自分に負けない物語。将棋アニメを超えたヒューマン・ドラマに涙する。「3月のライオン」第2シリーズ。

あなたは季節ごとにどのくらいTVアニメをご覧になりますか?アニメ作品は基本、1クール(3か月)12~13話が主流ですが、季節ごとに各40作品以上が登場するのがもう当たり前になってきています。最近の深夜TVアニメは制作本数が大杉(゚∀゚)です!社畜な私はさすがにその40タイトルを全部観ることは到底出来ません。普通、そんなに観ないだろう!いいとこ1~2本だよ。もちろん、エリアによって視聴出来ないアニメもあったりしますので、そもそも全クリは出来ませんが。

ネットで情報も織り混ぜながらピックアップし、約10~15作品にまで視聴作品を絞り込みます。数年前は観たい作品が季節ごとに7~8作品前後といったところでしたが、そのように絶対数が増加傾向にあるので、それに比例して観たい作品数も増え、最近では15作品ぐらいまで膨れ上がってしまいます。それを全部観るとなると、季節に15作品×1作品あたり12話×1作品あたり24分=4,320分(72時間)が必要とされます。

がんばってアニメをのべ72時間観続けたら、NHKさんは私の72時間をドキュメントしてくれるでしょうか?(NHKさんの番組「ドキュメント72時間」のことです。あれ、結構面白いですよね)。おっさんの時間ごとの定点観測で、アニメに一喜一憂する姿が撮れます。そして、おっさんが全部インタビューにコメントします。とってもウザそうですね。誰もそれを観ても嬉しくもなんともない代物。ユーチューバーとしての自己満足ならあり?(笑)

そんなわけで、私のアニメ作品の視聴は季ごとに10~15作品が限界です。それ以上はもう食えません!なぜなら、それ以上は仕事中に観るしかなくなってしまいますので。(笑)冗談ですよ。さすがに、節度ある日本の正義”サラリ~マン”(中身はおっさん)としてはそれはイカンでしょうから。社畜には社畜なりのプライドがありますから。絶対に負けられない戦いがそこにある!なので。その視聴の中からどうしてもこれだけは皆さんにお伝えしたい感動作品を、4~5作品、筆無精なのになぜか、お伝えしています。セブンイレブンのスイーツ・アンバサダーのような”深夜アニメ・アンバサダー”として。これいらんね。

冬アニメがあまりにもわたし的には豊作だったので、紹介したい作品が現在、てんこ盛り状態なのです。その中で、やはり、この作品を紹介しないことには私は前に進めない、ということに気が付きました。(正確には秋から冬にかけての2クール(22話)で終了した作品です。)それは、この作品を優先的に記事にしないと、私が後悔するからです。この作品を紹介して、まだ観ぬ人に感動を分かち合っていただかないと、今後で私がおすすめする記事がすべて、嘘っぱちになりそうで。この作品はNHK・総合11:00~の放送でしたのでガチな深夜アニメではありませんが、私の中では特別枠(「交響詩篇エウレカセブン」も深夜帯ではありませんがその枠で記事にしております)のくくりとして紹介したいのです。つまり、私の中では”世界アニメ遺産”な作品なのです。

その作品とは「3月のライオン」第2シリーズです。

3月のライオン第2シリーズ1

この作品は、私が第1シリーズについて、すでに1度、記事にしてます。同じアニメは原則として2度は記事にしませんが、面白すぎて2期目まで待てない場合は記事にし、2期目の内容が1期を越える面白さの場合は例外的に2度めの記事を書くことになります。過去、100作品以上を記事にしてきましたが、このパターンはこれが4作品目です。そして、この作品、第2シリーズは、私が今まで観たアニメの中で1作品中で一番涙した作品でもあります。全22話中、4度、涙腺崩壊に追いやられています。「プラスティック・メモリーズ」の全12話中、3度の涙腺崩壊を上回る”泣きアニメ”でもあります。

「3月のライオン」は将棋アニメ青春アニメです。しかしながら、主人公をはじめ、彼と関わる周囲の様々な人物が多数登場し、それぞれの人間性が深く描かれた”群像劇”でもあります。ときに優しく温かく、ときに冷たく、ときにものすごく熱い物語が展開されていきます。気がつけば将棋アニメということを忘れてしまうくらいのヒューマンドラマを垣間見ることになります。逆に、純粋な将棋アニメを望む方は「りゅうおうのおしごと!」をおすすめいたします。こちらはこちらですごく面白い作品です。では、この作品が将棋アニメである必要性は無いかといえば答えはNOです。将棋を軸とした根幹と、その枝葉に多くの人間がつながっているからです。だからこそ、最後までその軸をもとに、ぶれないお話が続いてゆくのです。人の生き方にスポットを当てた作品が好きな方に、ぜひとも観ていただきたい作品です。

また、この作品はお子さんをお持ちの世代にこそ、何が何でもぜひ、観ていただきたい作品です。悩み多き子供に対して、大人がどう寄り添えるかも第2シリーズには描かれています。単なる将棋アニメではありません。この作品はその枠を越えています。なので、その世代の方にはかなり共感を持って観ていただける作品だと思います。

そして、この作品の第2シリーズのテーマはズバリ、”自分に負けない”です。本当にたくさんの人物が登場しますが、みんな、世の中と、そして他人と、闘っております。でも、みんな最後は自分の内面と闘っています。どの人物も決して自分に負けていないのです。つまり、自分を信じるということ、自分の導き出した答えを信じ、それに向かって行動すること、眼の前のハードルを越えてゆこうとする強い心をそれぞれが持っています。そうした多くのドラマを観ていると、観ているこちらもとっても勇気づけられます。リアルで負けそうになっている方、このアニメの中ではみんなが必死で生きています。自分だけじゃない、って思えたら、もうひとがんばりする力がきっと出てくるはずです。

3月のライオン第2シリーズ3

幼い頃に事故で両親を亡くし、父親の親友の家に引き取られて暮らすことになった”桐山零”。零の父親は将棋が好きで、彼もまた将棋が好きだった。父親の親友で零の養父となったのはプロ棋士の”幸田”八段。彼のもと、零は類稀なその才能を開花させてゆくが、実の息子や娘に疎まれて、やがて家に居場所がなくなり、家を出てゆくことを決意。中学を卒業し、一人で生きて行くために15歳でプロ棋士となる。孤独と闘いながら少年が一人、生活して行くことは並大抵のことではなかった。

東京の大きな川沿いの小さな町で生活を始めた零。ある日、彼は道端で生き倒れてしまう。そこを通りかかった心優しい”川本あかり”に助けられる。それをきっかけに、川本家との交流が始まる。零は、将棋の合間に次第に川本家に身を寄せるようになってゆく。その川本家も、実は両親を事故で亡くし、残された3姉妹で生活している。あかりは川本家の長女で妹たちの面倒を見る母親代わりでもある。あかり・ひなた・モモの3姉妹はとても温かく、いつも零を迎えてくれる。その優しさに触れ、近くに住むあかりたちのおじいちゃんとも交流は深まり、零は徐々に閉ざされた心を開いて行く。

