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我が子の前で尊敬される親を演じることも親の努めのひとつである。いつの日か、成長した我が子はその理由を理解する。「かくしごと」

一年前、世界がこんな事態に陥れられると予想できた人はおそらく誰もいないはずです。”新たな生活様式”や”ソーシャルディスタンス”なる言葉も登場し、それに応じた日常にもかなり馴染みつつある今日この頃、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?こちら仙台では七夕祭りも中止となり、日頃から会えない織姫さんと彦星さんも、一層、ソーシャルディスタンスを取らざるを得ない状況かもしれません。

こんなご時世なので、おじさんも最近は身の周りのいろんなディスタンスをあれこれと気にしてしまいます。社内での同僚、あるいはお客様とのディスタンスはもちろんですが、妻とのディスタンスは適切か?息子とのディスタンスは良好か?などなど・・・etc。

ちなみにコロナの影響で最近は仕事の量がめっぽう減って、帰宅するのが早くなり、以前よりも妻と一緒に食事をとる機会が増えたことから会話も増え、楽しい日々が多くなりました。

また、昨年7月に家出していた息子ですが、4月にいろいろと協議し、一人暮らしのための住まいを一緒に探し、5月末からは自活で一人暮らしを始めております。当たり前ですが、敷金・礼金などは全部、息子が自分で貯めたお金で賄いました。”雨降って地固まる”というやつでしょうか。息子も一年近く世間にもまれてだんだんと大人になってきたようです。一年前と比べて、最近は素直に話ができる関係になってきたのがとても喜ばしい事です。

我が家の中ではまずまずですが、このご時世、外部の人との”ディスタンス”、人への接し方”スタンス”をこの機会に自分なりに精査しないといけないと思っております。昔以上に人に対する接し方に気を配らないと”無神経な人だ”と思われてしまう可能性があるからです。俺流では受け入れてもらいにくい時代になってきているのかもしれませんね。自分の身の周りの方とどのように円滑に接するかというこの”スタンス”も”ソーシャルディスタンス”と合わせてセットで対応していく時代だと私は思い始めています。

本日紹介するアニメは、ホームドラマを起点としたコメディ作品です。父と娘の確かな絆とお互いの距離感が描かれている秀作です。誰よりも一番に娘を大事にしようとする父の愛情と自身の仕事に対する葛藤、そしてそんな父の無類の愛情を素直に受けながらも、いつもどこか大人の事情を敏感に感じて空気のように受け流す娘の姿が描かれています。父と娘の、そして二人を取り巻く職場と学校の日常をコミカルに取り上げたハートフルコメディです。

「かくしごと」という意味深なタイトルがつけられた本作品、どうやらこちらにもかくしごとがあるので私も隠しておきます。ちなみに、主人公の父とヒロインの娘の名前も、苗字と名前を逆につなげて読むと作者の意図がわかりますのでどうぞお楽しみに!

かくしごと1

訳あって、父は娘と二人暮らしをしています。父は男手ひとつで娘を育てています。収入はそれなりにあるため、家事はお手伝いさんを雇ってカバーしています。彼は自分の好きなことを生業にしています。しかし、その仕事が人に誇れるものだとは思っていない彼は、娘には嫌われないように何の仕事をしているのかを隠しています。10歳で小学4年生になる娘に彼は「お父さんはサラリーマンだよ。」と話しています。

彼はスーツ姿で家を出て、途中のブティックで仕事着に着替えてから坂の上にある隣り街の職場へと向かいます。ブティックの店員からは”クラーク・ケント”と呼ばれています。もちろん、家に帰るときはこの逆のルーチンをこなしています。娘に仕事先がばれないように、「坂の上には魔物がいるから近づかないように。」と話をしています。

彼は会社の中では実質、社長のポジションにあたる人間です(実際は職業柄違いますが)。娘が突然会社にやって来るという非常事態を想定して、仕事がばれないように普通の会社だとカモフラージュする訓練が突如、彼の号令ひとつで行われています。それに備えて、部下の各役割分担があらかじめ決められているようです。

彼の家は高級住宅街にありながら、なぜかまわりと比べると質素に見える平屋つくりの一軒家です。それにも何か深い理由がありそうです。そのせいか、娘は同級生の女の子からは貧乏な家の子かも?と思われています。家の押し入れには、娘の年齢ごとの箱が用意されています。8歳から16歳までの箱が。それぞれの箱の中に何が入っているかは実のところ、父も娘もよく知りませんが、年相応のものが入っているようです。娘が誕生日を迎えるとそれぞれの箱を開けることにしています。それはお母さんが用意してくれたものでしょうか?

彼は娘のことを一番に考え行動する、優しい父親です。娘のリクエストには男親ながら可能な限り答えようと一生懸命努力します。ミシン掛けを教わったり、料理教室に通ったりもします。決して娘に不自由とさみしい思いをさせないように。彼は娘のことについて、いろんな女性に相談します。担任の先生、お花屋さん、料理教室の先生など。でも、言葉が足らず、相手の女性に求愛と受け取られ、好かれてしまいます。娘を想うあまり心に余裕がないためか、周囲の人間まで考えが及ばず配慮に欠けてしまうきらいがあるようです。あるいは天然の鈍感人間なのか?

娘は素直で聞き分けが良い子です。あまりわがままは言いませんが時折、父に甘えたりもします。一見、無邪気に何も考えていないように振る舞っていますが、余計なことは詮索しないように気を使う大人びた考え方を持っている、とても繊細な娘です。片親であることを理解して10歳ながら遠慮したり、父のことを気に掛けたりします。そんな娘もやがて18歳を迎えます。そして父との関係の中でまだ知らないパンドラの箱を開ける時がやってくるのです。父の本当の姿を知った時、娘は何を想うのでしょうか?

かくしごと3

この作品は、娘が10歳になった頃の父と過ごした楽しい日々をメインに、18歳になった娘と父の現在の姿が描かれています。各回のオープニングかエンディングのどちらかにおいて、18歳になった娘が父について知り得たエピソードが少しずつ語られていきます。メインである過去のお話に現在のお話の伏線がちりばめらた2層構造の形でお話は進んで行き、最終話でそれらの伏線すべてが回収されるという、巧みな演出・構成となっております。

最終話近くまではコメディパートで大いに私たちを笑わせてくれますが、最後はシリアスパートになり、父と娘のそれぞれの想いに涙がこぼれるくらいの展開となります。父は娘を心底、愛しており、娘は父を○○に想う。ラストには感動のフィナーレが。えっ、こんなお話も隠されていたの?って思うラストの展開がすごく濃いです。最終話で父のかくしごとがすべて明かされますが、実は娘にも父へのかくしごとがあることが描かれています。さて、そのかくしごととは何でしょうか?この親子の行末がハッピーエンドであらんことを願いながらどうぞご覧下さい。

この作品は、子育てに奮闘する父とその父を理解しようとする娘の姿が描かれた”ホームコメディ”です。プラス、ある職業のあるあるネタ満載の楽しい作品です。子育てに一喜一憂するような話しがたくさん出てきて大いに共感できると思いますので、子を持つ親世代の方にはぜひ、観ていただきたいジャンル作品です。

子に対しての無条件の愛情には勿論、頷けますし、父親の子に対する不可侵領域(仕事のことを多くは語らない)の部分は私も男として理解できるところです。自分の仕事を我が子に詳しく説明していない男性は意外と多いのではと私は思います。仕事を聖域だと思う男性もいるでしょう。仕事に関しては父親は子供に対してある程度、そのようなスタンスと距離を取ります。要は父親はこどもの前ではカッコつけたがりということです。自分のことで不利に思われることは男はあまりで口にしませんよね。できるだけ子供からは尊敬される存在でいたいものです。

ラストはもちろん見ごたえがありますが、様々なエピソードの中で私は二つほど印象に残る、気持ちがほっこりとする内容について触れておきますね。一つは犬を飼うことになるエピソードです。私は犬を飼っていないので知りませんでしたが、愛犬家の方にはおなじみの「犬と私の10の約束」というのがあるそうですね。この約束が心にぐっと刺さる内容であったのと、それを父親が自分に置き換えて考え、犬と同様に自分も娘に大事にされたいと願う父の気持ちがいじらしいと思いました。

