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楽しい!は正義。たくさんの楽しいから、子どもたちは本当の正しさを見つけ出す。「苺ましまろ」VS「三ツ星カラーズ」②

「今日も平和は守られた。我々の完全勝利だ!またピンチのときは呼ぶといい!」

東京・上野の街に、その街を守る3人の小学生がいた。彼女たちは「カラーズ」なる正義の組織を結成し、日々、街の平和を守るために活躍?している。メンバーは彼女たち3人とモノクロ大佐というパンダみたいなしろくろの猫で構成されている。彼女たちは街にある広い公園の中の、林が生い茂ったところに秘密のアジトを構えている。

3人はいつもここに集結し、事件の報告を待ち、その内容が重大(ピンチ)な事件だとわかるとすぐに3人で街に出動して、事件の解決に当たるのだ。事件を探る中で困ったときは必ず、3人で作戦会議を開き、作戦を決行する。時には3人それぞれがバラバラに隠密行動して情報を得たり、3人で一致団結して行動したりと臨機応変に事に当たる。それがカラーズ。そして、今日も難事件は3人の力で見事?に解決されていくのである。 ~タカペディアより参照~ ※管理人だけの脳内ペディアですので、あしカラーズ。

今回紹介する作品は「三ツ星カラーズ」です。ジャンルは”コメディ”。忙しい大人に代わって街の平和を守ろうと、日々活動する小学生3人組の日常を取り上げた、とても可愛らしく楽しいお話です。事件は彼女たちによって日々、作り出されるのです。そして無事?解決されるのです。

漫画家の”カツヲ”さんによる同タイトル漫画が原作です。2014年9月号から「苺ましまろ」と同じ「月刊コミック電撃大王」に連載、現在は既刊5巻まで発刊されています。それがアニメ化され、2018年1月~3月に”BS11”他で全12話が全国放送されました。同時にインターネットでは”AbemaTV”・”ニコニコ生放送”でも配信されております。アニメーション制作は”SILVER LINK.”。

脚本の全12話すべてとシリーズ構成を”ヤスカワショウゴ”さんが担当しています。ヤスカワさんは「緋弾のアリア」・「変態王子と笑わない猫。」・「ジョジョの奇妙な冒険」の脚本も手がけていたようです。そして、私が好きなアニメ「セキレイ」・「セキレイ~Pure Engagement~」のこれまた好きなOP・EDのそれぞれを作詞した方であることがわかり、新たな発見です。

三ツ星カラーズ2

この作品の主人公は3人の小学生。まずはリーダーの”赤松結衣(ゆい)”。他の二人とは違う小学校に通っているがカラーズを通して二人と大の仲良し。二人からは”リーダーまたは”ゆい”と呼ばれている。メインカラーはレッド。3人の中で一番まともな性格(ある程度常識のある行動をとる)だが、天然で、そして結構泣き虫。本人はリーダーにふさわしいように振る舞っているつもりだが、実際に伴っているかどうかは疑問が残る。運動神経がなく、足がすごく遅いためにたびたび、二人から置いてきぼりを食らうことも。素直な分、良い事と思って他の二人の悪乗りに便乗することが多々ある。

カラーズのメンバーのふたり目は”さっちゃん”。メインカラーはイエロー。明るくとても元気で、カラーズが行動をするための発案をすることが多く、また行動するのが一番早いというか、深く考えないで突っ走ることが多い女の子。マイペースな彼女は行動のさなかで他の楽しいことに遭遇すると、目の前の目的を忘れてそちらになびいてしまうことも。事あるごとに自分のことを超かわいいとアピールしたり、女の子なのに”うんこ”ネタが大好きで、会話の端々によくその話題を突っ込んで来る。ピンチのときは必殺技「エクストラ・バージンオイル!」なる強そうなだけの技(言葉)を出す。

もうひとりのメンバーは”琴葉(ことは)”。メインカラーはブルー。いつもワンピース姿で日替わりでいろんな帽子をかぶっているおしゃれさん。そして、携帯ゲームを常に持ち歩き、暇な時は必ずひとりでゲームをしている。頭の回転が良く、カラーズの頭脳。難事件?を解決する糸口をつかむのが非常にうまい。彼女は事件の鍵がわかったときに「ゲームクリヤー!」という決め台詞を持っている。他の二人と比べてやや大人びた言動をする女の子で、たまに辛辣な言葉を容赦なく周囲に浴びせたりする。見た目の可愛いさとは違ってさっちゃんの頭を踏みつけたりする、ちょっと行き過ぎたおしとやかでない行動も併せ持っている。

この作品が「苺ましまろ」と違うところは、個人的な行動のお互いの対等する場面の面白さ・空気感が基本である”苺ましまろ”に対して、こちらは個性がありながらも、3人の合議制による三位一体の行動の面白さを取り上げている作品であります。正義の味方という主軸を通して子どもたちのその行動があっているのか、あるいはずれているのかを楽しんで観ていただくというのが「三ツ星カラーズ」です。正義のため、街を守るためという大義のもと、3人が巻き起こすコミカルな出来事は、どんな子どもたちも通過点するような行動がデフォルメして登場いたします。大人には多少なりとも迷惑な行動も含めて。

小学5・6年生のある程度、物事の分別がわかる年齢の”苺ましまろ”に対して、はっきりと作品からは何年生かはわからないですが、おそらくは小学校2・3・4年生あたりの「三ツ星カラーズ」のお三人は、まだ人生経験も乏しく、これからそれを行動の中から学習していく年齢層かと思われます。大人の目から観ての常識と、本作の正義の観点から観ての子どもたちの行動のギャップを楽しみつつ、大人の子どもたちへの助言・見守りの必要性も考えていただけましたら幸いです。何事も体験していない子どもたちは体験から物事の分別を学習していくものです。あらためて子どもとはそういう存在であることを認識し、間違っていれば地域の大人としても暖かく見守り・一緒に育てることが大人の役割かと、そんなことも少し、問題提起が入っている作品だと私は感じました。

三ツ星カラーズ1

作品には商店街の雑貨屋の店主である”おやじ”と、その街の交番勤務の警察官”斉藤”という大人が登場します。子どもたちを暖かく見守りながら一緒に遊んでくれる”おやじ”と、大人として諭す立場である警察官の”斉藤”が子どもたちのちょっかいに大人気なく反応してしまうという、二人の絡みがこの物語にはかかせません。地域社会のあり方が色濃く出ているという点も、苺ましまろとは違った切り口です。

作品に出てくる3人は苺ましまろと同等、それ以上に毎回違う服装で登場します。やや時代の違いなのか、小学低・中学年の子どもたちでも、苺ましまろよりはやや大人っぽいデザインや洒落たデザインの洋服を着ているような気がします。日常もののアニメですと、一昔前なら衣装は毎回同じものでも全然違和感がなかったものですが、最近のアニメはファッション性も重要視しているのか非常に手が込んでいます。見る側からするととても楽しめますが、キャラクターデザインとして作る側の作業は確実に上がっているんじゃないかと余計なことを考えてしまいます。少子化の時代ですので、リアルでも今の子どもたちは衣装持ちなのでしょうね。