一度止めた高校も編入し直し、再び高校生活も同時に送る、二足のわらじを履くことを零は選んだ。将棋を言い訳にしないためにも。学校では良き理解者である担任との出会があった。また、将棋の世界では彼のライバルが彼に熱い想いをぶつけるのであった。いつしか、彼は、ただ生きる手段だけの将棋から、誰かを守るための、更に強い将棋を目指すようになって行くのであった。(第1シリーズあらすじ)

5月の朝、起きて窓を開けても、身をすくめないで済む風が吹くようになった。 
”桐山零”。これが僕の名前。  
大きな川沿いの、小さな町で暮らしている。  
C級1組、5段、18歳。   
職業、プロ棋士。                      (第2シリーズ1話冒頭)

3月のライオン第2シリーズ2

第1シリーズよりたくましくなった彼の生き様が描かれた全22話は、2017年10月~2018年3月に”NHK総合”で毎土23:00より放送されました。原作は女性漫画「はちみつとクローバー」の作者である”羽海野チカ(うみの ちか)”さん。彼女が望むアニメーション制作会社と監督、”シャフト×新房昭之”でこのアニメは完成されました。この組み合わせは「魔法少女まどか☆マギカ」といえば納得いただける方も多いかもしれません。第2シリーズから観ても十二分に楽しめる作品ですが、おそらくはこれを観ると、あとから第1シリーズがきっと観たくなるはずです。急がば回れで、せっかくなら、第1シリーズ全22話から観るのをおすすめいたします。ちなみに、原作の漫画は2007年7月より青年漫画誌「ヤングアニマル」で不定期掲載。現在。既刊13巻です。

この作品は実写版にもなり、劇場版映画が昨年の春に公開されました。しかしながら、豪華キャストを持ってしても思ったほどに爆発的なヒットはしませんでした。おそらくは、漫画の世界観、そしてアニメの世界観を超えることが出来なかったのかもしれません。実写版はアニメとはまったく別ものなので、それを比較することはナンセンスです。それぞれの楽しみ方があるので違う作品と思って観るのが礼儀だと私は思います。ただ、単純に売れたか売れないかだけをみると、実写版は大成功とはいい難い結果だったのではないかと。

多くの「3月のライオン」の漫画ファン・アニメファンがそれぞれの世界観という磁場に引きづられて実写の世界には足を踏み入れなかったのではないでしょうか。つまり、完成された漫画・アニメの世界観ですでにお腹がいっぱいになっていたことが原因であるような気がします。あくまで個人の見解ですので推論の域は出ませんが。何が言いたいかというと、それだけにこのアニメは、この作品は、多角度的に完成度・クオリティが非常に高く、世界観いっぱいな作品だと言いたかったのです。さすが、NHKさん!NHKなので。間違いなく第3シリーズも放送されるであろう、感動アニメをまだ観ていない方はぜひ、視聴してみてくださいね。

では、最後に、第2シリーズのオープニングテーマを2曲アップいたします。
どちらも未来に明るさと強さを感じる素敵な曲です。ぜひ、お聴きください。

オープニングテーマ「フラッグを立てろ/YUKI」(第23話~第33話)
オープニングテーマ「春が来てぼくら/UNISON SQUARE GARDEN」(第34話~第44話)

第1シリーズにつきましての記事を見ていただける方はこちらをクリックしてください。

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若者たちよ、旅に出よう!昨日までの自分を超えるために、未来の自分を見つけるために。「宇宙よりも遠い場所」

人がなにかに行き詰まった時、現状を変えたい時、日常の中でどんなにもがいても答えがうまく見つからないことがあると思います。皆さんもそんな経験が今までにありませんでしたか?そんなときは、今、自分がいる日常から一旦離れて非日常の場所に身を移し、客観的に自分を観ることが必要かもしれません。そうすれば、何かしらの打開策や考えつかなかった答えが見つかることもきっと在るはずです。アイデアを出すときもしかりだと思います。環境を変えるとあら不思議?と、思いつかなかったひらめきがどんどん浮かんでくるかもしれません。

行き詰まったときは旅に出る、なんていうのも一つの方法です。自分がまだ知らなかった遠いところを旅していると、観・聴きするものすべてが新鮮で、知らない世界がまだまだたくさんあることをあらためて感じることになります。そうした中で、自分の小ささ、世界の大きさがわかります。自分の立ち位置がわかるっていうやつでしょうか。心が開放されると吸収されるものがたくさん出てきますよね。

私もかつて若かりし28歳の時に、仕事が嫌になって次の職場を決めずに5年半で会社を辞め、その後に一人で旅に出たことがありました。次は陶芸家にでもなろうかと、思いつきの夢を求めて焼き物で有名な街を目指して。でも、なんとなく良さげでやっていけるほどその世界も甘いものでは無いだろうと思い直し、旅から戻るとリセットして別業界に転職し、現在に至っております。今の仕事は給料は安いですが、20年以上、続いておりますし、やりがいがあります。自分では天職だと思っております。

旅は新たなものとの出会いと発見、そして自分が変わるきっかけを与えてくれるはずです。まずは行動、そこから何かが動き出すと思います。きっと素敵な何かが見つかるはずです。

今回は旅にまつわる作品を紹介いたします。「宇宙よりも遠い場所」という作品です。

”宇宙”は「そら」と読みます。、”宇宙よりも遠い場所”って一体何処なの?ってこのタイトルを見ると思いますよね?私もまずはそこに興味が沸きました。その場所とは”南極”です。私たちにはまず縁のないところ、ある意味、程遠い場所としてはものさし的にも宇宙も南極もどっちもどっちの遠い場所です。このタイトルは2007年に元宇宙飛行士の毛利さんが昭和基地に招待された際に述べた言葉から来ているようです。「宇宙には数分でたどり着けるが、昭和基地には何日もかかる。宇宙よりも遠い場所ですね。」と。言う人が言うと、やはり重みが違いますよね。

この作品は、”4人の少女たちが南極を目指す青春グラフィティ”であります。「少女たちと南極」というそれぞれのキーワードは、そもそもが合間みれることのない、お互いに遠い位置に存在するものであるはずです。しかしこの作品は、観進めていくと、なるほどね、と思える自然なストーリー展開が用意されており、気がつけば2つの関係性が調和していることに気が付き、後半は大パノラマの中に4人と一緒にいる自分にやがて気が付きます。決して突拍子もなくドラえもんが現れて、「どこでもドア~」と道具を用意して、ドアを開けると目の前が南極だったという、お手軽ファンタジーな設定ではありません。仮にそうだとしたら、”宇宙よりもかなり近い場所”になってしまいますから。

