運命とは一人じゃ変えられないもの?だけど二人だったら・・・「境界の彼方」

自分で言うのも何ですが、私は割りとロマンチストな方です。過去の記事を見てもらえればわかりますが、ファンタジー&ラブストーリー要素の作品を結構取り上げてきました。私は、リアルな世界で口ベタも手伝ってか、最愛な方々にうまくそれを表現できない事が多く、現実はかなりしょっぱい日常を過ごしております。残念ながら・・・、あっ、私はやっぱり残念系キャラ?だったのね。
それ故に、アニメの世界では思う存分、素敵なストーリーを楽しんでおります。

ファンタジー作品というのは基本、ハッピーエンドです。ラブストーリーについてもハッピーエンドが望ましいと私も思いますが、中にはそうでないものもそれなりにありますよね。それはそれで、思い通りにならないという人生のスパイスとして必要でしょうし、別な意味で心に刻まれるお話になるかと思いますので、たまにはそういう作品も悪くはありません。
そしてそれらが面白いのは、いずれにしてもそれがどっちに転ぶか、ハッピーエンドなのか否か、最後まで見て見ないとわからない、という展開がやはり面白いものです。

本日の作品もそのように、最後までどちらかわからないドキドキのお話です。
その作品とは「境界の彼方」です。
まず第一にこの作品、タイトルからしてとても意味深で、スケールの大きさを感じませんか?
意味がよくわからないタイトルって、結構考えられた上でつけられたんじゃないかと思いますので、そういう作品は絶対に面白いはず、と私は踏んで、割りとタイトルからは内容が読めないような作品にチャレンジしたりします。それが私の作品選びの一方法です。

ジャンルからすると”ダークファンタジー”なので、決して正統派のラブストーリーではありません。最初から割りとショッキングな展開から入りますので多少グロいところは有りますが、それを差し引きしても見るに値するエンターティメント作品です。
会話の楽しい掛け合いあり、妹大好きのシスコン兄貴登場あり、メガネフェチの主人公、そしてお決まりのフレーズを語る主人公のお約束あり、とダークとは言いつつも、実にオモシロ要素が各所に地雷のごとく設置されていますので、ダークというほど緊迫した展開ばかりではなく、メリハリがあって大いに楽しめます。

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主人公”神原秋人(かんばらあきひと)”は文芸部の副部長で高校2年生。メガネフェチでツッコミ上手な少年なのだが、実は不死身な存在である。なぜなら、彼は人間に害を及ぼすとされる「妖夢」と「人間」の間に生まれた”半妖”と呼ばれる稀な存在であり、普通の人間より傷を負った後の再生能力に長けているため、痛みは伴うが死には至らない体を持っている。しかし、ある程度のダメージを受けると妖夢の特性が人間性を上回り、自我をコントロール出来ない場合、破壊と殺戮に暴走してしまう危険をはらんでいる。

街には妖夢を討伐する”異界士”と呼ばれる特殊能力を持つ人間がいて、それらを生業として”異界士協会”の管理下で街を監視し、それらの人間たちで街の治安が保たれていた。
彼はある時、学校の屋上で今にも屋上から飛び降りそうなメガネ女子を目の当たりし、彼女を説得しようととっさに声をかけるのであった。「僕はメガネ女子が大好きです!」と。しかし、彼女はいきなり「不愉快です!」と発したかと思いきや秋人に持っていた剣で襲いかかってきた。
不意打ちを食らって体を刺されてしまうが、そこは半妖なので、痛みはものすごいものの死には至らない。
彼女は何故に剣を持ち、何故に秋人を刺してきたのか?そしてそれは秋人の存在を知ってのことなのか?

彼女の名は”栗山未来(くりやまみらい)”、メガネが似合う高校一年生。彼女は自らの血液を剣に変えることが出来る異能を持った異界士であった。彼女はその日の出来事以来、毎日彼を付け回しては好きを狙って攻撃を加えるという行動に出た。
だけど、いくら襲っても秋人は不死身のまま。彼女は半ば、秋人を襲うことを諦めはじめた。秋人は彼女に興味を示し、彼女が一人暮らしで大変なことを知り、妖夢退治でお金が稼げることを未来にアドバイスする。そして彼女を文芸部に勧誘しようとする。なぜなら、文芸部には異界士の”名瀬美月(なせみつき)”がおり、同じ異界士なら仲良く出来ると思ったからであった。

しかし、彼女は文芸部には入ろうとはせず、自分にあまりかかわらないで欲しいと秋人に告げる。だが、秋人は未来の面倒を見ようとし、妖夢退治で一緒に行動をするようになる。そんな秋人に対して美月は、「未来にあまりかかわらないほうが良い」と忠告するのである。何故美月はそうアドバイスするのか?徐々に彼女の過去が明らかになってゆく。そして二人は妖夢討伐の中で今までにない強敵に出くわすのであった。その妖夢とは、未来の過去に暗い影を落とす、ある事件にもつながっていた。ふたりのそれぞれの思いが交錯していく。その先に待っているのは過酷な試練?もう後戻りは出来ない。課せられた運命をふたりは乗り越えて行けるのだろうか?

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この作品はライトノベル作家の”鳥居なごむ”さんの小説が原作であり、KAエスマ文庫より2012年6月から今までで3巻まで出ているようですが、それが元でアニメ化され、2013年10月~12月にBS11他で12話が放送されました。制作会社は京都アニメーションです。

ファンタジー作品でありながら、しっかりと人間の生き方についての深いテーマも掲げながら物語は進行していきます。
あらためて人は一人じゃ生きられない生き物であること、だからこそ誰かをお互いに守ることが出来てこそ人間たる役割を果たし得ること、相手のために生きる、自分ために生きる、そのどちらもが同じくらい大切なことなど、多くの事を思い起こさせてくれます。
そして運命だって一人じゃなかなか変えられないけど、二人ならば変えられるかも?なんてこともお話の中にあるとかないとか。

そういえばこれもまた劇場版まである作品です。2015年3月に劇場版 境界の彼方-I'LL BE HERE-”過去篇”、4月に”未来篇”が公開されております。
過去篇は12話のダイジェスト的な話から最後に新たなお話に続きます。そして更にその続きが未来篇となっております。本編12話まで見ればまずは一区切りですが、それで楽しいと思えた人は劇場版まで進むと良いでしょう。

自称、ロマンチストな人、妹属性が好きな人、メガネフェチな人は必見の作品かと思いますので該当の方はぜひぜひ御覧くださいませ。あと、主人公の未来役”種田梨沙”さんは作品によって声が七変化する方ですので皆さん、抑えておいてくださいね。

オープニングテーマ「境界の彼方/茅原実里」
挿入歌「約束の絆/妖夢討伐隊(栗山未来、名瀬美月、新堂愛)」 この曲、結構ノリノリでいい曲です!

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