今回の声優さんは、「苺ましまろ」に引けをとらないくらいに小学生らしい子ども声を当てていて、改めて声優さんってすごいなあって思いました。3人3様の個性も出ていてキャラが立っています。赤松結衣役は”高田憂希”さん、さっちゃん役は”高野麻里佳”さん。琴葉役は”日岡なつみ”さんです。高田憂希さんは「NEW GAME!」という作品のヒロイン”涼風青葉”役を演じた方です。高野麻里佳さんは「それが声優!」のヒロイン”小花鈴”役を演じております。日岡なつみさんは「くまみこ」のヒロイン”雨宿まち”役を演じた方です。

最近の声優さんは歌もお上手な方がたくさん出てきていますよね。こちらの作品も3人の声優さんがOP・EDのどちらも歌っております。さらにキャラクター集として各キャラごとにCDがリリースされていますので、推しのある方にはキャラ声でのキャラソンは魅力的な商品かと思います。

ではみなさん、OP・EDも聴いて和んでくださいね。本日もおつカラーズ☆でまた明日!

オープニングテーマ
「カラーズぱわーにおまかせろ!/カラーズ☆スラッシュ(結衣・さっちゃん・琴葉)」
エンディングテーマ
「ミラクルカラーズ☆本日も異常ナシ!/カラーズ☆スラッシュ(結衣・さっちゃん・琴葉)」
キャラクターソングシリーズ「02 さっちゃん/さっちゃん(高野麻里佳)」

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楽しい!は正義。たくさんの楽しいから、子どもたちは本当の正しさを見つけ出す。「苺ましまろ」VS「三ツ星カラーズ」①

大人になると、ある意味、真面目で打算的で明日のことをよく考えるようになります。良く言えば無駄のない効率的な生き方、悪く言えば型にはまったつまらない生き方が生活の基本、とでもいえば良いのでしょうか。大人はどうしても背負うものがいろいろ出てくるのでリスキーなことはあまりしなくなりますよね。子供は自由で、無計画で、明日のペース配分なんておかまえなしで、周りを気にせずにひたすら自分の好きなことに全力投球。自らの行動基準は楽しいかそうでないか。いたって簡潔明瞭であります。当たり前ですが、それが本来の子供らしさっていうものでしょうか。

エレベーターに乗ったときに先客の子供から、「何階ですか?」って聞かれ、「〇〇階です」と答えると、その階のボタンを押してくれて、エレベーターが止まって開くと、「どうぞ!」と先を譲ってくれる、といった非常に良くできた子供に極稀ですが遭遇することがあります。あまりにも周りに配慮が出来て立派すぎて、ドラえもんに出てくる出来杉くんかと思ってしまいます。そのような出来た子供を観ると、むしろ、そんなに急いで大人にならなくっても、やがて大人にならなければならないときが必ずやってくるのに、って思ってしまいます。ちょっと羽目を外しているくらいがやっぱり子供らしいような気がします。

早いうちから妙に周りに気を使う子供は逆に将来が心配になります。物分りの良いおとなしい子がとんでもないことを引き起こしたりする怖い時代です。子供のうちに子供を最大限、満喫しておかないと、大人になってから後悔するんじゃないかなって。大人になれば子供には絶対に戻れないですからね。子供っていいですね、おじさんももう一度、子供に戻りたいなあ。毎日を楽しく生きる、楽しいを見つけるそんな小学生時代。そんな時代もああったねと♪by薬師丸 ひろ子なわけですよ。今の子供達には子供時代に名一杯遊んで毎日楽しく元気な日々を送ってほしものですね。時代が許されるのなら。

今回紹介する作品は、自由でのびのびと楽しい毎日を過ごす子供達にスポットを当てた日常系のコメディ作品2本立てです。

まずひとつめは、2005年7月~10月に関東広域圏のTBS系列でTV放送された「苺ましまろ」です。ジャンルは日常系となっております。

苺ましまろ1

この作品はコメディでありながら、ちょっと行き過ぎた行動・やや非常識さが笑いを誘う部分が多分に盛り込まれたアニメです。基本、深夜帯アニメですので、子供と一緒に観て楽しむ作品ではなく、風刺的に大人が観て楽しみつつ、笑いの中から大人の目で物語の中の物事の良し悪しをジャッジしてもらえたら、と思える良いことも悪いことも描かれている作品であります。そしてもう一つのこれから紹介する作品にも共通で言えることなのですが、それぞれの作品を観て、大人がどのように周囲の子供達を地域で見守ってあげられるか、不完全な子供の健やかな成長には親はもちろんですが、地域の大人の支えも必要不可欠であること、多くの大人の存在意義を考えながら観ていただけたら幸いです。

小学6年生の”伊藤千佳(ちかちゃん)”と”松岡美羽(みっちゃん)”はお隣同士の幼馴染。2階の屋根づたいに日々行き来する間柄である。千佳はとても真面目で勉強熱心だが服装もごく普通なため、姉”伸恵(のぶえ)”からは「特徴がないのが特徴」と言われている。

美羽は一人っ子の寂しさか、しょっちゅう屋根から千佳の部屋にやってくる、あるいはすでに潜んでいる。もっぱら楽しいことを探していて、事あるごとにボケをかまし周囲をイラッとさせる。それに対するツッコミは千佳の役目。美羽のボケは度を越しており、学校の授業中でも常お構いなしにボケるため、よく廊下に立たされている。

近所には仲の良い小学5年生の”桜木茉莉(まつり・まつりちゃん)”がいる。彼女はとても素直でおっとりしている。言われたことをすぐに真に受けてしまうところがあり、美羽によく騙される。反面、物事を吸収する力がずば抜けているので、友達と一緒に英語を学ぶうちに友達以上に英語が堪能になってしまたりする。

ある日、茉莉のクラスに外国人の”アナ・コッポラ(アナちゃん)”が転校生としてやってくる。彼女は日本語がペラペラでむしろ英語は苦手。自分が外国人なのに外国人らしからぬことにコンプレックスを持っている。転校をきっかけに、外国人っぽく振る舞おうと日本語を封印するが、そのために周りとコミュニケーションが取れなくなってしまうのだ。となりの席になった茉莉には日本語が話せることが知れてしまうが、二人で学校に通ったり英語を練習する間柄になった。千佳と美羽とも仲良くなるが、美羽からはコンプレックスのあるコッポラというファーストネームをいじられて苦労している。