それともう一つ、娘が友達のお誕生会に”お呼ばれ”するエピソードです。友達のお誕生会に出席すると自分の誕生日に友達を家に招待しなければならなくなり、お誕生会の準備がままならない我が家は友達を招待出来ないので”お呼ばれ”を断わろうかと娘が悩み、父に相談をするのです。父は娘に対し、「祝ってあげられるときに祝ってあげなさい。○○の誕生日にはパパが家じゅう飾りつける。唐揚げも食べきれないくらい唐揚げてやる。だから行ってきなさい。」と娘に約束をするのです。その意味の深い父の言葉にはぐっとくるものがありました。そして父は料理学校へと向かうのです。

かくしごと2

楽しさと切なさが波のように繰り返し押し寄せる本作品ですが、これを観ると、身近な人でも一緒に過ごせる時間には限りがあることを思い起こされ、その時間を悔いなく大切に過ごすことの意義を問われます。またその中で、自分の大切な人の真実がまだその先にあるかも知れないよ、という問いかけを皆さんも感じることになるかもしれません。自分が関わった人間とどう過ごすか、どこまでその人間を知るか、人との関りというものを再認識させられる作品です。

この作品は、ネガティブな考え方でいつも死にたいと口にする割になかなか死ねない先生を描いたギャグ漫画「さよなら絶望先生」、新米落語家女子5人組の可愛らしい日常ばかりを描いたコメディ漫画「じょしらく」の作者である”久米田康治”さんの同タイトル漫画が原作です。「月刊少年マガジン」の2016年1月号から連載中でしたが、2020年4月~6月のTVアニメ放送のタイミングで同時に連載終了となりました。アニメ先行で物語が完結という稀なパターンです。アニメにも負けないほどのよほど自信のある原作での完結を迎えたのだと思います。

7月6日発売の8月号で漫画は完結のようです。コミックスは最終12巻が7月12日発売だそうですね。 アニメは”BS日テレ”他で全12話が全国放送、インターネットは”dアニメストア”、”Amazonプライム”他で配信されました。シリーズ構成・脚本は「みなみけ」「アホガール」のシリーズ構成・脚本の”あおしまたかし”さん。アニメーション制作は”亜細亜堂”です。

今回の作品の声優さんですが、主人公のお父さん役は「化物語」の主人公/阿良々木暦・「絶望先生」の主人公/糸色望・「進撃の巨人」/リヴァイ兵長など、我が強い個性的な役どころが多い”神谷浩史”さんです。娘役は「がっこうぐらし!」/直樹美紀・「この素晴らしい世界に祝福を!」/めぐみん・「魔法つかいプリキュア!」/キュアミラクル・「からかい上手の高木さん」/高木さんなど、とてもキュートな女の子役がはまる”高橋李依”さんが演じています。

お父さんも娘もこのお二人以外にはあり得ないと思わせてくれるぐらいキャラにぴったりな印象です。どことなく、お父さんは阿良々木君に顔が似ているせいか、阿良々木君がお父さんになったらこんな感じなのかも?なんて別な妄想をしてしまいました。高橋さん演じる娘さんは本当に可愛らしい感じで、こんな娘が家にいたらめちゃくちゃ可愛がるのにと思ってしまうほどです。このお二人は私の大好きな声優さんです。

主人公のお二人以外にも個人的にお気に入りの声優さんがたくさん出演しているので、私にとっては別な意味で主人公がたくさんいるように見えていて終始、目が離せない作品でした。

「鬼滅の刃」/竈門炭治郎・「四月は君の嘘」/有馬公生役で知られる”花江夏樹”さんをはじめ、「冴えない彼女の育て方」/加藤恵・「スター☆トゥインクルプリキュア」/キュアソレイユ役の”安野希世乃”さん、「ご注文はうさぎですか?」/ココア・「四月は君の嘘」/澤部椿役の”佐倉綾音”さん 、「さんかれあ」/散華礼弥・「中二病でも恋がしたい!」/小鳥遊六花・「ご注文はうさぎですか?」/シャロ役の”内田真礼”さんが出演しています。これらの配役は大体が主人公・ヒロインなので、これらを演じた声優さんがそろい踏みで出演されているということはとても贅沢なことであり、またそれだけ見応えのある作品の裏付けでもあるのです。
かくしごと8
本作品は本編前のオープニング、本編後のエンディングも大いに楽しめます。オープニングは親子のかけがえのない日常とずっと続いてほしい未来に向けての二人の映像ショットと、耳に残る軽快な”flumpool”のサウンドがとても心地良く味わえます。flumpool、おじさんが聴いてもいい曲と歌詞だと思いますよ。

片やのエンディングでは、1960年代生まれの方にはうれしくも懐かしい青春サウンド、1981年にリリースされた”大瀧詠一”さんの「君は天然色」がそのまま流れてきます。今の方が聴けば新鮮に感じるサウンドでしょうか。大瀧詠一さんは私が中二の時にどはまりしたナイアガラ・トライアングルの3人のうちのおひとりです。私はこの3人の方の音楽が大好きでしたので、39年ぶりにアニメでこの曲を聴くことになろうとは夢にも思っていませんでした。エンディングの映像は本編よりもより鮮やかな配色が使われ、まさにあの当時の大瀧詠一のジャケットの感覚をそのまま体現しています。

「君は天然色」の作詞は、作詞のパイオニアである”松本隆”さんが担当されたものです。この歌詞は、最愛の妹さんをなくしたショックで歌詞が書けなくなってしまった松本さんを大瀧さんが3か月待って書いていただいた、亡き妹さんを想って書かれたものだそうです。「思い出はモノクローム、華やいで麗しのカラーガール」というサビのところがそれを物語っています。大瀧詠一さん作曲で仕上がった最強タッグのこの歌は時代を越えてもなお、色あせず、これから先も受け継がれていく名曲ではないでしょうか。

「かくしごと」のエンディング映像は娘さんメインにスポットが当てられています。しかしながら、娘さんが映像に登場しながらも父に華やいでほしいと最後に言っているような感じに私には見えました。もしかしたらオープニングが父から娘へ、エンディングが娘から父へのアンサーソング的な構成になっているかも?なんて想って観ています。

オープニングテーマ「ちいさな日々/flumpool]
エンディングテーマ「君は天然色/大瀧詠一」

人にはそれぞれ語られない事情というものがあると思います。それがどんな仲の良い親子であれ、親には親の、子供には子供なりの事情というやつが。それを互いに察して相手をもっと理解したその先に、新たな親子のステージが待っているのかもしれません。見た目の密は避けても心の中は互いにより親密でありたいものです。そんなこともあれこれ感じながらこの作品に触れていただけたなら幸いです。

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好きこそ物の上手なれ。一途なその気持ちが折れない限り、人は前へ一歩ずつ、着実に進化し続けられる。「ちはやふる」

人が自分自身のために行動を起こす上で最も大きな原動力となるのは、それが「好きだ」という理由が一番ではないでしょうか。好きにも感覚的・衝動的に「好き」と思うこともあれば、あれこれとじっくりと考えて総合的に「好き」と判断する両方があると思います。いずれにしても、「好き」という判断に至って次の行動ステップを踏むのが自然な流れではないでしょうか。

しかしながら、人は「好き」という感情だけに流されて意思・決定する生物ではなさそうです(中には良い悪いは別として、シンプルにこの想いだけで行動できる人もいるようですが、私はある意味、このように行動できる人をすごいなって思います)。重要な局面ともなれば、自分自身を信じられずに世の中の基準なり、自己の判断基準以外のはかりを持ってして物事を判断し、行動を起こす場合もあるかと。

判断基準・行動に「好き」以外の要素を取り入れた方が良いかどうかは、物事の結果いかんによって正解か否かが判明するものなので、一概には言えないですよね。多分、自分自身を全面的に信じることができれば、あるいはそれが「好き」という度合いが高ければ「好き」という気持ちだけでいろんな決断・行動が起こせるのかもしれません。「好き」という気持ちは、人を前へ前へと動かすとても大切な感情であり、大きなパワーであり、適切な判断材料なのだと思います。

今回お勧めする作品は、自分の好きなもの・好きなことの延長線上に叶えたい目標を設定した少女が、人から見れば無謀な夢にも映る頂点を目指して一途な想いで折れることなく突き進む、男っぽくもあり純粋で熱い気持ちが溢れ出る、青春物語です。叶えたいことのためにやれることはすべて実行する、ぶれないまっすぐ気持ちと行動は、彼女の周りの人々とその物語を観ている私たちにも勇気と感動をもたらします。