4人がどういった経緯でそれぞれが南極の存在を知り、南極を目指すことになったのか?この4人はどうやって出逢ったのか?そして、どうやって南極へ向かったのか?南極へは無事にたどり着いたのか?見る前に気になるところはそれなりに在るかと思いますが、ディズニーのアトラクションを体験するかのごとく、楽しんでもらえたら良い作品かと思います。笑いあり、涙ありの感動作品をぜひ、多くの方に観ていただきたいですね。

リアルな話ですが、国の南極観測事業を行っている「国立極地研究所」では、実際に平成16年より、南極観測隊を一般公募からも一部募るようになっているようです。しかし、誰もが南極観測隊になれるわけではないようです。極寒地での作業や計測がお仕事のため、資格としては心身ともに健康であって、高い精神力・適応力・協調性が必要で、かつ、高度な専門性と柔軟な対処能力が問われるようです。それらを兼ね備えて訓練にも参加してから審査されるようですので、実際は選考・決定にも数ヶ月を要するようです。観測隊の構成員は海上自衛隊員の方が多いらしいですね。このお話の主人公たちが南極へ向おうとした方法は、そうした正規ルートではない、とある方法なのです。それは、どうぞ観てのお楽しみ、ということで。

宇宙よりも遠い場所1

主人公である高校二年生の”玉木マリ”は、休みの日に自分の部屋を片付けるように母親から催促された際、自分の散らかった部屋の中から出てきた日記帳を見て突然泣き出した。キマリ(学校のみんなからは名前を縮めてそう呼ばれている)のその日記帳にはこう書かれていたのだった。高校へ入ったら、と題して、<・日記をつける。・一度だけ学校をサボる。・あてのない旅に出る。・青春、する。>すでに高二になったキマリはこの中の何一つとして達成出来ていないことにあらためて気づき、泣いたのだ。

学校へ行くと、幼馴染の”めぐっちゃん”にそのことを話した。めぐっちゃんは1日くらい学校サボるのはみんなやっていると思う、とキマリに告げた。一人で旅に出ることも全然問題無しと。なんだったらそのためにできることは協力すると。ただし、一緒には行かないと釘を刺された。一緒だったら意味がないと。これを聞いて、キマリは学校をサボって一人で旅に出ることを決意。夜になり、ニヤつきながら旅支度を整えた。翌朝、キマリが学校へ大きなバック持って出ていこうとする姿を見た母からツッコミが入ったが、友達から借りた体操着が入っているとうまく切り替えした。バックの中には駅で制服から着替えるための私服が入っていたのだ。

いつもの通学と同じように駅へと向かったが、今日はいつもと反対方向の電車に乗って、今まで見たこともない風景を見るんだ、とキマリは思った。のはずだったが、気がつくとキマリは学校の教室にいた。その姿を見ためぐっちゃんはキマリにツッコんだ。どうしてここにいる?と。いざ行動したら、土壇場で怖くなって止めてしまったのだそうだ。これがいつものキマリの行動パターン。いざとなると、尻込みをしてしまう引っ込み思案な性格らしい。そんな自分の性格をキマリは嫌っていた。

学校の帰りがけ、駅へ着いたキマリを追い越して電車に乗ろうとしていた少女が一人。彼女は急いでいたので、走っている最中、カバンから封筒のようなものを落としてしまう。目の前で落とし物を目撃したキマリは、急いで封筒を拾って彼女に渡そうとするが、その少女はもういなかった。封筒の中を見ると、なんとそこにはたくさんの1万円札が入っていた。翌日、キマリは学校でめぐっちゃんに会うとその話をし、封筒を見せた。なんで警察に届けなかったのか?とめぐっちゃんに聞かれ、キマリは思わず動揺して持ち帰ってしまったことを話した。相手の少女はキマリの話によると、同じ学校の制服を着ていたらしく、髪の長い美人な感じの女子で、髪からいい匂いがしたと。

二人はその特徴をもとに早速、その女子を学校の中で探すことにした。他のクラスを見て回っている最中、キマリとすれ違う女子の一人から、その時と同じいい匂いが漂ってきた。その女子を追って行った先はトイレ。お目当ての女子はトイレの個室の中にいた。すると、個室の中から壁をけるか、あるいは壁を叩くような音がして、その直後、「100万円~」と悲しそうな鳴き声が聞こえてきた。間もなく彼女はキマリの前に現れた。キマリはびっくりしながらも、彼女の前に100万円をちら見させた。反応からして、どうやら、その大金を落としたのは彼女に間違いはなさそうだった。彼女はキマリに抱きつき、わんわんと泣いた。キマリがそれを拾ったことを話すと、彼女はその100万円の理由をキマリに話し始めた。

彼女の名は”小淵沢報瀬(こぶちざわ しらせ)”。同じ学年の高校二年生。彼女は南極へ行くために、その資金を作ろうと放課後は毎日、スーパーでアルバイトをしてこの100万円を貯めたらしい。彼女の母は民間南極観測隊員で、3年前に南極での厳しい観測の最中、行方不明となって消息を絶ったらしい。戻らぬ母の元へ、南極へ必ず行けることを信じて今まで彼女なりに頑張ってきたのだと。周りのみんなからは高校生が南極へ行けるわけがないとバカにされ続けているが、絶対に南極へ行って、そう言ったみんなを見返してやると、報瀬はキマリにそう話した。キマリは、そんな自分には無いものを持っている報瀬のことを応援したいと話す。それに対して彼女はこう答えた。「だったら南極へ一緒に行こう。来週の土曜日に観測船の下見に広島まで来て。そうしたら、あなたのことを信じる」と。

キマリは広島へ行くことを決心した。翌土曜日、キマリは朝早くに一人で家を出て、広島行きの新幹線へ乗り込んだ。彼女にとっては一世一代の大イベントである。車両の中でキマリは報瀬を見つけた。今まで何もしてこなかった臆病者のキマリの大冒険、そして彼女の青春が今、動き始めた。(第1話)

宇宙よりも遠い場所2

この作品は、アニメーション制作会社”マッドハウス”のオリジナル作品で、「ノーゲーム・ノーライフ」という独特の世界観を持つファンタジーアニメを作ったスタッフたちが手掛けた、もう一つのすばらしい作品です。監督はその作品で指揮をとった”いしづかあつこ”さんで、シリーズ構成をこなした”花田十輝”さんがこの作品でもシリーズ構成を担当をしています。花田さんは、「STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)」「中二病でも恋がしたい!」・ 「ラブライブ!」 「ラブライブ!サンシャイン!!」「響け!ユーフォニアム」といったヒット作品のシリーズ構成を担当した方でもあります。また、いち脚本家としても「ちょびっツ」・「Fate/stay night」・「けいおん!」・「さくら荘のペットな彼女」「とある科学の超電磁砲S」の脚本も担当していたようです。こうしたラインナップを見ただけですごさがわかりますし、本作も期待を裏切らないだろうことがわかってもらえるかと思います。

ジャンルは”青春”・”冒険”。2018年1月~3月に”BS11”他で全13話が放送されました。インターネットの”AbemaTV”・”ニコニコ生放送”でも配信されました。