千佳の姉の伸恵は20歳(原作では16歳だがアニメ版は20歳の設定)。いつも酒とタバコをこよなく愛している。お金がなくタバコを切らしたときは妹の千佳にタバコ代を借金している。少々だらしがない姉だが、妹とその友達の彼女たちとは一緒に遊んでくれたり世話をしたりする、面倒見の良い姉である。少女愛が強く、茉莉やアナをよく可愛がるため、美雨にはしょっちゅうヤキモチを焼かれてしまう。さり気なく、4人の小学生に手を差し伸べる姉御肌そのものの優しい姉である。4人にとっては頼りがいがあり、その存在はとても大きい。

そんな5人が織りなす、日常の中で起こるちょっとずれた出来事が笑いを誘う、コメディ作品です。

苺ましまろ4

この作品は漫画家”ばらスィー”さんによる同名タイトルの漫画が原作であります。「月刊コミック電撃大王」にて不定期連載、現在、既刊8巻。アニメ化され、2005年7月~10月に全12話が関東広域圏TBS系列でTV放送されたようです。その後、OVA1全3話・OVA2全2話も登場。制作会社は”童夢”。

制作スタッフはこの作品の後に制作された「STEINS;GATE」に関わる方が大変多く携わっているのが特徴的です。監督・キャラクターデザイン・脚本がこのスタッフ陣なのです。方向性がまるで違う2つの作品の妙がとても興味深く感じられます。そのスタッフとは、監督は”佐藤卓哉”さん、キャラクターデザインは”坂井久太”さん(ペンネームであり女性です)、脚本はこのSTEINS;GATEのシリーズ構成の他に「ラブライブ!」「ラブライブ!サンシャイン!!」のシリーズ構成も手がけた”花田十輝”さんです。「SHIROBAKO」の脚本を手がけた”横手美智子”さんも分担して脚本を担当しております。

作品は、基本、自分のことが大好きでとっても可愛いと自負しているみっちゃんが、常にボケをかまし続け、他の4人に対して絡むお話しで構成されています。みっちゃんがキーマンなのです。誰彼構わずボケ続けます。そして張り倒されます。彼女は授業中であってもボケます。そして立たされます。必ずお話の中心にはみっちゃんがいます。また、みんなを包み込むように伸姉が4人を見守っています。多少、ブラックな笑いと心温まる両方のお話が詰まった とっても楽しい作品です。そして、お話の中の間のとり方が絶妙で笑いをうまく誘ってきます。ふわっとしたそうした独特の雰囲気・空気感が「苺ましまろ」の特徴でもあり、魅力ですね。

4人の子供達はその当時のポップで可愛いファッションに身を包んで登場します。「かわいいは正義!」がキャッチコピーなので、子供達はファッショナブルでイラストに手がかかっています。方や、お話自体は普遍性のある内容で、今観ても古さを全く感じなく楽しめる良作だと思います。見どころはたくさんありますが、サンタを信じている茉莉ちゃんの夢を叶えようとする4人のハートフルなお話はぜひ観ていただきたい回です。

あと、5人とは別キャラですが、学校で理不尽に廊下に立たされる笹塚くんの存在が、世の中に必ずいるそうした理不尽なことで割を食う人の代表に思えてなりません。彼はそのような荒波に揉まれながら、将来はどうまっすぐに生きてゆくのかが気になります。

声優さんはやはり、みっちゃん役の”折笠富美子”さんが印象的です。ハチャメチャな彼女のキャラがとても個性的に作り上げられています。そして、エンディングの曲を歌っているのですが、みっちゃんの声とは打って変わって優しさが全面的に溢れている歌い方で上手さが際立っております。もうひとり、アナ・コッポラ役の”能登麻美子”さんですが、彼女は透き通ったような声とでも言えばよいのか、特徴のあるボイスです。ちょっと清楚さを感じる喋り方でアナのキャラをとても魅力的に演じております。この方は現在でも多くの作品に登場しているベテラン声優さんですが、まだ30代のお若い方です。早見沙織さんと声質が似ており、間違いやすい方であります。同じ作品に二人が出ていると個人的には聞き分けが面白いと思ってしまうおふたりです。なのでどちらも好きですね。

まずはこちらの作品で、楽しい中にも子供らしさとはなにか、子どもが真っ直ぐに育っていくために必要な大人の役割とはなにかを再発見してみてくださいね。次回はみっちゃんとぜひ、戦わせたいVS自称、超絶可愛いい”さっちゃん”が登場する作品を紹介いたします。

では、次号も観てましまろ♡

オープニングテーマ「いちごコンプリート/千佳・美羽・茉莉・アナ」
エンディングテーマ「クラス・メイト/折笠富美子」

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一度後悔したことは、二度繰り返さないための意味を持つ。映画「ローマの休日」を彷彿とさせるアニメ。「多田くんは恋をしない」

”この恋を、一生忘れない”、人生で一度は言ってみたい、いや、言わなぁあかん、そんなセリフがキャッチコピーのラブコメアニメがあります。「多田くんは恋をしない」です。略称は「多田恋」。キャッチコピーでは恋をしてるのに、タイトルでは恋をしていない、はてさて、これいかに?一体全体、多田くんは恋をするの?しないの?どっちなの?観る前から既にとっても気になる作品です。

実は、私はこのコピーを観て視聴を決めたわけではなく、その前にオープニングテーマとエンディングテーマを聴いていたのですが、その曲が思いのほか良かったのでそこからアニメを観てみたいと思いました。どちらの曲もそれぞれラブロマンスの予感が多分に感じられたので、その期待に果たしてこの作品が答えてくれるものなのかどうかを確かめるために視聴してみました。

私の読みは当たりました。ホームランバーのアイスで期待していなかったのに当たりを出したときの満足感、いや、それ以上に遥かに高い満足度です。(非常にわかり難い例えですね。では、当社比150%ぐらいです、何と比べて?(笑))。ジャンルはラブコメですので基本的に非常に楽しい作品なのですが、笑いあり、涙ありのジェットコースター的な、とても良質な作品でした。ある意味、これはコメをつけなくても良いラブストーリーと思って観ても構わないロマンス作品だと思います。

では、みなさんもまずはOP&EDを聴いてみましょう!こんな感じです。オレンジ文字をクリックしてくださいね!