その作品とは、友達との出会いを通じて知った”競技かるた”に魅せられ、その世界で一番強い女性の称号である”クイーン”になりたいと願い、すべてをかけてその座を目指す一人の少女の物語、「ちはやふる」です。

2016年に広瀬すずちゃん主演で200万人の観客動員を記録した実写版映画「ちはやふる-上の句-」「ちはやふる-下の句-」、そしてその完結編となる2018年「ちはやふる-結び-」の3部作といえば、逆にご覧になった方も多いのではないでしょうか。こちらに先駆けて2011年に登場したのがアニメ版です。実写版をご覧になった方にも是非、ご覧いただきたく、こちらの感動作品を紹介したいと思います。

ちはやふる5

タイトルの「ちはやふる」とは、”勢いがあって荒々しい様子”をあらわす言葉で、小倉百人一首の中の一句の枕詞です。1200年前の稀代の歌人・在原業平が、禁じられた恋の相手を想って詠んだとされる、「ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは」が元になっているようです。「私の燃える想いが激しい水の流れを真っ赤に染め上げてしまうほど、今でもあなたを愛しています」という意味が込められているとのこと。

主人公”千早(ちはや)”の名前と共通するものであり、周りを巻き込むほどの彼女の情熱的な生き方はこのタイトルにもよく表現されていると感じます。

ここで競技かるたについてちょっと説明しておきますね。”競技かるた”とは、小倉百人一首を使ったかるた取りの競技です。基本は二人ずつ向かい合って対戦し、並べた札を詠みに合わせて取り合い、早く自陣の持ち札を無くした方が勝ちとなります。試合が始まる前には必ず、並べた札を覚える暗記時間が15分ほど与えられ、いざ始まれば集中しながら相手に競り勝ってスピーディに札を取るという、ものすごく集中力・スタミナ・体力が必要とされる競技だということが作品の中で紹介されています。

大会ともなれば、トーナメント戦を勝ち上がると1日に3~5試合をこなすわけですから、連戦になるとさらにハードさが増す競技のようですね。”文科系スポーツ”とも言われるゆえんがこんなところからもうかがい知れます。

競技かるたをやる方は、学生から一般の方まで幅広く、全国の各かるた会に所属している方が大半のようです。高校にかるた部があればそこに所属しているという方もいるようです。競技かるたは、E級からA級までランク分けがされていて、いろんな大会がある中、各大会で勝つことで昇級が認められます。B級からA級に昇級するためには大会で優勝、もしくは大会で準優勝を2回する必要があるようです。

7月には滋賀県・近江神宮で全国高等学校かるた選手権大会、通称「かるたの甲子園」なんてものも開催されるとか。初日に団体戦、そして翌日には個人戦が繰り広げられるようですね。団体戦は各県の予選大会での優勝校が集まるそうです。ちなみに、参加校が10校を超えている予選大会は準優勝校も全国大会に出場できるそうです。個人戦はランクごとに分かれて試合が行われますが、県ごとの予選大会はなく、各ランクにエントリーされた方々同士でトーナメントが組まれ、それぞれの階級で優勝者が決まる仕組みです。

”綾瀬 千早(あやせ ちはや)”小学6年生。彼女の夢は、姉が日本一のモデルになること。「自分のことでないと夢にしては駄目だ。」と、千早とかるたを取り終えた目の前の彼は、そう、彼女に話すのだった。”綿谷 新(わたや あらた)”の夢はかるたの名人になること。日本で名人になることは世界で一番になることだ、とも彼は豪語した。転校生である新と出会って、初めてかるた取りをして、千早は新のかるたの札を取る圧倒的な速さの前に1枚しか札が取れず完敗する。しかし、その真剣勝負のかるたに楽しさを覚えるのと同時に、新のかるたに対する情熱と目指すものの大きさを知り、激しく心を揺さぶられるのだった。

ちはやふる8

かるたが好きになった千早は、新、そして同じクラスの”真島 太一(まじま たいち)”とともに、地元のかるた会である「白波かるた会」を見学に訪れたのだ。会場のふすまを開けて見るとそこには、札を詠みあげるCDの音に反応して真剣にかるた取りに向かう会員たちの姿が。お遊びではない本気の戦い、まさしく”競技かるた”がそこには存在していた。千早と太一は観たこともない光景に驚いた。会員の中には千早たちと同じ歳ぐらいの子供たちもいた。かるたの実力のことで見下され、その子たちの言葉に腹を立てた新は、「チームで戦いたいんや。」と千早と太一を促し、3対3で戦う源平戦方式でかるたを取ることをその子たちに申し入れる。

千早たち3人は、それぞれの役割分担をうまく果たし、見事に勝利を収めた。かるた会の責任者である原田は、千早の音を聞き分ける天性の才能に気づき、千早たちの白波かるた会への入会を促した。そして3人は白波会へ入ることに。原田は3人で出場できるチーム戦の大会があることを3人に話す。小学6年生である千早たちが出場できる最後の大会であることを知った3人は、この大会に出場することを決意。3人のうちの2人が勝てば勝ち上がれるトーナメント戦を勝ち上がるため、3人は特訓を開始した。チームでかるたが出来る、3人で大会に出られる、と喜びいっぱいで特訓に励む千早だった。

そんなある日、新が家に帰ると父親から、福井の実家のおじいちゃの体の調子が良くないことが理由でで、新が小学校を卒業するタイミングで福井へ戻るという話を聞かされるのだった。片やの太一も、名門の進学中学校への合格が決まった。小学卒業後はみんなばらばらになる。なかなかそれを言えない2人だったが、「ずっと一緒にかるたをやろうね」って話しかける千早に対して、2人はそれが出来ない理由を千早に告げるのだった。愕然とした千早は、「もう、大会には出ない」と言い残して2人のもとを去った。

大会当日、太一・新チームの中に千早の姿はなかった。「そっちのチームメイト、負けるのが嫌で来ないんじゃねーの。」という相手チームの言葉に対して、「千早は遅れているだけだ。」と言い放つ太一。2人は朝、千早の家に大会で着るお揃いのTシャツを届けていた。千早は、母親から太一と新が届け物を持ってきたことを知らされる。その袋を受け取り中身を取り出すと、真っ赤なTシャツが1枚。Tシャツには”チームちはやふる”という文字がプリントされていた。

それを目にした千早は、勢いよく家を飛び出した。太一と新の待つ試合に千早はなんとか間に合った。3人は気持ちをひとつに懸命にかるたを取った。大会が終わった帰り道、新がつぶやく。「太一、千早にトロフィーあげたかったな。」「ごめん、俺が勝ってれば。」泣きながら土下座する太一。「もっと、もっと、3人でかるたがしたかったよー。」そう言いながら、千早は新と太一の傍らで声を上げて泣き続けた。

3人は卒業式を迎えた。千早と太一に別れの挨拶もなしに、新は家に帰り、明日の引っ越しのため、自分の荷づくりをはじめていた。すると、新の家に太一と千早がやってきた。「先に帰ってんじゃねーよ」「あたしとかるたしよう、新、真剣勝負。」2人の言葉を聞いた新は、すぐさま荷物の中からかるたを取り出して正座をして言った。「僕は5歳相手でも手加減せん男や。」これが3人でする最後のかるた。

太一が札を詠みあげ、2人が札を取り始めた。新は言葉の通り、容赦なく札を連取する。ちはやふるの札で2人が同時に札を押さえた。「同時、同時の時は札のおいてある陣の勝ちだって、先生言ってた。」千早が札を引っ張るが、新は札を離そうとはしない。新の目から大粒の涙がこぼれ、畳に落ちる。「かるたを一緒にしてくれてありがとな、千早も、太一も。でも、たぶん、もう会えん。」そう言って、新は泣いた。「なんで?あたしたちにはかるたがあるから、また会えるんじゃないの?続けていたら、また会える。絶対に会えるよ。」新の言葉に、涙交じりの笑顔で千早はそう答えるのだった。(第1~3話)

ちはやふる14

この作品は、かるたが大好きな1人の少女の生き方を軸とした物語です。彼女は濁流のごとく、自身と関わる周りを巻き込むために、彼女に感化された人々もまた、いろんな変化を遂げていきます。そうしたことから、彼女の周りの人々も並行してとても魅力的に描かれた、群像劇とも呼べる要素も多分にあって見ごたえ十分な作品です。