4人の少女の南極を目指す理由はそれぞれ違えど、今まで全く別々の環境を生きてきた4人が同じ方向を向いてチームとなり、ときに喧嘩して、ときに笑ってお互いを仲間だと認め合いながら、成長し、目的地を目指す過程がとてもドラマティックで心につき刺さってきます。あらたなことにチャレンジすること、何かを成し遂げること、自分を開放しさらけ出すこと、仲間を想って行動すること、過去を振り返りながらも前に進むことなど、大切ないろんなことがこの作品には非常に多く詰まっているように思います。そして、今回の作品も涙腺崩壊ポイントがしっかりとございます。感動したいあなたにぴったりな作品であること間違いなしです。

最後に声優さんについてですが、今回の作品はとっても豪華メンバーなのです。まずは主人公キマリ役ですが、飛ぶ鳥を落とす勢いの”水瀬いのり”さんです。「天体のメソッド」/ノエル役、「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」/ヘスティア役、「Re:ゼロから始める異世界生活」/レム役、「少女終末旅行」/チト役、「心が叫びたがっているんだ」/成瀬順役、「キラキラ☆プリキュアアラモード」/キュアパルフェ役を演じているのが彼女です。すべてメインヒロイン役です。どれも可愛らしく、それぞれに違う特徴をもたせられるすばらしい若手声優さんだと思います。この作品のキマリもとってもキュートです。

そして、南極へ向かう他の3人は、小淵沢報瀬役が”花澤香菜”さん、コンビニ店員の三宅日向役が”井口裕香”さん、アイドルの白石結月役が”早見沙織”さんなのですが、この三人はヒット作品の「化物語」のシリーズのメインヒロインたちを演じている方々なのです。このお三人さんもありとあらゆる作品に出ている超メジャー級な人気声優さんです。ほんとに、こんなに豪華で良いの?という布陣ですね。なので当然、キャラが立ちまくりです。個性あふれるヒロインたちを存分にお楽しみ下さい。

宇宙よりも遠い場所

最後はこの作品の世界観いっぱいのオープニングとエンディングをどうぞ!
そして、最後の最後に声優さんの南極観測船”しらせ”の貴重なレポートをぜひご覧ください。遠い南極について一緒に想いを馳せてみませんか?

オープニングテーマ「The Girl Are Alright !/saya」
エンディングテーマ「ここから、ここから/玉木マリ・小淵沢報瀬・三宅日向・白石結月」

             ~南極ハイスクール~

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君のこころは輝いてるかい?最後まであきらめず、努力した先に答えはきっと見つかる。「ラブライブ!サンシャイン!!」

今、あなたは輝いていますか?そう聞かれたらあなたは迷うことなくYes!と答えられますか?ちょっと恥ずかしい言葉ですが、そう言えたら良いですよね。でも、芸能人やスポーツ選手みたいに全国区で活躍することだけが輝いているということでは決してないと思います。人から見て輝いていると見られたい方はそのような見た目での結果を出せば良いでしょう。人からどうのこうのではなく、自分の気持ちの中で自分が輝いていると自己評価をしたい人は、自分のやりたいことがきちんとやれていて、そのことに自分が納得出来ている状況であれば輝いていると及第点をつけても良いのではないでしょうか。

やりたいことはやる、そのためには前に進むしか無いと思います。人は誰しも、自分の生涯を終える一歩手前まで輝き続けられるものなのではないのでしょうか?って今回は自分でもかなり恥ずかしいことを言ってたりしますね。もう充分に輝いたという方は穏やかに過ごされて良いかもしれません。ですが、まだ輝きが足りないと思う方がいたとしたら、まだ遅くはありません。自分らしく輝いて見ませんか?

今回紹介いたします作品は、主人公達が輝きを求めて、共に悩み考え、共に行動し、結果を出してゆく夢追い物語です。この作品を観て、あらためて輝くってどういうこと?っていうことを真面目に考えてもらえたら幸いです。輝き方を忘れてしまった方にもぜひ、観ていただきたい作品です。これを観れば気持ちが前向きになり、自分なりの”輝き方”の予習と復習になり、なにかしらの答えがきっと見つかるはずです。

その作品とは、「ラブライブ!サンシャイン!!」です。

「ああ、知っている、うちの息子が、娘が観ているアイドルもののチャラいアニメでしょ?」と安易に想ったあなた。一見、キャラの可愛さやスポ根的青春要素で観るドリーマー作品に映るかもしれません。しかし、この作品が若者に人気なのはそういう要素ばかりではなく、輝くことの意義やあり方が根底としてしっかりとテーマ付けがされているところに共感できるからだと思います。単に夢を追いかけるというふわっとした言葉だけじゃないところをきちんと描いた作品なので、夢に・目標に向かって突き進んでいても、それが正しいのかそうでないのか振り返りながらまた走り続ける。自分の気持ちときちんと向き合いながら。普通の子が普通を飛び越えようと一生懸命になる、そんなお話です。年輩の方が観れば、きっと輝く原点を観ることが出来ます。そして元気が出ます。死んだ魚の目をしていた人は生き返り、心に何かしらの火が灯るはずです。なぜなら、この作品に登場する人物たちはみんな輝いていますから!

ラブライブ!サンシャイン!!1

静岡県沼津市にある浦の星女学院に通う主人公”高海千歌”(たかみ ちか)は、ごく普通の高校2年生。ある時彼女は、ちまたで人気の”スクールアイドル”のことを知る。全国のスクールアイドルの頂点を決めるコンテンスト「スクールアイドルプロジェクト”ラブライブ!”」でその頂点に輝いたμ’s(ミューズ)というグループのことを。制服姿でステージで歌い踊る彼女たちを観て、千歌は彼女たちが普通の子達なのにとっても輝いて見えた。そのことがきっかけで、千歌は今までの自分の普通すぎる生き方を省み、その殻を破って自分の可能性にチャレンジしようと目覚める。そして、憧れのμ’s(ミューズ)が立った同じステージを夢見てスクールアイドルになろうと決意するのであった。

まずはそのために、学校でスクールアイドル部をつくろうと、普段は水泳部に所属している親友の”渡辺曜”(わたなべ よう)に相談すると、彼女も部員集めを手伝ってくれることに。張り切ってチラシを作って大声で新入生の勧誘をする二人だったが、誰も集まらず意気消沈。そんな状況の中、千歌はチラシを見た生徒会長”黒澤ダイヤ”に、無許可でしかもまだ部もないのにチラシを配っていたことをとがめられる。部を設立するには部員が5人いないといけないこと、そして千歌の目指すラブライブ!のコンテストはオリジナル曲が出場資格であるが、その曲を作ることが出来ないと話にならないことを指摘される。今のところ曲を作れる適任者は自分の周りにはいない。早くも暗礁に乗り上げてしまった千歌。最悪、曲は自分が作ると曜に言い放つ千歌。曜は、やりたいことがやっと見つかって本気な千歌を見て、いっしょにスクールアイドルをやろう!と部員名簿に自分の名前を記すのだった。