オープニングテーマ「オトモダチフィルム/オーイシマサヨシ」
エンディングテーマ「ラブソング/テレサ・ワーグナー(石見舞菜香)」

どうでしたか?みなさん。それぞれの曲を聴いて、心に残る青春の1ページが頭に思い描けたでしょうか?絵は少女漫画風なテイストで、とても美しく、キャラがイケメン・美女ぞろいなので、観ていてストレスを感じさせません。そして何より、キャラがみんな個性的かつ、きちんとしたストーリ展開がなされているので全13話の最後まで飽きずに観ることが出来ます。

一部、ゴルゴ13の東郷さんにそっくりなモブキャラ(メインでないキャラ)や仲の良い老夫婦、やや凶暴な飼い猫ちゃんなども出てきたりして、物語をさりげなく盛り上げてくれます。そういったところも作品のゆとりが感じられて、観ていてとても心地よい作品です。主人公の恋はもちろんですが、友人たちの恋、妹の恋も並行して描かれており、こちらの行方も気になるところです。また、男の友情シーンも出てきたりと熱いシーンも見どころありで、ときにほろっとさせられる場面は多々あります。

作品の大スジは、主人公の高校生男子と、日本のことが大好きで異国から日本に留学のためにやってきた少女が出会い、やがて恋に落ちる?(落ちるのか?本当に落ちちゃうのか、やっぱり。落ちちゃだめなの?落ちてもいーんです!(川平))お話です。でも、そこにはすんごーい身分の差があったり、なかったりと、ハードルが高かったり、低かったり(ラジバンダリ、これ要らないですね) といろいろあります。障害があってこそ、やっぱり恋は燃え上がるのでしょうね。舞台は日本ですが、一国のプリンセスと一般庶民(高校生)のラブロマンスは、一部、映画「ローマの休日」の数々のシーンを彷彿とさせてくれます。(オードリ~、春日の方ではありませんよ。ここ空いてませんから。ヘップバーンちゃんの方よ。(小森のおばちゃまよ。知ってる方は40オーバーです)

多田くんは恋をしない1

将来はカメラマンになることを目指している主人公、”多田光良(ただ みつよし)”、高校2年生。祖父が経営している多田珈琲店で、”じっちゃん”と妹の”ゆい”と、ペットの”ニャンコビック”の3人+1匹で暮らしている。季節は春。光良は桜舞い散る皇居へ向かい、被写体を桜に決め、ファインダーを覗き始めた。すると、向けたファインダーに一人の女性が入り込んできた。金髪のポニーテールのその女性は、ファインダー越しにこちらに振り向いた。その彼女の美しさに光良は一瞬、目を奪われた。

女性は光良の方へ近づいてきて、写真をとってほしいと言ってきた。流暢な日本語を話すが外見はどう観ても外国人。光良は思わず、I can't speak english.と答えてしまう。彼女からカメラを渡されたが、バッテリーが切れてしまっていたため、光良は彼女のメモリーを自分のカメラに移し、皇居をバックに彼女の写真を撮って上げた。彼女は虹色の扇子を広げてポーズを決めている。ちょっと妙な外国人であった。「かたじけない、この恩は一生忘れません。」なぜに侍言葉?光良は首をかしげた。そう言って彼女はお辞儀をすると、メモリーカードを受け取らないままその場から立ち去ってしまった。

光良は場所を変えて風景写真を撮っていた。しばらくすると、また彼女に出会った。光良は先程の写真を収めたメモリーカードを彼女に渡した。彼女は礼を言って歩き出した。すると。眼の前でお堀の中にある取水口を見つけ、将軍が出てくる秘密の抜け穴だと言い、お堀の中へ入ろうとした。どうやら、日本の世直しアクション時代劇「れいん坊将軍」の主人公である徳川虹宗将軍が、城を抜け出すときに使っている抜け穴のことを彼女は言っているようだ。しかし、それはあくまでフィクションであって、眼の前の取水口はそれとは違うことと、お堀の中に入ってはいけないことを光良は彼女に説明した。彼女は非常に残念がっていた。

再び別れた二人だが、二度あることは三度あると。光良は、今度は雨でずぶ濡れになって猫を抱きながら雨宿りしている彼女に出くわした。どうやら、お腹も空いているらしい。ほっとけない光良は、彼女を傘に入れて自宅へ戻った。お店に入ると光良は、連れてきた女性になにか食べるものを作って欲しいと祖父に頼んだ。妹のゆいが近寄ってきて、光良に彼女なのか?と食いついてきた。もちろん、違うと彼は答えた。ゆいは自己紹介をしながら、じっちゃんと兄のことを彼女に紹介した。

「”テレサ・ワーグナー”です。」と彼女は自己紹介をした。それを聴いて、お店にいたお客も含めて彼女の周りにいたすべてのものが、美しい彼女に見とれてしまっていた。あまりにも彼女は美しすぎたのだ。そして、自分は”ラルセンブルグ”という国から来たのだとみんなに説明した。ラルセンブルグとはヨーロッパにある小さな国らしい。濡れた服を乾かすために、テレサはゆいから服を借りて着替え、電話を借りて日本に一緒に来た連れの女性に電話をかけた。

じっちゃんが食事を用意し、テレサがそれを食べていると、光良の親友である”伊集院薫”がやってきた。来るなり彼は、光良とテレサの関係に興味津々で、彼女に近づくといろんなことを質問し出した。と、そこへテレサの連れの女性”アレクサンドラ・マグリット”が駆けつた。薫を観るなり不審者だと彼女は勘違いをし、とっさに彼の顔面めがけて一蹴、薫は壁までぶっ飛とんでしまった。尋常でない強さを彼女は持っていた。テレサは、アレクとはぐれたあと、光良に助けられてここに来たことを彼女に話し、誤解を解いた。アレクはみんなに詫び、そして、二人は多田珈琲店をあとにした。

テレサを小さい頃から面倒見ている乳母の”レイチェル”に描いてもらったとされるイラストの地図をもとに、彼女たちは日本での宿泊先である”グランドパレス銀座”を探し始めた。しかし、二人はいっこうにその場所へたどり着けない。光良と薫は外で写真を撮っていたのだが、そこへテレサとアレクが通りかかった。グランドパレス銀座を探していることを告げるとあっさりとその場所は判明した。なぜなら、その場所は多田珈琲店のすぐ隣りだったのだ。アレクは、グランドパレス銀座の名からして、宮殿らしきものを想像していたため、なかなかそれを見つけられずにいたのである。二人は日本に滞在するために長期でここに住む予定なのだと光良と薫に話した。

アレクにとっては慣れない日本に来て散々なスタートの日になったが、テレサにとってはそうでもない、むしろ、楽しいハプニングの連続に映っているようでもあった。こうして彼女たちの日本での生活は始まった。いかなる理由で彼女たちは日本にやって来たのだろうか?(第1話)

多田くんは恋をしない6

この作品は、 「月刊少女野崎くん」という、恋の経験が一切ない少女漫画の作家(現役高校生男子)に恋するヒロインたちの、なかなか噛み合わない恋物語をコメディタッチで描いた漫画をアニメ化した制作チームが手掛けた、オリジナルTVアニメ作品です。こちらの作品を知っている方は、もうこの作品が面白いということが容易に想像できるかと思います。監督は”山崎みつえ”さん、シリーズ構成・脚本は”中村能子”さん、キャラクターデザインは”谷口淳一郎”さん、音楽は”橋本由香利”さんアニメーション制作会社は”動画工房”。この一連のスタッフが両方の作品に関わっているようです。オープニングテーマはどちらも”オーイシマサヨシ”さんが歌っているという、これまた一貫したところも、制作スタッフの求める方向性と作品の完成度の高さが伺い知れます。