少女漫画「BE・LOVE」にて2008年2月より掲載中の、漫画家”末次 由紀”さんによる同タイトル漫画が原作です(既刊43巻)。TVアニメは、2011年10月~2012年3月に1期25話、2013年1月~6月に2期25話、それから6年4か月ぶりの昨年2019年10月~2020年3月に、3期24話が”日本テレビ”他で全国で放送されました。千早のかるたとの出会いから高校でのかるた部の創設、太一と新との再会、かるた部の活躍、かるた界の頂点を目指す面々との戦い、そして千早のLOVEについてが74話に描かれています。漫画ではお話がさらに続いておりますので、もちろん、今後での続編にも大いに期待できる作品です。

TVアニメの監督は、「ちょびっツ」「NANA」「俺物語!!」を手掛けた”浅香 守生”さんです。シリーズ構成の2期・3期は、「そらのおとしもの」「orange」「月がきれい」「あそびあそばせ」「色づく世界の明日から」のシリーズ構成も担当された”柿原 優子”さんです。キャラクターデザインは、「NANA」「俺物語!!」を手掛けた”濱田 邦彦”さんです。アニメーション制作は”マッドハウス”。アニメのジャンルは”競技かるた”です。高校生のお話しなので”青春”とも呼べるジャンルですが、今後の展開で社会人まで描くことを想定してなのか、広い意味でそのようなジャンルになっています。

この物語の一番の魅力は何と言っても主人公、千早のキャラにあります。彼女はかるたに関しては天性の聴力を持ちつつも、それだけに頼ろうとせず、高みを目指して常に努力を怠らない人物なのです。さらに負けず嫌いも手伝って、いつも前だけを見て、決してあきらめない性格に好感が持てます。千早の天性の聴力とは、”感じ”が良い事です。”感じ”とは、読手(かるたを詠む人)の詠みに反応する速度・聞き分ける能力を言いますが、かるたをする人にとってこの才能は、札を取りに行く速さにつながる大きな武器となるものなのです。

かるたの申し子のような彼女ですが、反面、とても鈍感で不器用なところもあり(特に恋愛において)、天然的にカワイイ側面を魅せてくれます。一見、容姿端麗でモテそうな彼女ですが、思ったことを素直に口に出してしまうため、相手をがっかりさせることが多く、周りからは”無駄美人”と呼ばれています。しかし、正しいことは正しいときちんと言えるところは1本筋が通っていて、私にしてみれば尊敬に値するところですが。

そんな彼女がどこまで自分の夢を実現してゆくのかがこの作品の見どころであることは言うまでもありません。見る側の期待に、過程と結果の両方でどのように答えてくれるのか?ちはやふるのタイトルは伊達じゃないはずです。

それと、かるた競技の札を取るシーンですが、静から動へ移る瞬間のスピード感・躍動感あふれる動きにもぜひ、注目していただきたいですね。どれだけアニメがその緊迫した雰囲気を演出できているかも合わせてご覧ください。これ観ると、競技かるたってとっても熱いし、スポーツの類だと思っちゃいますね。

ちはやふる13

今回の作品の声優さんは、どのキャラのキャスティングも素晴らしいと思えるほどにはまっていて、主役から脇役までケチのつけようがございませんでした。主人公である千早役の”瀬戸 麻沙美(あさみ)”さんについてだけ、触れておきますね。瀬戸さんが今まで演じてきたキャラの代表的なものは「TARI TARI 」/宮本 来夏、「東京喰種トーキョーグール」/真戸 暁、「盾の勇者の成り上がり」/ラフタリア、「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」/桜島 麻衣などです。

子供っぽい女子から大人な女性まで割と幅広く演じられているようです。私的には「TARI TARI 」と「盾勇」の瀬戸さん演じるカワイイ系キャラが好きでした。今回は、千早の幼少期と高校生との両方のを見事に演じ分けていて上手だなって思いました。千早らしさを120%引き出してくれた素晴らしい声優さんです。

最後はアオハルな1期・2期・3期のオープニングテーマの紹介でお別れです。
瀬戸さんが歌うエンディングテーマ(1期エンディング/そしていま)はもちろん最高なのですが、
アップNGにつきご容赦くださいませ。

1期オープニングテーマ「YOUTHFUL/99RadioService」
2期オープニングテーマ「STAR/99RadioService」
3期オープニングテーマ「COLORFUL/99RadioService」



みなさん、最近、巣ごもりのためレンタルショップに出かける方が非常に多いことをご存じでしょうか。そのため、ショップが密状態で従業員の方も感染に気が気でないとのこと。行けば行ったでうつる危険、うつす危険がかなり高まるわけです。しばらくは我慢の時ですよね。TVやゲームだけではどうしても長期の巣ごもりは飽きるという方。ネットでアニメを視聴するのはいかがでしょうか。私はいつもネット配信を利用してアニメを観ています。いつもSTAY HOMEしています(引きこもりとも呼ばれておりますが)(笑)

ちなみに、アニメ専門のネット配信なら、「dアニメストア」が最強だと思っております。なぜなら、月額440円(税込)だけでアニメ3,000タイトルが見放題だからです。私はこれを使っております。新作アニメの7~8割は配信されるので、かなりのカバー率で私は満足しています。おこづかいがめちゃくちゃ少ない私にとってはとてもありがたいサービスですね。ドコモのスマホでなくとも登録は可能ですよ。クレジット機能のある通帳をお持ちでしたら登録して通帳から毎月440円がチャリーンと引き落としになるといったところです。

私は自分のパソコンにダウンロードして大画面のパソコンで視聴してます(^▽^)/。アニメだけを観たい方にはこちらをお勧めいたします。とにかくコスパに優れています。「ちはやふる」全74話もこちらで視聴しました。それで440円です。

子供たちと一緒にアニメを観るならぜひ、「のんのんびより」「プラスティック・メモリーズ」を観てください。「のんのんびより」は田舎暮らしのこどもたちの穏やかな日常を描いていて、すごく癒されます。景色もとても美しいアニメです。「プラスティック・メモリーズ」は人間とロボットの愛を描いた作品です。12話のうち3回は泣ける、感動するアニメですよ。この2本、おすすめです。

映画・ドラマ・アニメとバランスが良いのは「U-NEXT」ですね。アマ○〇プライムに比べてアニメのウエイトはかなり高いですね。こちらは月額2,189円(税込)。全部で140,000本を保有しており、これが全部見放題。業界随一の数の多さです。アニメだけではなく、映画・ドラマも観たい欲張り派の方にはこちらがおすすめです。

いずれも下記にアイコンを貼っておきましたので、よかったらクリックして詳細をごらんくださいませ。身の危険を冒さないで、人にも迷惑をかけないで巣ごもりできるのは、賢い方法だと思います。安全なスマホ・ネット視聴をこの機会に取り入れてみてはいかがでしょうか。TAKAYA改め、Tアニメストア店主からの巣ごもりライフ(引きこもり)のご提案でした。

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万が一があってからでは遅い事なら、石橋を全方向から叩きすぎてから渡るくらいの細心の注意力と行動力が必要である。       「慎重勇者~この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる~」

人は自分が経験していない未知の領域への対処にめっぽう弱いものじゃないでしょうか。身をもって経験して初めて、これから先はどのように対処すべきなのかを学び、道筋を立てて行動することができるんだと思います。知識は何かに生かされて初めてその価値が見いだされるものであって、単に知っているだけでは宝の持ち腐れです。

経験なしでのストックレベルの知識は、単に知っているという静の領域にとどまり、経験値を持っている方と共に行動する場合には、初動スピードについては、雲泥の差が出るものと思われます。これが知っていることと実際にできることの大きな差に繋がるんじゃないでしょうか。もちろん、知識がなければ自らが行動を起こせませんし、いろんな知識があれば人に教えることもできますので、知らないよりはよりたくさんのことを知っている方が断然、すばらしいことですし、役に立つ一歩だと思います。

今、世を混乱に陥れている新型コロナウイルスですが、これに対する政府の対応は遅いだのまずいだのと、どうのこうのといろいろ言われております。まあ、私たち一人一人は新型コロナウイルスの日本への侵入を直接阻むことも感染拡大にまったをかけることも単独ではままならないので、政府に過去の類似経験・知識をもとに出来得ることをしてもらって、私たちには行動の指標を示してもらい、それに従って秩序を保つことで収束を待ち、個々の身を守るしか策はありません。