ある日、学校帰りに海岸通りを歩いていると、千歌は海を見つめる制服姿の一人の女の子を見かける。彼女は制服を脱いだかと思えば、中に着ていた水着で春の海に飛び込もうとしていた。千歌は急いでその子にしがみついて制止しようとするのでしたが、誤ってふたりいっしょに海へダイブ。海から上がって事情を聴くと、彼女は普段はピアノを弾いていて、海のイメージが弾きたいのにどうしてもイメージが沸かないので、直接海に潜って海の音を聴こうとしたとのこと。千歌は、彼女が東京の学校に通っていて、偶然にもμ’s(ミューズ)のメンバーが通っていた音ノ木坂学院だということを知り、今、自分はスクールアイドルを始めて、自分もμ’s(ミューズ)のように輝きたいんだということを彼女に話す。そして二人は別れた。

それから何日かして、千歌のクラスに転校生が現れた。なんとその子はこの前、海で出会った女の子。名前は”桜内梨子”(さくらうち りこ)。千歌は早速、作曲の出来そうな彼女をスクールアイドル部に誘うのですが、彼女の答えはNO。再三アタックしても駄目な様子。千歌は彼女の勧誘は一旦あきらめ、それとは別に彼女のために、探している海の音を聴こうと休みの日に梨子を海に誘う。千歌と曜と梨子は三人でウエットスーツを着て海の中へ。しかし、海の音はまったく聴こえない。でも、あきらめず、スポットを変え再び海の中へ3人は潜った。すると、今度はそれぞれが海の音を捉えることが出来、3人は共に喜びをわかちあうことが出来た。

ラブライブ!サンシャイン!!2

ピアノを弾くことの楽しさを忘れ、行き詰まっていた梨子。ある日、千歌からスクールアイドルμ’s(ミューズ)の好きな歌を聴かされ、梨子は家に帰ると自宅のピアノで何気にその曲を弾きながら歌ってみた。隣に引越してきたことを知らない千歌は、その歌に反応して隣の家に目をやると、そこにはなんと梨子の姿が。楽しそうに歌う梨子を見て、千歌は再び梨子をスクールアイドル部に誘う。「ピアノがまた弾きたくなるまでスクールアイドルを一緒にやろうよ!」と。スクールアイドルに興味をもち始めた梨子は、千歌の熱意にもほだされて彼女に協力して曲作りを手伝うことをOKするのだった。

それから日がたち、曲づくりだけじゃなく正式メンバーとなった梨子。それでもまだメンバーは3人で、部が承認される規定の5人にはまだ二人足りない。そんなある日、理事長だと名乗る、同じ浦の星女学院の制服を着た先輩らしき女の子が現れる。彼女は”小原鞠莉”(おはら まり)。地元のお金持ちの娘であり、ダイヤの幼馴染にして二年ぶりにこの地に帰ってきたらしい。それも浦の星の理事長兼3年生として復学したとのこと。そのような形で戻ってきたのには何か他ならぬ理由があるらしい。

何故か理事長権限で、鞠莉は千歌たちに、「浦の星女学院の体育館でスクールアイドルのライブを行い、見事、ここをお客さんでで満員に出来たら3人でもスクールアイドル部として認めてあげる」、と。しかし、仮に浦の星の全校生徒が全員ライブに集まっても、約100人。全校生徒を持ってしても体育館は満員には出来ない。この体育館をいっぱいにすることぐらい出来ないなら、メジャーなスクールアイドルなんて夢もまた夢。千歌たちはそう解釈し、その条件をクリアすべく、人が多い沼津市駅前でライブのお知らせチラシを毎日配ったり、町の住民にアナウンスを流したりと客集めに奔走する。

まだついていなかったグループ名は”Aqours”(アクア)に決定した。果たしてAqours(アクア)はライブを無事に行なうことが出来るのだろうか?そして、ライブ会場の体育館を満員にすることは出来るのだろうか?理事長はAqours(アクア)にとって敵なのかそれとも味方なのか?

この作品は前作「ラブライブ!」1期・2期の続編として別主人公の物語として作られ、2016年7月~9月にBS11他で1期/全13話、2017年10月~1月にBS11他で2期/全13話がテレビ放送されました。アニメーション制作はサンライズ、アニメジャンルはアイドル・青春。原作は原案が前作と同じ”公野櫻子”さん、原作は”矢立肇”(サンライズの共同原作名義)。シリーズ構成は「けいおん!」「けいおん!!」「Fate/stay night」の脚本および「STEINS;GATE」「ラブライブ!」「中二病でも恋がしたい!」「境界の彼方」「響け!ユーフォニアム」のシリーズ構成も手掛けた”花田十輝”(はなだ じゅっき)さんです。

ラブライブ!シリーズについて共通なことは、ヒロインたちが全国のスクールアイドルの頂点を目指すという方向性が明確であること、そして個性あるメンバーが徐々に加わっていくメーキング回が多分にあり、各ヒロインの生い立ち・性格などが解る各キャラ回がおおよそメンバー分あること、幾つもの困難が立ちふさがるけれども、知恵と勇気と最後まで諦めないメンタル力をチーム内で共有し、問題解決にあたっていくということなどです。結果、観るたびに各キャラに詳しくなり、回を追うごとに個性的なヒロインたちに引き込まれていきます。そして、副産物としてポジティブさと元気がもらえる作品なのです。

ラブライブ!サンシャイン!!3

では「ラブライブ!サンシャイン!!」が「ラブライブ!」の2番煎じかと言えばそうではありません。前作「ラブライブ!」とは明確な違いがあるのです。最初はμ’s(ミューズ)を追いかけてスクールアイドルを始めるので、お話が弱いかなと思いきや、彼女たちは途中から面舵いっぱいヨーソローと舵を変えて船を出し始めます。そしてμ’s(ミューズ)とは違う自分たちの輝きを見つけていくのです。全26話を観ると、結果として前作とは別作品な事がわかります。

前作のμ’s(ミューズ)に触れていて、多少、μ’s(ミューズ)のことが映像としても出てくるので、前作も見ていた方にはかえってお得感があるかもしれません。それと、前作との決定的な違いがラスト26話目で出てきます。それをココで言うと大きなネタバレにもなるので言いませんが、作り手もそのあたりをしっかりと考えて26話の構成を組んでいるのだと思いました。そして何より、主人公をはじめとしたヒロインたちの”最後まであきらめない気持ち”と”努力”がいっぱい詰まったところがこの作品の一番の魅力です。そこをぜひ、感じてほしいのです。

また、こちらはこちらで素敵な言葉が作品の中でたくさん出てきます。その中の印象的な言葉を一つだけ紹介します。「出来るか出来ないかではなく、やりたいかどうかが大事なんだよ」っていう言葉です。何かにチャレンジするにはまず、気持ちが一番大事なんだよっていう、原点回帰な言葉で、および腰の人にとっては後押しになるすごく良い言葉です。気持ちがあればそれによって、結果はあとからついてくるってことですよね。これを観るだけでも価値のある作品だと思います。