2018年4月~6月に”BS11”他で全13話がTV放送されました。また”AbemaTV”・”ニコニコ生放送”などのインターネットでも配信されました。ジャンルは”ラブコメ”・”青春”。

ボーイミーツガールの物語が本作品の基本ですが、登場する男たちがとにかくカッコいいですね。見た目ばかりではなく、内面と言うか、行動力と言うか、それらが伴っていて、とにかく素敵男子が勢揃いの作品です。女子の方には非常に楽しめる作品であることは間違いないのですが、リアルではなかなかこういった男子にお目にかかれませんので、そのあたりはご容赦願います。それと、この作品を見終わったあとは、速やかにスイッチを入れ替え、家庭内での旦那様などには過度の期待は持たないで、温かく接してあげてくださいね。人には人の乳酸菌です。

そしてこの作品では名言も数多く登場します。アニメとバカにしないで良い言葉はぜひ、心に留めて観ましょうね。最終的に主人公の二人の恋はどうなるのか?そこが最大の焦点です。ハッピーエンドになるのか?それとも?感動的な結末をぜひ、あなた自身の目で確かめてくださいね。

今回の声優さんは男性陣が結構、豪華な顔ぶれです。主人公の多田光良は”中村悠一”さんです。「俺妹/高坂京介」・「氷菓/折木奉太郎」・「魔法科高校の劣等生/司波達也」・「おそ松さん/松野カラ松」を演じている方で、渋くてセクシーな声に特徴のある人気声優さんです。光良の親友の伊集院薫は”宮野真守”さんでおふざけキャラがとっても上手な方です。光良の後輩の山下研太郎は”下野紘(ひろ)”さんですが、ちょっときざな役「神のみぞ知るセカイ/桂木桂馬」やカッコいい役どころが多い方です。テレサの〇〇のシャルル・ド・ロワールは”櫻井孝宏”さんです。「あの花/松雪集(まつゆきあつ)」・「有頂天家族/下鴨矢三郎」・「グリザイアシリーズ/風見雄二」「おそ松さん/松野おそ松」といった割とスマートさのあるカッコいい主人公たちを演じた方です。

そして、ヒロインのテレサは”エンディング曲も歌っている”石見舞菜香(いわみ まなか)”さんです。割とフレッシュな声優さんですが、「ゲーマーズ!」という昨年度の作品で個性的なメインヒロイン”星ノ守千秋”を演じた方です。私の最近のイチ推し若手声優さんです。彼女は、今年2月に公開された劇場版アニメ「さよならの朝に約束の花をかざろう」(とらどら!、true tears、花咲くいろは、あの花、凪のあすから、の脚本家である”岡田麿里”さん監督作品)のメインヒロイン”マキア役)に抜擢された方なのです。今後の期待度、三重丸な声優さんですね。また、光良の妹の多田ゆい役は、前々回に紹介した「宇宙よりも遠い場所」のメインヒロインの玉木マリを演じた”水瀬いのり”さんです。この方は声と話し方に特徴があって、とってもキュートな役どころが似合う方ですので、この方にも注目してみてください。

多田くんは恋をしない2

最後に本作品に登場する、”れいん坊将軍”の名ゼリフでお別れです。
「いつも心は虹色に・・・」さあ、みなさんもご一緒に、「いつも心は虹色に・・・」ですよ。(^o^)/

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自分に負けない物語。将棋アニメを超えたヒューマン・ドラマに涙する。「3月のライオン」第2シリーズ。

あなたは季節ごとにどのくらいTVアニメをご覧になりますか?アニメ作品は基本、1クール(3か月)12~13話が主流ですが、季節ごとに各40作品以上が登場するのがもう当たり前になってきています。最近の深夜TVアニメは制作本数が大杉(゚∀゚)です!社畜な私はさすがにその40タイトルを全部観ることは到底出来ません。普通、そんなに観ないだろう!いいとこ1~2本だよ。もちろん、エリアによって視聴出来ないアニメもあったりしますので、そもそも全クリは出来ませんが。

ネットで情報も織り混ぜながらピックアップし、約10~15作品にまで視聴作品を絞り込みます。数年前は観たい作品が季節ごとに7~8作品前後といったところでしたが、そのように絶対数が増加傾向にあるので、それに比例して観たい作品数も増え、最近では15作品ぐらいまで膨れ上がってしまいます。それを全部観るとなると、季節に15作品×1作品あたり12話×1作品あたり24分=4,320分(72時間)が必要とされます。

がんばってアニメをのべ72時間観続けたら、NHKさんは私の72時間をドキュメントしてくれるでしょうか?(NHKさんの番組「ドキュメント72時間」のことです。あれ、結構面白いですよね)。おっさんの時間ごとの定点観測で、アニメに一喜一憂する姿が撮れます。そして、おっさんが全部インタビューにコメントします。とってもウザそうですね。誰もそれを観ても嬉しくもなんともない代物。ユーチューバーとしての自己満足ならあり?(笑)

そんなわけで、私のアニメ作品の視聴は季ごとに10~15作品が限界です。それ以上はもう食えません!なぜなら、それ以上は仕事中に観るしかなくなってしまいますので。(笑)冗談ですよ。さすがに、節度ある日本の正義”サラリ~マン”(中身はおっさん)としてはそれはイカンでしょうから。社畜には社畜なりのプライドがありますから。絶対に負けられない戦いがそこにある!なので。その視聴の中からどうしてもこれだけは皆さんにお伝えしたい感動作品を、4~5作品、筆無精なのになぜか、お伝えしています。

冬アニメがあまりにもわたし的には豊作だったので、紹介したい作品が現在、てんこ盛り状態なのです。その中で、やはり、この作品を紹介しないことには私は前に進めない、ということに気が付きました。(正確には秋から冬にかけての2クール(22話)で終了した作品です。)それは、この作品を優先的に記事にしないと、私が後悔するからです。この作品を紹介して、まだ観ぬ人に感動を分かち合っていただかないと、今後で私がおすすめする記事がすべて、嘘っぱちになりそうで。この作品はNHK・総合11:00~の放送でしたのでガチな深夜アニメではありませんが、私の中では特別枠(「交響詩篇エウレカセブン」も深夜帯ではありませんがその枠で記事にしております)のくくりとして紹介したいのです。つまり、私の中では”世界アニメ遺産”な作品なのです。