過去の知識・経験なしには人は容易には動けない、ということが根底にあるとすれば、私たちはまず、過去の歴史上の類似経験を知識として学習し、未来を予測して早めに危機管理行動を起こすしか方法はないのかもしれませんね。いずれにしても最低限、それぞれが自己防衛をしなければならないのは明白なことです。

危機管理は、ビジネスにおいてもプライベートにおいてもあらゆる事故を未然に防ぐ、理にかなった対処方法です。予想できることについては事前に対処し、事故をある程度まで回避できるのです。起きてから対処すれば何とかなる、という考え方が一番いけないことなのかもしれません。万が一が起こってはいけない事案は、結びつく可能性はすべて潰しておかないといつか起こりえるのです。

「レディ パーフェクトリー。準備は完全に整った。」その言葉が出るまでは一切、戦いに応じず、戦いの準備に余念がない用心深い勇者がいた。そしてその勇者は、一度戦いが始まれば相手を完膚なきまでに叩き潰し、復活の芽が出ないように敵をチリと化するまで粉々に破壊するという、執拗なまでに念入りに後始末をする勇者がいた。彼の名は”竜宮院 聖哉”。紛れもない勇者である。そして、彼の危機管理能力と意識は他の勇者とは比べものにならないくらいに以上に高い。

私は”勇者”という名がつくタイトル作品は、条件なしに観ることにしております。”正義のために戦う勇者”。いい響きです。リアルでは、正義のために戦いたいけど、戦えない、おじさんの憧れのワードですね。勇者のワードが入っていれば条件反射で観てしまいます(笑)こどもの頃はよく、「勇者ライディーン」を観ていました。勇者であって、ロボットでもあるという、おじさんにとってはド・ストライクなアニメでした。

本日紹介する作品はロボットアニメではありませんが、とてつもなく強い勇者さんが登場する作品です。ハンパなく強い主人公が登場するアニメは”俺TUEEE系”アニメと呼ばれています。今回はまさしく、こちらに分類される作品です。この作品の主人公は強いだけでなく、さらに危機管理能力も持ち合わせたとても優れた人物なのです。作品の全般の楽しさとは別に、何かが学べる作品でもあります。

タイトルは「慎重勇者~この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる~」です。ジャンルはファンタジーアクションギャグコメディです。

慎重勇者1

ジャンルからしてギャグ・コメディ路線の、思わず笑ってしまうとっても楽しい作品です。強い主人公、カッコよく安心して観ていられます。でも口は悪く傍若無人で、やっていることは結構、えげつない。待てよ、これが王道の勇者のあり方なのか?なんて思わせられながらついつい魅せられてしまう、そんな、一見見た目は上から目線のいけ好かない勇者が繰り広げる異世界救済劇であります。

この世には様々な異世界が存在し、平穏な世界もあれば危険にさらされている世界も存在します。統一神界の神たちは、こうした様々な人間世界を監視し、常にあらゆる世界の秩序を守っていらっしゃるようです。神々の一人ある、治癒の能力を持った新米の女神”リスタルテ”は、ここ100年の間で5つの世界を救ってきました。それは彼女一人の力で救ってこれたわけではなく、パートナーとして戦う勇者を異世界から召喚し、その勇者をサポートすることで共に戦い、救うことができたのです。

ある時、救済難度Sクラスといわれる規模の危機にさらされている異世界、”ゲアブランデ”救済担当にリスタルテが選ばれてしまいました。難度Sとはベテラン女神でも尻込みするほどのレベルなのです。他の神々の前では調子良く指名を受けたものの、事の重大さに押し潰されそうになっていました。リスタルテはこの世界を救うために意を決し、最強の勇者を召喚しようと、日本の若者の勇者リストに目を通し始めました。なぜなら、日本は異世界転生の書物が人気で、こちらの召喚の意図も理解しやすい国だからです。リスタルテはその中に、今まで見たこともないようなステータス(能力値)・スペック(性能)を持った勇者を見つけたのです。

彼の名は”竜宮院 聖哉”。一億人に一人の逸材だとリスタルテは確信しました。これなら難度Sのゲアブランデ攻略も訳ないと、彼女はすぐに彼を召喚したのです。現れた聖哉はリスタルテがヨコシマな気持ちを持ちそうになるくらい、かなりのイケメンでした。しかし、自分が女神であることを伝えても、彼はリスタルテが女神だと信じようとしないし、戦いに連れ出そうとしても戦いのリスクを口にし、戦いを望まない聖哉。ステータス・スペックが高いわりにどれだけ用心深く慎重な勇者なのかとリスタルテは思うのでした。

ようやく彼に戦うことでのリスクの少なさを理解させ、勇者であることの自覚も促すと、彼は戦う前に準備を整えたいと言い出すのでした。すると、突然Tシャツを脱ぎだし、勘違いをしているリスタルテを横に腕立て伏せを開始。準備ができたら声をかけるとリスタルテに伝える聖哉。あきれた彼女は部屋を出て行くのでした。

それから1週間がたち、聖哉から連絡が。「レディ パーフェクトリー。準備は完全に整った。」二人は異世界・ゲアブランデに向かった。まずは危険が少ないエリアからスタート。初めに防具を準備しようとするが、防具を3つ買おうとする聖哉。薬草もたんまりと準備する慎重勇者。そしてステータスアップのために弱いスライムから倒すことになるも、彼はスライム相手に余りある攻撃技を何度も何度も繰り返す念の入れよう。スライムは最初の一撃で跡形もなくいなくなったはずなのに。

勇者はどこまでも慎重なのでした。すると、その大技の数々を嗅ぎつけた大物の敵、魔王軍・四天王の一人が聖哉たちの前に突然現れたのです。予定外の出現にリスタルテは慌てるも、敵のステータスやスキルを見通して観て、思わずビックリ。聖哉をはるかに超えるステータスの魔物だったのです。どうする?聖哉。リスタルテがそう思った瞬間、聖哉は戦わず、リスタルテを置いて一目散に逃げ出したのです。あり得ない勇者の行動にビックリするも、リスタルテも必死に逃げるのですが、やがて魔物に追いつかれ・・・

果たして勇者・聖哉と駄女神・リスタルテは魔王軍・四天王の一人から逃げ切れるのでしょうか?そしてこれから勇者と女神は救済難度Sの世界を無事に救うことができるのでしょうか?

慎重勇者2

この作品は、あり得ないほど慎重な性格の勇者と、その勇者に振り回される新米女神が力を合わせ?異世界を危機から救おうと頑張る物語です。何ごとにも慎重に対処するが故に、普通の勇者とは勝手が違う勇者に翻弄させられる女神と、自分本位で横柄な態度で振る舞う勇者のドタバタコメディ・ギャグテイストがこの作品の流れでありつつも、シリアスな展開も兼ね備えた非常にバランスの取れたファンタジーアクションコメディ作品です。

クールガイで表情を全く変えない聖哉に対して、黙っていれば可愛らしいはずのリスタルテが、あまりに思い通りにいかないために苦悩する姿が顔芸(決して芸なわけではないのですが目まぐるしく変わる顔の表情)となって現れる様と、聖哉に対してのマシンガンのようなツッコミがこの作品の見所の一つです。そのほかにも見所は別にあるのですが、ネタバレと面白さが目減りするので、今回はこれ以上は語ることができません。

ギャグだけに終わらず、ラストに大きな感動が待っていることだけを皆さんにお伝えしておきますね。全12話を観た後に楽しさと感動、そしてすっきりとした後味が残る、よくまとまった作品だと思っていただける作品です。見終わればきっと、聖哉という主人公を通して、人を守るということの行動と責任、優しさと強さ、そして彼を通しての作品が伝えたいことが何なのかをみなさんにも感じていただけるはずです。お話の最後の方で、おじさんは予想外の展開に目から心の汗を流してしまいました。

この作品は、小説家の”土日月(つちひらいと)”さんによるライトノベル作品「この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる」/カドカワBOOKS刊行が原作です。それがアニメ化されて、2019年10月~12月に全12話が”BS11”他で全国放送。”AbemaTV”・”ニコニコ生放送”他、インターネットでも配信されました。