それと今回のこの作品には前作とは違った、愛の形がプラスされております。友情はもちろんたくさん詰まったお話ですが、プラス姉妹愛も所々で出てきます。友情でグッときて、姉妹愛でウルっときて、まさに感動の宝石箱やぁ~って感じです。花丸ちゃんって子が、引っ込み思案なルビィちゃんという子をスクールアイドルに後押しする話が泣けます。そしてルビィちゃんが今まで姉のダイヤに守られて生きてきたことに対しての感謝と巣立ちのメッセーを込めた曲を姉に送るというシーンも感動ひとしおです。そして2期目の最後の13話はこの作品・シリーズの集大成とも言える最終話で感動的です。ぜひぜひ、26話の最後まで観てくださいね。

Aqours(アクア)のメンバーは全部で9人おります。みんな一人ひとりが個性的で、観ていく中で自分の好きなキャラがおそらく出てくるかと思いますが、私は一人に絞れませんでした。曜ちゃんと花丸ちゃんとルビィちゃんの3人が良いですね。とても友達思いで優しく、どちらかと言うと少し控えめで周りの空気を読みながら行動する素敵な子たちです。あっ、もちろん他の子も全員良い子ですよ。^^;そして、同時に作中のAqours(アクア)のパフォーマンスにも注目しましょう。スクールアイドルが売りのお話なので当然、歌とダンスシーンが多分に出てきます。回を増すごとに彼女たちの成長のあとを感じながら物語をご覧ください。可愛いけどそれだけではない、一生懸命でとってもきらきらと輝いて見える彼女たちのステージを見届けましょう。

1期オープニングテーマ「青空Jumping Heart/Aqours」
2期オープニングテーマ「未来の僕らは知っているよ/Aqours」
2期挿入歌「君のこころは輝いてるかい?/Aqours」

上記3曲の他に好きな曲が2曲ありますが、お話の後半の曲なのでタイトル紹介にとどめておきます。この2曲はぜひ作中でお楽しみください。

2期第12話挿入歌「WATER BLUE NEW WORLD/Aqours」
2期第13話挿入歌「WONDERFUL STORIES/Aqours」  

では皆さん、「ラブライブ!サンシャイン!!」1期・2期を観て元気に全速前進、ヨーソローで明日もがんばルビィ!\(^o^)/

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闘わないで済ませられる人生など、この世にはありはしない。人は誰しも人生を闘い抜くファイターである。「3月のライオン」

うちの妻はお世辞抜きで結構カワイイ方です。黙っていれば・・・なのですが。外ではもちろん暴言を吐きませんが、家ではかなりなものです(外面はかなり良いほうです)。妻は、とあるお店の食品売場でチェッカー(レジ係)をしていますが、”〇〇さんはいつも笑顔が素敵です”とお客様からお店の方に名指しでお褒めをいただくほどに評判が良いようなのです。しかし家では口があまりよろしくはありません。「ねえ、聞いてよ、今日さぁ、職場のクソババアにホント、頭にきた!」とまあ、こんな調子です。寅年で曲がったことが大嫌いな性格なので、世の中の間違ったことに関してはトコトン許せないようで、徹底抗戦の構えです(妻がファイティングポーズをとっている姿が頭をよぎります)。職場が変わったばかりでみんな先輩なので今のところはおとなしくしているようですが、いつ噛み付くか冷や冷やモノです(それはまるで、アニメ「とらドラ!」のメインヒロイン”逢坂大河”を彷彿とさせてくれます)。彼女なりに世の中のいろんな不条理と常に闘っているんでしょうね。そういうのを結構聞かされます。

私は私で職場で闘っておりますが、ものづくりの職場の女性陣スタッフにいつも完膚無きまでに叩き潰されます。営業側としては逆らえません。そして心の中でこう思うのです。「まいりました!m(_ _)m」と。家でも外でも女性にはやはり勝てませんね。最近は無理に勝とうなんてまったく思わなくなってきましたが・・・(笑)

そんな流れで、本日は闘うアニメの中でも見た目にはおとなしくも頭と心で互いに闘う、”盤上のファイター”将棋の棋士が主人公の物語であります、「3月のライオン」を紹介いたします。

深夜帯アニメではありませんが、冬アニメの中で一番感動した作品でしたので、ぜひ皆さんに紹介したいと思った次第です。漫画家”羽海野(うみの)チカ”さんによる同タイトル漫画が原作です。ジャンルは青春・将棋です。2007年7月から青年漫画誌「ヤングアニマル」に掲載となり、現在、既刊12巻まで出ている漫画がアニメ化され、2016年10月~2017年3月でNHK総合にて(23:00~)全22話(第1シリーズ)が放送されました。すでに今年の10月より第2シリーズ放送の予定です。

ちなみに羽海野チカさんは、若い女性にはお馴染みで、アニメ・実写TV版・実写映画版にもなった「ハチミツとクローバー」という一世を風靡した恋愛漫画を描いた方です。このアニメは、原作者も大好きな”新房昭之”監督と”シャフト”というアニメ制作会社が組まれて作られた作品ですので、原作者も納得の行く仕上がりになっていることこの上ない作品と言えることでしょう。新房監督×シャフト作品では「ひだまりスケッチ」シリーズ<物語>シリーズ「魔法少女まどか☆マギカ」などが有名で、私もどれも大好きな作品です。そうしたスタッフ陣が作った新たな作品とあらば観ないわけにはいかないと思って観たこの作品。大当たりでした。

3月のライオン1

”桐山零(きりやま れい)”、17歳。C級1組、5段、プロ棋士。大きな川が流れる小さな町に彼は住んでいる。一人で。目を覚ますと、彼は水を飲み、窓を開けて空気を吸い、息を整えた。服を来て、向かうは将棋会館。会館の中には取材記者も来ているようだった。対局室に入ると対戦相手はまだ来ていない。盤を前に静かに正座し、相手が来るのを待つ零。やがて、対局者は彼の前に現れた。

今日の相手は零の父である”幸田”棋士だった。事情があり、彼は零を養子として迎い入れたが、今は一緒に暮らしてはいない。そんな父との対局。「元気だったか、零。   暑いなあ、まだ梅雨にも入っとらんというのに。   まいったなあ、こんなときだって言うのに天気の話しか出てこんとは。」彼は零にそう話すのであった。父であり、プロ棋士である彼を前に零は終始無言であった。「では、始めようか。」幸田のその言葉で零が1手を打ちはじめる。対局は始まった。その最中、零の頭の中には今までの彼やその家族と過ごした様々な思い出がよぎるのであった。静かに時は流れ、やがて幸田が口を開く。「無いな・・・        、負けました。」零は父に勝ったのである。「強くなったなあ、零。ちゃんと食べているのか?」幸田は零の今の生活を心配し、零を気遣いながら対局室から去っていった。一人対局室に残された零は何を想うのだろうか?