その作品とは「3月のライオン」第2シリーズです。

3月のライオン第2シリーズ1

この作品は、私が第1シリーズについて、すでに1度、記事にしてます。同じアニメは原則として2度は記事にしませんが、面白すぎて2期目まで待てない場合は記事にし、2期目の内容が1期を越える面白さの場合は例外的に2度めの記事を書くことになります。過去、100作品以上を記事にしてきましたが、このパターンはこれが4作品目です。そして、この作品、第2シリーズは、私が今まで観たアニメの中で1作品中で一番涙した作品でもあります。全22話中、4度、涙腺崩壊に追いやられています。「プラスティック・メモリーズ」の全12話中、3度の涙腺崩壊を上回る”泣きアニメ”でもあります。

「3月のライオン」は将棋アニメ青春アニメです。しかしながら、主人公をはじめ、彼と関わる周囲の様々な人物が多数登場し、それぞれの人間性が深く描かれた”群像劇”でもあります。ときに優しく温かく、ときに冷たく、ときにものすごく熱い物語が展開されていきます。気がつけば将棋アニメということを忘れてしまうくらいのヒューマンドラマを垣間見ることになります。逆に、純粋な将棋アニメを望む方は「りゅうおうのおしごと!」をおすすめいたします。こちらはこちらですごく面白い作品です。では、この作品が将棋アニメである必要性は無いかといえば答えはNOです。将棋を軸とした根幹と、その枝葉に多くの人間がつながっているからです。だからこそ、最後までその軸をもとに、ぶれないお話が続いてゆくのです。人の生き方にスポットを当てた作品が好きな方に、ぜひとも観ていただきたい作品です。

また、この作品はお子さんをお持ちの世代にこそ、ぜひ、観ていただきたい作品です。悩み多き子供に対して、大人がどう寄り添えるかも第2シリーズには描かれています。単なる将棋アニメではありません。この作品はその枠を越えています。なので、その世代の方にはかなり共感を持って観ていただける作品だと思います。

そして、この作品の第2シリーズのテーマはズバリ、”自分に負けない”です。本当にたくさんの人物が登場しますが、みんな、世の中と、そして他人と、闘っております。でも、みんな最後は自分の内面と闘っています。どの人物も決して自分に負けていないのです。つまり、自分を信じるということ、自分の導き出した答えを信じ、それに向かって行動すること、眼の前のハードルを越えてゆこうとする強い心をそれぞれが持っています。そうした多くのドラマを観ていると、観ているこちらもとっても勇気づけられます。リアルで負けそうになっている方、このアニメの中ではみんなが必死で生きています。自分だけじゃない、って思えたら、もうひとがんばりする力がきっと出てくるはずです。

3月のライオン第2シリーズ3

幼い頃に事故で両親を亡くし、父親の親友の家に引き取られて暮らすことになった”桐山零”。零の父親は将棋が好きで、彼もまた将棋が好きだった。父親の親友で零の養父となったのはプロ棋士の”幸田”八段。彼のもと、零は類稀なその才能を開花させてゆくが、実の息子や娘に疎まれて、やがて家に居場所がなくなり、家を出てゆくことを決意。中学を卒業し、一人で生きて行くために15歳でプロ棋士となる。孤独と闘いながら少年が一人、生活して行くことは並大抵のことではなかった。

東京の大きな川沿いの小さな町で生活を始めた零。ある日、彼は道端で生き倒れてしまう。そこを通りかかった心優しい”川本あかり”に助けられる。それをきっかけに、川本家との交流が始まる。零は、将棋の合間に次第に川本家に身を寄せるようになってゆく。その川本家も、実は両親を事故で亡くし、残された3姉妹で生活している。あかりは川本家の長女で妹たちの面倒を見る母親代わりでもある。あかり・ひなた・モモの3姉妹はとても温かく、いつも零を迎えてくれる。その優しさに触れ、近くに住むあかりたちのおじいちゃんとも交流は深まり、零は徐々に閉ざされた心を開いて行く。

一度止めた高校も編入し直し、再び高校生活も同時に送る、二足のわらじを履くことを零は選んだ。将棋を言い訳にしないためにも。学校では良き理解者である担任との出会があった。また、将棋の世界では彼のライバルが彼に熱い想いをぶつけるのであった。いつしか、彼は、ただ生きる手段だけの将棋から、誰かを守るための、更に強い将棋を目指すようになって行くのであった。(第1シリーズあらすじ)

5月の朝、起きて窓を開けても、身をすくめないで済む風が吹くようになった。 
”桐山零”。これが僕の名前。  
大きな川沿いの、小さな町で暮らしている。  
C級1組、5段、18歳。   
職業、プロ棋士。                      (第2シリーズ1話冒頭)

3月のライオン第2シリーズ2

第1シリーズよりたくましくなった彼の生き様が描かれた全22話は、2017年10月~2018年3月に”NHK総合”で毎土23:00より放送されました。原作は女性漫画「はちみつとクローバー」の作者である”羽海野チカ(うみの ちか)”さん。彼女が望むアニメーション制作会社と監督、”シャフト×新房昭之”でこのアニメは完成されました。この組み合わせは「魔法少女まどか☆マギカ」といえば納得いただける方も多いかもしれません。第2シリーズから観ても十二分に楽しめる作品ですが、おそらくはこれを観ると、あとから第1シリーズがきっと観たくなるはずです。急がば回れで、せっかくなら、第1シリーズ全22話から観るのをおすすめいたします。ちなみに、原作の漫画は2007年7月より青年漫画誌「ヤングアニマル」で不定期掲載。現在。既刊13巻です。

この作品は実写版にもなり、劇場版映画が昨年の春に公開されました。しかしながら、豪華キャストを持ってしても思ったほどに爆発的なヒットはしませんでした。おそらくは、漫画の世界観、そしてアニメの世界観を超えることが出来なかったのかもしれません。実写版はアニメとはまったく別ものなので、それを比較することはナンセンスです。それぞれの楽しみ方があるので違う作品と思って観るのが礼儀だと私は思います。ただ、単純に売れたか売れないかだけをみると、実写版は大成功とはいい難い結果だったのではないかと。

多くの「3月のライオン」の漫画ファン・アニメファンがそれぞれの世界観という磁場に引きづられて実写の世界には足を踏み入れなかったのではないでしょうか。つまり、完成された漫画・アニメの世界観ですでにお腹がいっぱいになっていたことが原因であるような気がします。あくまで個人の見解ですので推論の域は出ませんが。何が言いたいかというと、それだけにこのアニメは、この作品は、多角度的に完成度・クオリティが非常に高く、世界観いっぱいな作品だと言いたかったのです。さすが、NHKさん!NHKなので。間違いなく第3シリーズも放送されるであろう、感動アニメをまだ観ていない方はぜひ、視聴してみてくださいね。