監督は、「天体のメソッド」「装神少女まとい」「ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン」を手掛けた”伯井 政行”さん。シリーズ構成・脚本は、「幼女戦記」の”猪原 健太”さん。キャラクターデザインは、「装神少女まとい」「少女終末旅行」のキャラデザを担当した”戸田 麻衣”さん。アニメーション制作は”WHITE FOX”。

主人公・聖哉役は、昨年放送の冒険者を描いたダークファンタジー作品、「ゴブリンスレイヤー」の主人公・ゴブリンスレイヤー役を演じた”梅原 裕一郎”さんです。こちらもそうですが、低音のクールボイスがまさに冒険者・勇者にドハマりな声優さんです。だからこそ、聖哉のちょっとピントがずれている勇者像だとクールな声が逆に笑いにも転じるんだと思います。

そして、ヒロイン・リスタルテ役は、軽音部のゆるい日常を描いた作品「けいおん!」の主人公・平沢 唯役で天然なゆるい少女を演じた”豊崎 愛生(あき)”さんです。「とある科学の超電磁砲」ではチャーミングな初春 飾利役で印象に残る個性キャラを演じていましたが、最近では「女子高生の無駄づかい」の鷺宮 しおり(ロボ)役で感情が死んでいるという役柄を演じております。特徴のある声というよりは臨機応変にいろんなキャラを演じられる引き出しをたくさん持っている声優さんでしょうか。

今回の作品は、このお二人の掛け合いが素晴らしく、二人の声優さんに大注目です。

慎重勇者4

最後は、アップテンポで中毒性のあるオープニングテーマとエンディングテーマを聴いていただき、お別れです。

みなさん、「慎重勇者」を観る準備はそろそろ出来ましたか?

「レディ パーフェクトリー。準備は完全に整った。」ですって!
はい、では早速、整った方からご視聴くださいませ!

オープニングテーマ「TIT FOR TAT/MYTH&ROID」
エンディングテーマ「be perfect , plz!」

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他人のものさしを受け入れ、理解しようとする寛容さの差が、人生に新たな発見と感動の副産物をもたらす。「女子高生の無駄づかい」

「それな、ウケル。カワイイ!」   イマドキの女子高生同士は、大抵、この3つのワードを使えばどんな相手ともうまくコミュニケーションが交わせるらしい。そんな魔法の呪文が存在するなんて、女子高生って、ウケル(笑)。って、早速、ちょっとだけ使ってみました。こういうところがおじさんがおじさんと言われるゆえんですよね。でも、やっぱりおじさんたちには全然似つかわしくない、はるかイスカンダルの彼方のお言葉に思えますね。女子高生、おそるべし!あいにく、我が家にいらっしゃるのは女子高生を現役時代から3回りと5回りしたであろう、女子の方々なので、事の真相はよくわかりません。

大人世代にも、実はこれに近いような、便利な言葉が身近に存在していると思います。「その通りです、楽しいですよね、素敵です!」会話にこの3つを盛り込めば、どんな相手ともそれなりに話を合わせられるので、彼女たちの呪文もまんざら嘘ではないのかもしれませんね。ただ、適切な位置にそれぞれのワードを盛り込むことだけはきちんと意識しないといけませんね。へんなところにぶっこめば、ただの変な人に成り下がりますので(笑)

本日紹介するアニメは、女子高生がたくさん登場するコメディ作品であります。まさに、上のようなエピソードも面白おかしく盛り込まれている、女子高生の日常が描かれた作品です。しかし、普通の女子高生が登場するというよりはむしろ、いささか残念な部分をお持ちの個性が豊かすぎる女子高生たち、がほとんどでございます。だからこそ、面白いのですが。

タイトルは、「女子高生の無駄づかい」です。

どちらかというとあまり偏差値は高くない、入試の答案に名前を書けば割とすんなり入れそうな学校?「さいのたま女子高等学校」を舞台に、この学校に集う世間からピントがずれた女生徒たちが繰り広げる(本人たちはいたってまじめに思って行動している)日常を垣間見るお話です。主な登場人物は、やや世間ずれしている娘から浮世離れした問題児まで高1女子生徒たち8名と、女子高生たちが望む憧れの男性教師像を木っ端みじんに打ち砕く残念な男性担任教師1名です。

女子高生の無駄づかい1

まず1人目は、「型破りな問題児」、通称”バカ”と呼ばれる田中 望(のぞむ)。彼女はとてつもないバカで、学校の成績の点数でロイヤルストレートフラッシュ(10・11・12・13・1点)をたたき出すほどの名実ともにバカなのである。物怖じしない性格で本能の赴くままにいつも行動している。バカなので的外れなことを言うことがいつもほとんどだが、ごく稀に、核心を突いたことを言うことがある。

2人目は、「恋多き漫画家志望」、菊池 茜。アニメや漫画が大好きで、自身でも漫画を描いている。夢は漫画家になることだが、彼女は致命的な作画ミスを犯すほどの漫画の腕前である。オタク趣味のところから通称”オタ”と呼ばれている。BL好きなことをバカに授業中に暴露されている。バカの言動に対するツッコミが半端ない。”バカ”と”ロボ”とは小学校の同級生である。

3人目は、「無機質系天才少女」、鷺宮(さぎのみや) しおり。彼女は全国模試でも10番に入るような秀才でありながら、何故か不相応な「さいのたま女子高」に入学してきた奇特な才女なのである。普段からあまり表情を顔に出すことがない女子だが、表情とは裏腹にかなりの毒舌なために、時折、何事にも動じないバカにさえショックを負わすことがある。無表情なところから通称は”ロボ”。

4人目は、「反抗期中の良い子」、百井 咲久(ももい さく)。背が低く、幼く見えることがコンプレックスで、いつも周りになめられないように虚勢を張って生きている女の子。やや人見知りをする。わざと悪い言葉を使っているが、おばあちゃんっ子で本当はとても優しく良い子。道端に捨てられている空き缶を文句を言いながらきちんと拾って片付けてしまう。幼い見た目から、通称は“ロリ”。

5人目は、「重度の中二病患者」、山本 美波(みなみ)。中二病を患っているために通称は”ヤマイ”。自分は選ばれし者だと思っていて、そのため髪は特別な金髪にし、ケガもしていないのに足や腕に包帯を巻いている。頬っぺたの絆創膏は本人曰く、何かが封印されているらしい?人と群れることを嫌っているが、実は一人ぼっちが嫌な寂しがり屋である。

6人目は「体と頭が弱い優等生」、一 奏(にのまえ かなで)。まじめな性格で勉強は良く出来るがプレッシャーに弱いタイプ。本命の高校受験の日に熱を出して受験できず、「さいのたま女子高」への入学となる。しかし、その不運のおかげで憧れの鷺宮しおりと同じ学校で同じクラスになれたことを喜んでいる。頭は良いが頭が弱いため、なんでも真に受けてしまう。通称”マジメ”。

7人目は、「小悪魔系百合少女」、染谷 リリィ。とても美人な転校生女子。男にモテると思いきや、本人は男性恐怖症で、男の人に触られると蕁麻疹が出るという残念な特異体質の持ち主。女であるバカに触られて何故か唯一、蕁麻疹が出た。逆に女の子が大好きで、何かしらの理由をつけては女子にべたべた触りたがる。ハーフであり、通称は名前の通りで”リリィ”。かなりハイセンスなおしゃれ女子でもある。

8人目は「コミュ障なオカルトマニア」、九条 翡翠(ひすい)。双子の姉妹の姉で、明るく元気で社交的な部分を全部、妹に持っていかれた残念な女子である(妹談)。ホラーやオカルト的なものが子供の頃から大好きで、友達とも話が合わずに、コミュ障で不登校になっていた。妹がバカ・オタ・ロボと親しくなったことがキッカケで姉と仲良くしてほしいと3人に頼み、学校に行かせることになった。彼女の私物は一般女子と違ってカワイイ系ではなく怖い系のものばかり。通称は”マジョ”。

女子高生の無駄づかい2

そして彼女たちのクラス担任である「有名大卒の担任教師」、佐渡 正敬(まさたか)。彼は女子大生が大好きで、それを教え子に伝える必要があったのか、赴任早々、教え子を前に「俺は女子大生派だ!」と、女子高生好きでないことを完全宣言した強者である。生徒からはもちろん、ドン引きされている。しかし、生徒指導や進路相談も含めて、割ときっちりと聖職をこなす良い先生であるのは確かなようだ。通称は”ワセダ”。