帰り道、橋の上で時間をやり過ごしている零に一通のメールが入る。”川本ひなた”からのメールだった。「今日はカレーですよ!食べに来てね!!待ってるよ。」そのメールに対して、零が断りの返信を入れようとするやいなや今度はひなたの姉の”あかり”からメールが入る。「カレーなのに福神漬がないの!!お願い。コンビニで買ってきてくれる?」拍子抜けした零は買い物をして彼女たちの家に向かった。川本家に着くと、中学生の”ひなた”と幼稚園児の”モモ”が揃ってお出迎え。「お腹ペコペコ、零くん早く食べよう。」零は時々、この3姉妹の家にお世話になっているようだ。

食事の最中、テレビではキレた息子が父親を殴り殺す事件が流れていた。それを観た零は、今日の父との対局の、自分が将棋の一手一手でまるで父を殴るような生温かい感触を思い出してしまったのだ。「無理しなくてもいいよ。少しだけでもゆっくり食べれば良いから。」あかりの優し言葉がかけられる。食事の後、零はすぐに眠りに落ちた。ひなたは零にタオルケットをかけてあげた。メガネをつけたまま寝てしまった零の顔からメガネを外すと、零の目には涙が・・・。育ての父に対する自分がした仕打ち(対局)。それがその涙の理由なのか?

翌朝、目を覚ますと、あかりはモモを幼稚園に送りに、ひなたは学校へと早々と向かった。零の目の前には、ひなたがつくってくれたサッカーボール並みのおにぎりがひとつ。零は学校へ行こうという気持ちに切り替わり、それをもって学校へと向かった。孤独な昼休み。零は屋上でおにぎりを頬張る。そこへクラス担任がカップラーメンを持って現れる。一緒に昼飯を食べながらその担任は零に話しかける。「お前の対局、最近多くないか。なあ、桐山。考えたくないんだけど、オマエ、オレより給料高くね?くそ~、そんなやつとはもう一緒に飯を食ってやらない!悔しかったら早く学校で友達を作れ。先生は大人だから、そんなにヒマじゃないんだ。」そう担架をきって先生は屋上から姿を消した。ズケズケと勝手に入ってきて勝手に出ていった。別に一緒にごはんを食べてほしいとは頼んでないのに、そう思う零であった。

授業が終り、あかりのおじいちゃんが営む和菓子屋”三日月堂”に零は向かった。あかりたちと一緒にその店を手伝い、零はその後、自宅に帰った。ポストを見ると、まだ次の対局の案内は届いていない様子。すると、マンションのエントラスで対局通知書を持った一人の男が零に声をかけた。「お探しのものはこれかな?」零とあまり年齢が変わらない彼は不敵な笑みを浮かべてそう言い放った。彼は一体何者?零のライバルなのだろうか? 第2話につづく 

3月のライオン3

15歳でプロ棋士になった桐山零。彼はある理由で育ての親であり、プロ棋士であり、実の父の友人でもあった幸田の家から突然と姿を消した。一人で生きていく覚悟を決め、将棋の世界でプロ棋士として、日々対局という闘いをこなしながら、それによって一人でなんとか自分の居場所を作ろうと。しかし、プロの将棋の世界は一歩足を踏み込めば常に勝ちづづけなければならない厳しい世界。一年遅れで高校に編入し直し、高校へも通うようになった零。17歳の天才棋士にとって、二足のわらじはやはり重荷なのだろうか?プロ棋士になっても高校へ通う理由とは何なのか?

零にとっては生活するための手段である将棋。そして停滞する戦歴。闘い勝ち続ける意味を模索しはじめる零。中学生でプロ棋士になった先人4人は数あるタイトルまで上り詰めているというジンクス。史上5人目となる天才中学生プロ棋士という輝かしいデビューから徐々に陰りが見えはじめる。そこから零は将棋に新たな闘う意味を見つけ始めてゆく。その意味とは一体?少年はもがき、あがきながら、将棋と向きあい、更なる高みへと駒を進めることが出来るのだろうか。そんな盤上のファイターを支える周りの優しい人々たち。そしてライバルたち。様々な人々の人生模様が交錯する人間味溢れる作品であります。

この作品は、将棋の世界をベースにその中で生きているプロ棋士たちのそれぞれ闘う姿が当然の軸として形作られておりますが、プロ棋士以外の周りの人々もまた、自分の中の何かと闘っているというところがとても身近に感じられる要素で、引き寄せられる理由の一つかと思います。また、主人公を支える人々がとにかく温かく、そこに毎回ジンとさせられてしまいます。3姉妹の優しさは本当に心に染み入ります。各場面でのBGMも心の琴線に触れてくる素晴らしい演出だなあと思いました。

今回の作品の注目の声優さんは、とにかく川本家の3姉妹に尽きます。長女・あかり役は”茅野愛衣”さんですが、下の二人の妹の母親代わりの役どころなので、本当に母性愛を感じる優しい女性を演じています。茅野さんが演じてきた他作品の役どころを見ると結構幅が広く、いろんなタイプをこなしている方だということがわかります。「この素晴らしい世界に祝福を!」の”ダクネス”はマゾ的なちょっと変態性のあるキャラでしたし、「冴えない彼女の育て方」/”霞ヶ丘詩羽(かすみがおか うたは)”はクールビューティな先輩女性、「ギルティクラウン」/”楪(ゆずりは)いのり”は切なげな歌姫といった具合です。これは彼女の一握りの役どころですのでこの他にも個性的なキャラをたくさん演じています。

次女・ひなた役は”花澤香菜”さん。彼女については何度か今までの記事で触れてきましたので今回は割愛しますが、個性的で優しい声に特徴がありますので、癒し系のゾーンではすごく強い方です。当然、いろんな作品に引っ張りだこです。

最後に三女・モモ役の”久野美咲”さんですが、私は彼女のことはあまりまだ知りません。ただ、この作品では見事にちっちゃな子供のしゃべりをあてていまして、上手だなって思いました。観ていただけば納得だと思いますが、この3姉妹の優しさには本当に涙が出そうになります。いや、私はある場面で涙腺崩壊でした(T_T)

そして今回の作品は、オープニングテーマ・エンディングテーマがとっても豪華です。BUMP OF CHICKENとYUKIが作品の世界をしっかりと歌にしてくれています。前半は主人公の、もがきながらも懸命に生きている感じの歌で、後半は主人公が成長して自分の周りの人々を守っていこうとする生き様の歌です。

オープニングテーマ「アンサー/BUMP OF CHICKEN」(第1話~第11話)
            「さよならバイスタンダー/YUKI」(第12話~22話)

エンディングテーマ「ファイター/BUMP OF CHICKEN」(第1話~6話、8話~11話、22話)

