時に連載終了となりました。アニメ先行で物語が完結という稀なパターンです。アニメにも負けないほどのよほど自信のある原作での完結を迎えたのだと思います。

7月6日発売の8月号で漫画は完結のようです。コミックスは最終12巻が7月12日発売だそうですね。 アニメは”BS日テレ”他で全12話が全国放送、インターネットは”dアニメストア”、”Amazonプライム”他で配信されました。シリーズ構成・脚本は「みなみけ」「アホガール」のシリーズ構成・脚本の”あおしまたかし”さん。アニメーション制作は”亜細亜堂”です。

今回の作品の声優さんですが、主人公のお父さん役は「化物語」の主人公/阿良々木暦・「絶望先生」の主人公/糸色望・「進撃の巨人」/リヴァイ兵長など、我が強い個性的な役どころが多い”神谷浩史”さんです。娘役は「がっこうぐらし!」/直樹美紀・「この素晴らしい世界に祝福を!」/めぐみん・「魔法つかいプリキュア!」/キュアミラクル・「からかい上手の高木さん」/高木さんなど、とてもキュートな女の子役がはまる”高橋李依”さんが演じています。

お父さんも娘もこのお二人以外にはあり得ないと思わせてくれるぐらいキャラにぴったりな印象です。どことなく、お父さんは阿良々木君に顔が似ているせいか、阿良々木君がお父さんになったらこんな感じなのかも?なんて別な妄想をしてしまいました。高橋さん演じる娘さんは本当に可愛らしい感じで、こんな娘が家にいたらめちゃくちゃ可愛がるのにと思ってしまうほどです。このお二人は私の大好きな声優さんです。

主人公のお二人以外にも個人的にお気に入りの声優さんがたくさん出演しているので、私にとっては別な意味で主人公がたくさんいるように見えていて終始、目が離せない作品でした。

「鬼滅の刃」/竈門炭治郎・「四月は君の嘘」/有馬公生役で知られる”花江夏樹”さんをはじめ、「冴えない彼女の育て方」/加藤恵・「スター☆トゥインクルプリキュア」/キュアソレイユ役の”安野希世乃”さん、「ご注文はうさぎですか?」/ココア・「四月は君の嘘」/澤部椿役の”佐倉綾音”さん 、「さんかれあ」/散華礼弥・「中二病でも恋がしたい!」/小鳥遊六花・「ご注文はうさぎですか?」/シャロ役の”内田真礼”さんが出演しています。これらの配役は大体が主人公・ヒロインなので、これらを演じた声優さんがそろい踏みで出演されているということはとても贅沢なことであり、またそれだけ見応えのある作品の裏付けでもあるのです。
かくしごと8
本作品は本編前のオープニング、本編後のエンディングも大いに楽しめます。オープニングは親子のかけがえのない日常とずっと続いてほしい未来に向けての二人の映像ショットと、耳に残る軽快な”flumpool”のサウンドがとても心地良く味わえます。flumpool、おじさんが聴いてもいい曲と歌詞だと思いますよ。

片やのエンディングでは、1960年代生まれの方にはうれしくも懐かしい青春サウンド、1981年にリリースされた”大瀧詠一”さんの「君は天然色」がそのまま流れてきます。今の方が聴けば新鮮に感じるサウンドでしょうか。大瀧詠一さんは私が中二の時にどはまりしたナイアガラ・トライアングルの3人のうちのおひとりです。私はこの3人の方の音楽が大好きでしたので、39年ぶりにアニメでこの曲を聴くことになろうとは夢にも思っていませんでした。エンディングの映像は本編よりもより鮮やかな配色が使われ、まさにあの当時の大瀧詠一のジャケットの感覚をそのまま体現しています。

「君は天然色」の作詞は、作詞のパイオニアである”松本隆”さんが担当されたものです。この歌詞は、最愛の妹さんをなくしたショックで歌詞が書けなくなってしまった松本さんを大瀧さんが3か月待って書いていただいた、亡き妹さんを想って書かれたものだそうです。「思い出はモノクローム、華やいで麗しのカラーガール」というサビのところがそれを物語っています。大瀧詠一さん作曲で仕上がった最強タッグのこの歌は時代を越えてもなお、色あせず、これから先も受け継がれていく名曲ではないでしょうか。

「かくしごと」のエンディング映像は娘さんメインにスポットが当てられています。しかしながら、娘さんが映像に登場しながらも父に華やいでほしいと最後に言っているような感じに私には見えました。もしかしたらオープニングが父から娘へ、エンディングが娘から父へのアンサーソング的な構成になっているかも?なんて想って観ています。

オープニングテーマ「ちいさな日々/flumpool]
エンディングテーマ「君は天然色/大瀧詠一」

人にはそれぞれ語られない事情というものがあると思います。それがどんな仲の良い親子であれ、親には親の、子供には子供なりの事情というやつが。それを互いに察して相手をもっと理解したその先に、新たな親子のステージが待っているのかもしれません。見た目の密は避けても心の中は互いにより親密でありたいものです。そんなこともあれこれ感じながらこの作品に触れていただけたなら幸いです。

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あなたは身近な誰かを守れていますか?「パパのいうことを聞きなさい!」

 あなたは普段の生活の中で誰かにやさしく接したり、身近な誰かをきちんと守れていますか?
たかがアニメ、されどアニメ、このアニメを見ると、自分が誰かを幸せに出来ているだろうか?と改めて考えさせられます。

みなさんは「パパのいうことを聞きなさい!」というアニメをご存知でしょうか?
このアニメはライトノベルから2011年に集英社で漫画化され、その後2012年1月~3月にテレビ放送されました。
BS11以外はそれぞれ地方局で割りとばらばらに放送されていたようです。

どんなストーリーかというと、今まで何不自由なく暮らすことが出来ていたかわいい3姉妹が、ある日突然、両親の死によって3人とも離れ離れになってしまいそうになるお話です。
3人をまとめて面倒をみる親類はおらず、見かねた彼女たちのおじに当たる、まだ大学生の主人公”瀬川祐太”が親族会議の場で、「家族は離れ離れになってはいけないんだ!」とたんかをきって3人を引き取ると言い出した。
そして半ば強引に4人の共同生活がスタートする。4人のハラハラドキドキの新生活やいかに?

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彼が3人を引き取ったことにはそれなりの理由があったのでした。
それは、彼もまた両親を幼いときになくし、高校生の姉が親代わりになりながら育ててくれたという境遇にあったこと。
そして、何よりその3人が自分を育ててくれた姉の子供たちであったからこそ。
主人公”祐太”は無事に3姉妹”空”・”美羽”・”ひな”のパパになれるのでしょうか?

3人の愛らしさにも注目のホームコメディです。3人が3人なりに子供ながらに背伸びして一生懸命に自立しようと頑張る姿、互いを思いやる気持ちに思わず目頭が熱くなってしまいます。
声優の”上坂すみれ”・”喜多村英梨”・”五十嵐裕美”の熱演にも注目です。

この作品をご覧になって、家族の絆のあり方を再認識してみるのもたまには良いかと思います。

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Author:takapon46
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マジンガーZにパイルダ~オン!ヤマトと999の主人公達と一緒に旅していたアニメ世代の私も今は40歳。嘘です。年齢だけは立派な50歳になりました、てへぺろ。40歳を過ぎた頃から再び、アニメの世界へ戻って来まして、今は専ら深夜帯アニメに夢中です。私なりに選りすぐりだと思うアニメを紹介しておりますので、良かったら覗いていって下さいね。

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