物語の大方は、バカ・オタ・ロボの3人のお話が中心となっています。「あのさ、今からすごい事言っていい?」「どうせくだらないことだろう。」「いや、マジですごい。どのくらいすごいかっていうと、」という、バカとオタの会話のくだりにロボが毒舌の合いの手を入れるという、漫才的なやり取りから日常のお話が膨らんでいく流れが主です。そういったいお決まりの展開が結構心地よく、今回は何の話だろうと期待してしまう作品です。その入りから徐々に他の面々にも話が広がりつつ、面白さに厚みが増していきます。

8人のキャラがいますので、それぞれの個人にスポットがあてられる回も当然ありまして、毎回変化に富んで飽きが来ないバラエティな内容・構成になっています。時に、友人の悩みに答える友達のありがたい存在を感じたり、家族を思う祖母と孫の絆に涙しそうになったり、妹の姉を思う姉妹愛を観ることもあったりと、単なるドタバタの面白い面ばかりではなく、しっかりとそのような側面も見れる作品ですのでコメディといっても意外とバカにできない良いお話が詰まってたりします。

女子高生というのは本来、きらきらした世代というイメージが世の中にあって、作者の方はそんな輝ける時代を無駄に毎日グダグダと浪費して過ごしていそうな女子高生タイプをたくさん集めてみたら楽しい、と思ったのでしょうね。若い方がこの作品を観るとそのように素直にとらえるのだと思います。ただし、人生をある程度生きてきたおじさんが観ると、登場してくる8人がみんなふざけた生き方をしているようには見えないんですよね。面白おかしくは確かに見えますが、それだけじゃないんじゃないかなこの子達、なんて観てしまいます。

まだ、経験がないから生き方を試している、自分の生き方・スタイルを模索しているよう見えるのです。他の普通の高校生にしてみれば滑稽に映る各個性であるかもしれません。しかしながら、それぞれがおそらくはその時を真剣に生きているはずなのです。これから先の人生を考えたら、つまらない苦しい人生を送るよりは少なからず楽しい人生を送ったほうがよさげですよね。生き方は人それぞれ。どう生きようかはその人の自由裁量ですが、世の中の基準に縛られすぎると窮屈な生き方に進んでいってしまう危険性も一部はらんでおります。

この作品を見た後、そんな気持ちが沸き起こりました。彼女たちからは「人生をもっと楽しもう!自分らしい生き方を見つけよう!」と言われているような、そんな気がしないでもありません。人生に無駄があるかどうかは周りが判断することではなく、自分が判断するものなのではないでしょうか。

また、みなさんは自分のものさしというものをお持ちだと思いますが、自分のものさしで相手を測る=ものさしに合わない人の考えは受け付けないという傾向にあるんじゃないかと思います。私も人のことはとやかく言えませんが、そうした考え方が人生の幅を狭める原因にもなるでしょうし、つまらない毎日を作り出す根本にもなっているかもしれません。たまにはそのものさしとやらを脇に挟んで、目の前の方と対峙してみると、見えなかったいろんなことが見えたり、楽しい発見や気づきがあるかもしれません。堀固まった考え方は楽ですが、もしかすると、つまらない生き方の元凶になっているかもしれませんよね。

女子高生の無駄づかい8

この作品は、ウエブコミック配信サイト「コミックNewtype」にて連載中の女性漫画家・”ビーノ”さんによる同タイト漫画が原作です。2019年7月~9月に”BS11”他にて日本全域で全12話がTV放送されました。”AbemaTV”・”ニコニコ生放送”他でもインターネット配信されております。アニメーション制作は”株式会社パッショーネ”。総監督は「狼と香辛料」を手掛けた”高橋丈夫”さん、シリーズ構成は、「はたらく魔王さま!」「サクラクエスト」「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」のシリーズ構成を担当した”横谷昌宏”さんです。

今回の注目の声優さんは、バカを演じた”赤﨑千夏”さんとロリを演じた”長縄まりあ”さんです。赤﨑さんはかつて、「キルミーベイベー」という日常系コメディアニメ作品の折部やすな役でものすごい破壊力を見せてくれた声優さんです。はちきれ方が半端ないところがあって、オリジナルキャラを生み出す力はさすがは声優さんだなって思わせてくれる方です。長縄さんは「はたらく細胞」の血小板ちゃん役の方といえばわかる方が大勢いるかと思います。とにかく、かわいらしい役柄がお上手で印象に残る方ですね。他にもメジャーな声優さんが結構出演されていますが、まずはこのお二人が特に際立った印象でした。


最後は声優さんが歌っているオープニングテーマとエンディングテーマをお聴きください。

オープニングテーマ
「輪!Moon!dass!cry!/田中 望(赤﨑 千夏)・菊池 茜(戸松 遥)・鷺宮 しおり(豊崎愛生)」
エンディングテーマ
「青春のリバーブ/田中 望(赤﨑 千夏)・菊池 茜(戸松 遥)・鷺宮 しおり(豊崎愛生)」

最近はさらにテレビドラマ化され、1月24日よりテレビ朝日「金曜ナイトドラマ」枠で23:15~60分番組が放送されております。アニメとテレビドラマは全くの別ものと捉えて観るとどちらも味わいを持ってみることができます。テレビを先行で観た方はぜひ、アニメもご視聴してみてくださいね。

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この恋に、キュンときたら110!しちゃダメだぞ!っと。「ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。」「かぐや様は告らせたい」「川柳少女」③

新年、アニメ増しておめでとうございます!

いつもお越しいただいております皆様、昨年は大変お世話になりました。夏以降、5か月ほど休むことになりましたが、復帰しましたので、また痛いブログを観に来ていただけましたら嬉しい限りです。

そして新たに当ブログに迷い込んでしまった方々、これも何かのご縁と思って冷やかしで構いませんので、少しだけでも眺めて行ってくださいね。もしかしたら、何かお目に叶うアニメとの出会いがあるかもしれませんよ。

皆様、本年もどうぞよろしくお願い、痛します m(_ _)m

今回は、夏から滞っていたムズキュンのラブコメ作品の続きである③を紹介いたします。タイトルは「川柳少女」です。川柳なんてなんか和のテイストが感じられて正月っぽくないですか?

と、その作品を紹介する前に、タイトルにも出てくる川柳ですが、みなさんは”俳句”と”川柳”の明確な違いをご存知でしょうか。私はなんとなく、季語が入るのが俳句で入らなくても良いのが川柳ということぐらいしか、実は知りませんでした。気になってあらためて調べてみました。基本的に俳句も川柳も<五・七・五>の17音定型であることは同じようです。では一体、この2つの違いは何でしょうか?

大きくは<形式的な違い>と<内容的な違い>があるようです。
<形式的な違い>
・俳句には、<季語>が必用ですが、川柳は特にこだわりません。
・俳句には、「や」「かな」「けり」などの<切れ字>というものが必用ですが、川柳は特にこだわりません。
・俳句は、主に<文語>表現ですが、川柳は<口語>が普通です。
<内容的違い>
・俳句は、主に自然を対象に詠むことが中心ですが、川柳では、人事 を対象に切り取ることが中心です。

なるほど、わりと縛りがなく自由形式で今風な5・7・5が川柳ですか。ちょっとチャラくてもいいんですね。そして人物にスポットを当てて作ればいいということがわかりました。かしこまり~。では、これを踏まえて私も年明けにふさわしい川柳を一句。
「お正月、餅と一緒に我ふくれ」って、これ、なかなか良くないですか?そしてもう一句。「ビール飲む、朝から潤す、うちの妻」

川柳少女1

この作品は、「週刊少年マガジン」の2016年47号から連載中の、漫画家・”五十嵐正邦”さんによる同タイトル漫画(既刊11巻)が原作です。それがアニメ化され、2019年4月~6月に関東広域圏/”TBSテレビ”・近畿広域圏/”毎日放送”・”BS-TBS”で日本全域で全12話が放送されました。インターネットでは”Abematv”・”ニコニコチャンネル”他で配信。

そしてこの作品の監督は、「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ」の2期以降と「異世界食堂」の監督を務めた”神保昌登”(まさと)さんで、シリーズ構成も兼任されています。アニメーション制作はCONNECTです。