では、最後に、第2シリーズのオープニングテーマを2曲アップいたします。
どちらも未来に明るさと強さを感じる素敵な曲です。ぜひ、お聴きください。

オープニングテーマ「フラッグを立てろ/YUKI」(第23話~第33話)
オープニングテーマ「春が来てぼくら/UNISON SQUARE GARDEN」(第34話~第44話)

第1シリーズにつきましての記事を見ていただける方はこちらをクリックしてください。

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若者たちよ、旅に出よう!昨日までの自分を超えるために、未来の自分を見つけるために。「宇宙よりも遠い場所」

人がなにかに行き詰まった時、現状を変えたい時、日常の中でどんなにもがいても答えがうまく見つからないことがあると思います。皆さんもそんな経験が今までにありませんでしたか?そんなときは、今、自分がいる日常から一旦離れて非日常の場所に身を移し、客観的に自分を観ることが必要かもしれません。そうすれば、何かしらの打開策や考えつかなかった答えが見つかることもきっと在るはずです。アイデアを出すときもしかりだと思います。環境を変えるとあら不思議?と、思いつかなかったひらめきがどんどん浮かんでくるかもしれません。

行き詰まったときは旅に出る、なんていうのも一つの方法です。自分がまだ知らなかった遠いところを旅していると、観・聴きするものすべてが新鮮で、知らない世界がまだまだたくさんあることをあらためて感じることになります。そうした中で、自分の小ささ、世界の大きさがわかります。自分の立ち位置がわかるっていうやつでしょうか。心が開放されると吸収されるものがたくさん出てきますよね。

私もかつて若かりし28歳の時に、仕事が嫌になって次の職場を決めずに5年半で会社を辞め、その後に一人で旅に出たことがありました。次は陶芸家にでもなろうかと、思いつきの夢を求めて焼き物で有名な街を目指して。でも、なんとなく良さげでやっていけるほどその世界も甘いものでは無いだろうと思い直し、旅から戻るとリセットして別業界に転職し、現在に至っております。今の仕事は給料は安いですが、20年以上、続いておりますし、やりがいがあります。自分では天職だと思っております。

旅は新たなものとの出会いと発見、そして自分が変わるきっかけを与えてくれるはずです。まずは行動、そこから何かが動き出すと思います。きっと素敵な何かが見つかるはずです。

今回は旅にまつわる作品を紹介いたします。「宇宙よりも遠い場所」という作品です。

”宇宙”は「そら」と読みます。、”宇宙よりも遠い場所”って一体何処なの?ってこのタイトルを見ると思いますよね?私もまずはそこに興味が沸きました。その場所とは”南極”です。私たちにはまず縁のないところ、ある意味、程遠い場所としてはものさし的にも宇宙も南極もどっちもどっちの遠い場所です。このタイトルは2007年に元宇宙飛行士の毛利さんが昭和基地に招待された際に述べた言葉から来ているようです。「宇宙には数分でたどり着けるが、昭和基地には何日もかかる。宇宙よりも遠い場所ですね。」と。言う人が言うと、やはり重みが違いますよね。

この作品は、”4人の少女たちが南極を目指す青春グラフィティ”であります。「少女たちと南極」というそれぞれのキーワードは、そもそもが合間みれることのない、お互いに遠い位置に存在するものであるはずです。しかしこの作品は、観進めていくと、なるほどね、と思える自然なストーリー展開が用意されており、気がつけば2つの関係性が調和していることに気が付き、後半は大パノラマの中に4人と一緒にいる自分にやがて気が付きます。決して突拍子もなくドラえもんが現れて、「どこでもドア~」と道具を用意して、ドアを開けると目の前が南極だったという、お手軽ファンタジーな設定ではありません。仮にそうだとしたら、”宇宙よりもかなり近い場所”になってしまいますから。

4人がどういった経緯でそれぞれが南極の存在を知り、南極を目指すことになったのか?この4人はどうやって出逢ったのか?そして、どうやって南極へ向かったのか?南極へは無事にたどり着いたのか?見る前に気になるところはそれなりに在るかと思いますが、ディズニーのアトラクションを体験するかのごとく、楽しんでもらえたら良い作品かと思います。笑いあり、涙ありの感動作品をぜひ、多くの方に観ていただきたいですね。

リアルな話ですが、国の南極観測事業を行っている「国立極地研究所」では、実際に平成16年より、南極観測隊を一般公募からも一部募るようになっているようです。しかし、誰もが南極観測隊になれるわけではないようです。極寒地での作業や計測がお仕事のため、資格としては心身ともに健康であって、高い精神力・適応力・協調性が必要で、かつ、高度な専門性と柔軟な対処能力が問われるようです。それらを兼ね備えて訓練にも参加してから審査されるようですので、実際は選考・決定にも数ヶ月を要するようです。観測隊の構成員は海上自衛隊員の方が多いらしいですね。このお話の主人公たちが南極へ向おうとした方法は、そうした正規ルートではない、とある方法なのです。それは、どうぞ観てのお楽しみ、ということで。

宇宙よりも遠い場所1

主人公である高校二年生の”玉木マリ”は、休みの日に自分の部屋を片付けるように母親から催促された際、自分の散らかった部屋の中から出てきた日記帳を見て突然泣き出した。キマリ(学校のみんなからは名前を縮めてそう呼ばれている)のその日記帳にはこう書かれていたのだった。高校へ入ったら、と題して、<・日記をつける。・一度だけ学校をサボる。・あてのない旅に出る。・青春、する。>すでに高二になったキマリはこの中の何一つとして達成出来ていないことにあらためて気づき、泣いたのだ。

学校へ行くと、幼馴染の”めぐっちゃん”にそのことを話した。めぐっちゃんは1日くらい学校サボるのはみんなやっていると思う、とキマリに告げた。一人で旅に出ることも全然問題無しと。なんだったらそのためにできることは協力すると。ただし、一緒には行かないと釘を刺された。一緒だったら意味がないと。これを聞いて、キマリは学校をサボって一人で旅に出ることを決意。夜になり、ニヤつきながら旅支度を整えた。翌朝、キマリが学校へ大きなバック持って出ていこうとする姿を見た母からツッコミが入ったが、友達から借りた体操着が入っているとうまく切り替えした。バックの中には駅で制服から着替えるための私服が入っていたのだ。

いつもの通学と同じように駅へと向かったが、今日はいつもと反対方向の電車に乗って、今まで見たこともない風景を見るんだ、とキマリは思った。のはずだったが、気がつくとキマリは学校の教室にいた。その姿を見ためぐっちゃんはキマリにツッコんだ。どうしてここにいる?と。いざ行動したら、土壇場で怖くなって止めてしまったのだそうだ。これがいつものキマリの行動パターン。いざとなると、尻込みをしてしまう引っ込み思案な性格らしい。そんな自分の性格をキマリは嫌っていた。