現代を生き抜く全ての人々はみんなファイターです。闘っているのは自分だけじゃなく、みんなそれぞれに悩みを抱え、何かしらそれを越えようと頑張って生きています。そして独りでは決して生きられない、支えられて生きているのだと言うこと。人に支えられた恩はその人に直接返さずとも、支えを必要とする他の誰かを支えてあげることで十分なのだということに気づかせてくれる素敵な作品です。ぜひ、そんな世界を覗いてみてください。

<追記>将棋の世界では6月から翌年3月まで毎日新聞社・朝日新聞社主催の将棋の棋戦/順位戦(じゅんいせん)が行われるそうです。各クラスの昇級と降級を賭けた最終局が3月に行われるため、3月に棋士が猛獣のライオンとなることにたとえられることから「3月のライオン」というタイトルがつけられているようです。昇級者・降級者は基本各2名(C級2組は昇級3名)。順位戦は、A級・B級1組・B級2組・C級1組・C級2組の5つのクラスからなり、A級(10名の中の)の優勝者が名人戦の挑戦者となるそうです。

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自分らしさってなんだ!?「ばらかもん」、自分探しの物語。

「ナンバーワンにならなくてもいい、もともと特別なオンリ~ワ~ン♪」と今いろいろと話題のSMAPの持ち歌に有りますが、決して頑張らなくてもいいという意味の歌ではないのだけれど、そのままでいいよ、とゆるく聞こえてしまう”オンリーワン”がそこにあるような気がします。
いい歌だけどなんか足りないような感じ?と前から引っかかっていたのは私だけでしょうか?

天性の素質を持っていてもやはり磨かないとただの人。ただの普通の人で良いと思っている人の割合は世の中いかほどなものか?
結果として普通の生き方をしていても、少なからず皆さん、日頃、今よりも上を目指そうと向上心を持って生きているのでないかと思います。なので、この歌を聴いて”個性が大事”なことはわかりますが、まともにそれだけを受けると向上心が損なわれる危険も秘めているようにも感じます。あくまで向上心・努力あっての「オンリーワン」。

そんなことを考えながら本日は、”ナンバーワン”ばかりを意識して生きてきた若き書道家が、あるきっかけを境に”オンリーワン”を目指し、そのための「自分らしさ」を見つけはじめる物語「ばらかもん」をご紹介いたします。

主人公”半田清舟”は23歳の若き書道界のホープ。
ある書道展での受賞パーティでの席で書道展示館の館長から「君の字はつまらない、型にはまったお手本のような字だ」と言われ、それにキレた清舟はその館長を衝動的に殴ってしまう。

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精神的にも未熟な息子に対し、同じく書道家である父の”半田晴明(はんだせいめい)”は五島列島での島の生活を命じる。
反省するつもりはないものの、父の命令で島に出向いた清舟であった。

島での一人暮らしのために紹介された借家に入ると、いないはずの家になぜか人がいた痕跡と物音が・・・。
恐る恐る台所を探るとなんと流し扉の中に人がいて、清舟はビックリ。そこにいたのは地元の小学生であった。”琴石なる”こと、天真爛漫な小学1年生の女の子。その借家を秘密基地として日頃から出入りして遊んでいたのであった。

そこへ今度は中学2年生の女の子2人、活発なソフトボール部所属の”山村美和(やまむらみわ)”と漫画家志望の腐女子”新井珠子(あらいたまこ)”が現れ、来て早々から賑やかな展開となる。彼女たちもまた、その家を秘密基地と名づけてたむろっていたので、いつもの調子で彼女たちも遊び始めてしまう。
静かなところで書に打ち込めると思っていた清舟の考えは早くも打ち砕かれた。

そんな騒々しい毎日が始まり、都会育ちで割りと孤独な生活をしてきた半田清舟の生活は一変するのであった。小さい頃から書道中心の生活をしてきた清舟は、書道以外のことは何もできず、自分一人では自活できない不器用さ全開であったが、自然と島のみんなに助けられ、清舟は本来の人間らしい暮らし(一人暮らし)に徐々に適応し始める。

方や子どもたちは毎日、清舟を「先生」と呼んでは遊びに来る始末。子供のころに書道のために遊ぶことすらまともにできなかった清舟は、子供の面倒を見るというよりは知らないがゆえに子どもたちと本気になってつい遊んでしまうのであった。そんな本気な大人の清舟に対して子どもたちはなついてくるが、清舟は習字を書かなければのプレッシャーから眠れない日々も続き、ついに倒れてしまう。

その後回復した清舟は徐々に島でのペースを保ち、再び書を書き始める。
島暮らしの中で、大自然と人々に接し、彼は新たな感性を見つけ、今までにない字を書き始めるが、それは気持ちの思いつくままの書なのか?、それとも自分ではない書なのか?清舟は自問自答し始める。
そんなある日、次の書展への出品の話が東京から入ってくる。清舟は書展に出せる、自分が満足できる作品を書き上げることができるのだろうか?

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このような、都会の青年が島ぐらしと島民との触れ合いの中で「自分らしさ」を見つけ出して行くお話であります。
島のおばあちゃんの何気ない会話から出てくる生き方、島の子どもたちの気遣いに自分を省みるシーンなど、教訓や学べる要素が多分にある作品でもあります。
そして、島の方言がなんとも言えない人間らしさを醸し出していて、とてもあったかいお話がいっぱい登場いたします。

なるちゃんの方言にもぐっとくるものがあります。
そしてなるちゃんの心に残ったフレーズをひとつだけ。第7話での紙飛行機を飛ばすシーンで一言。「風に乗れば飛べるさ」というシーンがすごく印象的でした。悩んでる清舟に話かけてるようにも受け取ることができる一コマに注目です。

主人公の純粋に、ストイックに書に向かう姿にも学ぶべきところがあります。やはり向上心を持ち続けることが人間には必要でしょうし、そうした気持ちでの努力の上ではじめて、「オンリーワン」と言えるのかなって。

この作品は、長崎県五島市出身で在住の漫画家、”ヨシノサツキ”さんが2008年4月に「ガンガンパワード」に読み切り作品として書いたものが話題となり、2話・3話が登場、アニメ化されたものです。2014年7月~9月にBS日テレ、日本テレビ系列で全12話が放送されました。ジャンルは青春・書道。ちなみに「ばらかもん」とは五島列島の方言で”元気者”という意味のようです。

全体として真面目なことばかり書いてしまいましたが、ベースはとっても笑える作品ですので肩の力を抜いてぜひぜひ、見てくださいね。

オープニングテーマ「らしさ/SUPER BEAVER」 

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楽しさ・感動がいっぱい詰まった深夜帯TVアニメ作品。まだ知らない40代以上の方々にも知って頂けるよう、おすすめアニメ情報館TAKAYAの店主兼アニメ効能調剤薬局調剤師(仮)兼貴方様の執事がわかりやすくお届けいたします。日常に疲れた方、ストレスが溜まっている方、暇な方は処方箋も出でおりますので、どうぞお好きなアニメを処方してみてください。

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