ではどのような作品なのか、大筋を紹介いたしますね。

主人公である”雪白 七々子”(ゆきしろ ななこ)は、口下手で人と話すのがちょっと苦手な高校一年の女子。普通の会話にて自分が思っていることを相手に伝え難い分、七々子は自分の好きな(得意な)川柳にのせて相手にその場の気持ちを伝えます。5・7・5の軽快なリズムに乗せて♪いつも彼女は川柳を記す短冊と筆ペンを携帯しています。友人と居るときも家族と過ごすときも、彼女にとって短冊と筆ペンは欠かせません。

彼女は学校では文芸部に所属しています。文芸部の部員は彼女を入れて3人。2年生の先輩女子で部長の”片桐 アマネ”と七々子と同じクラスの1年男子・”毒島(ぶすじま) エイジ”。この文芸部は守備範囲が広く、川柳を学び川柳を作ったりもするのです。

部長のアマネは文芸部らしくとても物知りで、川柳を通してふたりにいろんなことを教えてくれます。そして、天然な七々子と世の中をよく知らないエイジにすかさずツッコミを入れるのが常です。明るく楽しく頼れる人柄ですが、どうやったら彼氏ができるかをいつも考えている悩める乙女でもある先輩です。

エイジは見た目が強面で金髪のため、当然、周りからはヤンキーに見られ、中学時代はケンカを売られることもしばしば。実はそれが彼の本意ではないようです。中3のとあるケンカの最中に、相手に対して「オレはケンカなんてうんざりなんだよ。”拳(こぶし)より、笑顔を交わす日々であれ!!”」と発した言葉が偶然に5・7・5のリズムにうまくハマったのがキッカケで、彼は川柳に目覚めてしまったのです。 それが理由なのか、高校生になると彼は文芸部に所属するようになりました。

この物語は七々子を取り巻く日常が主として描かれており、七々子の家族、その仲間、七々子が通う町の川柳交流会の方々が登場します。七々子は同じクラスであり、同じ文芸部員であるエイジくんが大好きなようです。川柳にのせて彼に想いを伝えるのですが、果たしてその想いはうまく彼に届くのでしょうか?そしてその恋の行末はいかに?

川柳少女2

今回の作品は1話が12分間のショートものであり、4コマ漫画がベースということも手伝って、テンポとメリハリがあってどなたが観ても非常にわかりやすい内容、かつ楽しい作品ではないかと思います。

4コマ漫画といえども、ラブコメ要素が色濃いので、単なる日常系作品の粋を越えています。半分鈍感でシャイなところがある心優しいエイジくんに、やや天然で可愛らしい七々子ちゃんが、彼を想うありったけの素直な気持ちを川柳にのせてアプローチできるかが最大の見所です。そんな二人のやり取りに毎回キュンキュンさせられること受け合いです。

第9話では二人の初めての出会いについて触れられており、ラスト12話ではその後なかなか会えない二人のドラマティックな再会が明らかにされます。オジサンはちょっと感情移入して泣けました(T_T)。すみません、もう箸が転げても泣けるお年頃なので許してくださいね。

また、当作品にはこの二人とアマネ部長の他にも魅力的なキャラが数多く登場いたします。エイジと幼馴染の姉御キャラの”大月 琴”。彼女はエイジを弟のように可愛がる姉のような存在で登場しますが、七々子のライバルとなるのかそれとも二人の応援者となり得るのかも注目です。

その他に、同じ1年生の美術部員である”矢工部(やこべ) キノ”。彼女は顔の表情を作るのが苦手な女の子なのです。いつもスケッチブックを持ち歩き、人に伝えたいことはスケッチブックに喜怒哀楽のある自画像イラストを描き、コメントも添えてコミュニケーションをとっているという稀な人物です。このイラストが思いの外、結構おしゃべりなんですよ。

もう一人、同じ1年生で占い部に所属の部長、”花買(はなかい) タオ”。彼女は土日は街なかで占いをしているようですが、かなり当たると評判の占い師です。彼女の絡む占いがみんなにとって吉と出るか凶と出るか?場を盛り上げてくれます。

そして、七々子の父、”雪白 吉彦”さんも注目すべき人物です。七々子を溺愛するあまり、自分が七々子から好かれているかどうかいつも気になって疑心暗鬼に陥っている滑稽な方なのです。七々子の家ではヤンキーと認識されているエイジが初めて七々子の家に行き、お父さんと対面する話がありますが、何かしらでエイジにケチをつけたいお父さんの気持ちが全開で笑えます。それが世の中の娘を持った親父の心境なのでしょうね。

様々な人物による様々なコミュニケーション方法が出てきますが、相手への伝達手段は単に言葉を発することのみではなく、アプローチの仕方を変えればそれ以外でも伝わる、あるいは伝えられるのかもしれません。いずれにしても相手を知ろう、相手を理解しようとする気持ちが人間にとって望まれる一番大事なスタンスなのかもしれませんよね。

川柳少女4

今回の作品に出演の声優さんですが、たまたま前回に紹介した「さんかれあ」に出ていた”矢作 紗友里”(やはぎ さゆり)さんがかぶりました。「To Love -とらぶる-」/西連寺 春菜、「冴えない彼女の育てかた」/氷堂 美智留を演じた方で、本作品ではとても重要なツッコミ鋭い脇役の片桐アマネ先輩役で登場でした。

メインヒロインの七々子は、出演作品数がダントツに多い売れっ子の中堅声優さんで、”花澤香菜”さんです。声質に可愛さと艶の両方を併せ持つ花澤さんですが、「物語」シリーズの”千石撫子”や「絶園のテンペスト」の”不破愛花”ともまた違った今回の役どころで、透明感のある魅力キャラを演じています。

方や、普段は幼女の役が多い”久野美咲”さんが今回は幼女じゃない割と饒舌な矢工部(やこべ) キノを演じているところも注目です。

男性はもちろん、主人公・毒島(ぶすじま) エイジを演じた”畠中 祐”(たすく)さんです。この方は、「遊☆戯☆王」の主人公・九十九遊馬や「甲鉄城のカバネリ」の主人公・生駒を演じた方です。ヒーロー系が多い方でしょうか。今回のエイジの声はカッコつけ感が感じられる2枚目半のユニークなキャラ声が印象的でした。

最後はオープニングテーマの紹介です。恋した乙女が自分の気持ちを相手に言葉で伝えたいという想いが溢れんばかりに詰まった七々子そのものの代弁曲と言って良い素敵な曲です。

オープニングテーマ「コトノハノオモイ/井上宛子」

人に意思を伝える事は難しい、と同時に素敵なことでもある、そんなことを再発見させてくれる今回の作品、ぜひみなさんも青春の1ページを観ながら一緒にキュンキュンしてくださいね!


最後になりますが、昨年10月、私の誕生日にお友達の風月時雨さんにイラストを頂きましたので紹介させていただきます。
私の大好きな作品に出てくるイチ推しキャラ「STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)」の”まゆしぃ”と「妖狐×僕SS(いぬぼくシークレットサービス)」のカルタを描いてくれました。二人が持っているのはまゆしぃが大好きなジューシーからあげです。笑顔でとっても可愛い二人、観ているだけで癒やされるイラストを描いていただき、本当にありがとうございます。

mayukarukansei2.png

時雨お嬢様はアニメが大好きな方でイラストもたくさん描いている絵師さんです。「シュタゲ」「まどマギ」「ef]などの好きなアニメ作品が私と一緒で交流が始まりました。何を隠そう(隠してはいないですが)、お嬢様はラブライブサンシャイン!!もお好きです。サン社員さんかもしれません。私も結構、好きですよ。そして、私も年に1回ですが、時雨お嬢様の誕生日にだけ彼女が好きなキャラをお絵かきしてイラストを贈っています。彼女は今の自分の想いを絵に表現できる「イラスト少女」なんだと思います。その想いをイラストで相手に伝えることができるなんてとても素敵なことですよね。

風月時雨さんのブログは彼女が好きなものでいっぱいのお部屋です。彼女のブログはこちらをクリックしてください。五月雨日記<仮の宿>ぜひ、遊びに行ってみてくださいね。

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Author:takapon46
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マジンガーZにパイルダ~オン!ヤマトと999の主人公達と一緒に旅していたアニメ世代の私も今は40歳。嘘です。年齢だけは立派な50歳になりました、てへぺろ。40歳を過ぎた頃から再び、アニメの世界へ戻って来まして、今は専ら深夜帯アニメに夢中です。私なりに選りすぐりだと思うアニメを紹介しておりますので、良かったら覗いていって下さいね。

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