学校の帰りがけ、駅へ着いたキマリを追い越して電車に乗ろうとしていた少女が一人。彼女は急いでいたので、走っている最中、カバンから封筒のようなものを落としてしまう。目の前で落とし物を目撃したキマリは、急いで封筒を拾って彼女に渡そうとするが、その少女はもういなかった。封筒の中を見ると、なんとそこにはたくさんの1万円札が入っていた。翌日、キマリは学校でめぐっちゃんに会うとその話をし、封筒を見せた。なんで警察に届けなかったのか?とめぐっちゃんに聞かれ、キマリは思わず動揺して持ち帰ってしまったことを話した。相手の少女はキマリの話によると、同じ学校の制服を着ていたらしく、髪の長い美人な感じの女子で、髪からいい匂いがしたと。

二人はその特徴をもとに早速、その女子を学校の中で探すことにした。他のクラスを見て回っている最中、キマリとすれ違う女子の一人から、その時と同じいい匂いが漂ってきた。その女子を追って行った先はトイレ。お目当ての女子はトイレの個室の中にいた。すると、個室の中から壁をけるか、あるいは壁を叩くような音がして、その直後、「100万円~」と悲しそうな鳴き声が聞こえてきた。間もなく彼女はキマリの前に現れた。キマリはびっくりしながらも、彼女の前に100万円をちら見させた。反応からして、どうやら、その大金を落としたのは彼女に間違いはなさそうだった。彼女はキマリに抱きつき、わんわんと泣いた。キマリがそれを拾ったことを話すと、彼女はその100万円の理由をキマリに話し始めた。

彼女の名は”小淵沢報瀬(こぶちざわ しらせ)”。同じ学年の高校二年生。彼女は南極へ行くために、その資金を作ろうと放課後は毎日、スーパーでアルバイトをしてこの100万円を貯めたらしい。彼女の母は民間南極観測隊員で、3年前に南極での厳しい観測の最中、行方不明となって消息を絶ったらしい。戻らぬ母の元へ、南極へ必ず行けることを信じて今まで彼女なりに頑張ってきたのだと。周りのみんなからは高校生が南極へ行けるわけがないとバカにされ続けているが、絶対に南極へ行って、そう言ったみんなを見返してやると、報瀬はキマリにそう話した。キマリは、そんな自分には無いものを持っている報瀬のことを応援したいと話す。それに対して彼女はこう答えた。「だったら南極へ一緒に行こう。来週の土曜日に観測船の下見に広島まで来て。そうしたら、あなたのことを信じる」と。

キマリは広島へ行くことを決心した。翌土曜日、キマリは朝早くに一人で家を出て、広島行きの新幹線へ乗り込んだ。彼女にとっては一世一代の大イベントである。車両の中でキマリは報瀬を見つけた。今まで何もしてこなかった臆病者のキマリの大冒険、そして彼女の青春が今、動き始めた。(第1話)

宇宙よりも遠い場所2

この作品は、アニメーション制作会社”マッドハウス”のオリジナル作品で、「ノーゲーム・ノーライフ」という独特の世界観を持つファンタジーアニメを作ったスタッフたちが手掛けた、もう一つのすばらしい作品です。監督はその作品で指揮をとった”いしづかあつこ”さんで、シリーズ構成をこなした”花田十輝”さんがこの作品でもシリーズ構成を担当をしています。花田さんは、「STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)」「中二病でも恋がしたい!」・ 「ラブライブ!」 「ラブライブ!サンシャイン!!」「響け!ユーフォニアム」といったヒット作品のシリーズ構成を担当した方でもあります。また、いち脚本家としても「ちょびっツ」・「Fate/stay night」・「けいおん!」・「さくら荘のペットな彼女」「とある科学の超電磁砲S」の脚本も担当していたようです。こうしたラインナップを見ただけですごさがわかりますし、本作も期待を裏切らないだろうことがわかってもらえるかと思います。

ジャンルは”青春”・”冒険”。2018年1月~3月に”BS11”他で全13話が放送されました。インターネットの”AbemaTV”・”ニコニコ生放送”でも配信されました。

4人の少女の南極を目指す理由はそれぞれ違えど、今まで全く別々の環境を生きてきた4人が同じ方向を向いてチームとなり、ときに喧嘩して、ときに笑ってお互いを仲間だと認め合いながら、成長し、目的地を目指す過程がとてもドラマティックで心につき刺さってきます。あらたなことにチャレンジすること、何かを成し遂げること、自分を開放しさらけ出すこと、仲間を想って行動すること、過去を振り返りながらも前に進むことなど、大切ないろんなことがこの作品には非常に多く詰まっているように思います。そして、今回の作品も涙腺崩壊ポイントがしっかりとございます。感動したいあなたにぴったりな作品であること間違いなしです。

最後に声優さんについてですが、今回の作品はとっても豪華メンバーなのです。まずは主人公キマリ役ですが、飛ぶ鳥を落とす勢いの”水瀬いのり”さんです。「天体のメソッド」/ノエル役、「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」/ヘスティア役、「Re:ゼロから始める異世界生活」/レム役、「少女終末旅行」/チト役、「心が叫びたがっているんだ」/成瀬順役、「キラキラ☆プリキュアアラモード」/キュアパルフェ役を演じているのが彼女です。すべてメインヒロイン役です。どれも可愛らしく、それぞれに違う特徴をもたせられるすばらしい若手声優さんだと思います。この作品のキマリもとってもキュートです。

そして、南極へ向かう他の3人は、小淵沢報瀬役が”花澤香菜”さん、コンビニ店員の三宅日向役が”井口裕香”さん、アイドルの白石結月役が”早見沙織”さんなのですが、この三人はヒット作品の「化物語」のシリーズのメインヒロインたちを演じている方々なのです。このお三人さんもありとあらゆる作品に出ている超メジャー級な人気声優さんです。ほんとに、こんなに豪華で良いの?という布陣ですね。なので当然、キャラが立ちまくりです。個性あふれるヒロインたちを存分にお楽しみ下さい。

宇宙よりも遠い場所

最後はこの作品の世界観いっぱいのオープニングとエンディングをどうぞ!
そして、最後の最後に声優さんの南極観測船”しらせ”の貴重なレポートをぜひご覧ください。遠い南極について一緒に想いを馳せてみませんか?

オープニングテーマ「The Girl Are Alright !/saya」
エンディングテーマ「ここから、ここから/玉木マリ・小淵沢報瀬・三宅日向・白石結月」

             ~南極ハイスクール~

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楽しさ・感動がいっぱい詰まった深夜帯TVアニメ作品。まだ知らない40代以上の方々にも知って頂けるよう、おすすめアニメ情報館TAKAYAの店主兼アニメ効能調剤薬局調剤師(仮)兼貴方様の執事がわかりやすくお届けいたします。日常に疲れた方、ストレスが溜まっている方、暇な方は処方箋も出でおりますので、どうぞお好きなアニメを処方してみてください。

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