ゆるぎなく相手を信じる気持ちを貫ければ、それもまた真実。「終わりのセラフ」

スポーツに例えて言うならば、プレイヤーの数が多い野球やサッカー・ラグビーなどのチームプレーで闘う競技においては、いくらずば抜けた個人技を持つプレーヤーがそのチームに一人や二人いたとしても、総合力や組織力で相手チームを下回っている場合は大抵は負けてしまうもの。組織力を活かし、試合の局面で常に1対複数で相手の個人技を封じ込み、最後まで集中力を切らさずに闘いきれば勝利できるという必勝パターンがございます。
つまりは団体競技において組織力という総合力が1番大事になるわけです。

しかし、これはあくまで”スポーツ”という人間が参加する競技に一定の”ルール”が課されている場合であって、一人の人間の能力が4倍も5倍にもなることはありえないことが前提です。
これがスポーツ以外の世界だったらどうでしょう。ルールという枠組みや上限がない世界に於いては評価する側の絶対評価によって優劣の判断がくだされます。何でもありな場合、総合力で評価を受ける方向もあれば一矢報いる革新的な技術を持ってして評価を受ける場合もあるかと思います。

アニメの世界でもそうしたルール無しの闘いが多く作品としてあるかと思いますが、それらの作品のなかで人間の”組織力”が取り立たされているケースが少なくありません。人間である以上、一人ではなかなか生きていけないのが根底にあるからこそ、そういったものがテーマとしても必須なのだと思います。

今日ご紹介するアニメは、”人間対吸血鬼の闘い”を描いた作品「終わりのセラフ」です。

なんとここにで出てくる人間と敵対する吸血鬼は、一人で人間の7倍もの能力を持っていて、自己再生能力も高いことから腕一本を切り落とされてもすぐもとの体に戻ってしまうという厄介な相手。そのいう輩が相当数いるとしたら一筋縄にはいかないのは当たり前です。ましてやこの世界、すでに人間社会ではなくなり吸血鬼の住む世界に変わっておりますので、相当、人間は頑張らなくては元の世界へは戻れないのです。その相手に対し、どう組織力で対抗するのか、あるいは奥の一手のすごい技術や能力開発で一発逆転がありうるのか、人間社会を奪還できるのかどうかが見物です。

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ウイルス感染によって13歳以上の大人は死に絶え、残された子どもたちは地下都市で吸血鬼にとらわれ、血液を提供する代わりに生きながらえるという家畜同然の生活を送るようになる。主人公”百夜優一郎”(ひゃくやゆういちろう)は地上で生活していた時と同じ”百夜孤児院”の仲間と地下で生活していた。それから4年が過ぎたある夜、その中のリーダーである”百夜ミカエラ”の計画で入手した地図をもとにみんなで地上に脱出を試みるが、吸血鬼達に見破られ、子どもたちはみんな殺されてしまう。
かろうじて逃げ切った優一郎は無念さを持ちながら、地上で生き残った若い大人で組織される軍事組織「日本帝鬼軍」の"一瀬グレン"に拾われる。そのグレンから、「苦しくとも復讐のためでもいいからとにかくお前は生きろ」と諭され、優一郎は吸血鬼に復讐を誓い、生きることに望みを託す。

それから4年の月日が流れ、優一郎も16歳となり、日本帝鬼軍に入り、吸血鬼と闘うその時を待ちわびるのであった。
一瀬グレンは日本帝鬼軍の中でも”月鬼ノ組”と言われる吸血鬼懺滅部隊の総隊長でもあった。彼は鬼の力を宿した剣と契約を交わし、普通の人間以上の特別な力を備えていたのである。復讐のため、強くなるために優一郎はグレンに鬼との契約をさせろと懇願する。しかし、その鬼との契約は誰しもができるわけではなく、鬼に気持ちで飲みこまれてしまうとやがて本当の鬼と化してしまう危険が伴う。理性をなくした鬼は直ちに討伐対象となる。それでも優一郎は鬼との契約に踏み切る。果たして優一郎は鬼との契約を無事に果たすことがきるのであろうか?その先に彼らを待っている未来は?

大筋としては以上ですが、その中で繰り広げられる人間の美しい部分と愚かな部分とが浮き彫りにされていて内面的な人間臭さのあるシーンにかなり引き込まれてしまう作品です。
人間愛はもちろんですが、「仲間を信じる」大切さと「どうあっても家族を守り切る」という自分の中の最優先的な強い気持ちが主人公の優一郎からひしひしと伝わってきます。
人間は正しいこともすれば、同時に間違いも起こすいきもの。信じられる相手だから信じるのも一つですが、自分が信じたい相手だから信じきるという選択肢があることを作品の各シーンから伺い知ることができます。

また、殺されたと思っていたミカエラは生きており、吸血鬼側の世界で半吸血鬼として違う人生を歩み、葛藤しながら親友との再開までは絶対に人間で有り続けようとする信念と、そして優一郎がミカエラと再開した際に優一郎がとった行動にもひとしおの感動がありました。友が生きることが最優先、自分は何ができるかを迷わず行動できる迷いのない気持ち。そんなヒューマンドラマがこの作品には数多く見受けられます。
命を張ってでも助けたい相手、信じたい相手、人間はどこまで自分のこと以上に相手に対して本気になれるのか?

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この作品は漫画として、「ジャンプスクエア」の2012年10月号から連載が開始され、現在までに10巻まで刊行されています。
原作は小説家の”鏡貴也(かがみたかや)”さんで、漫画家・イラストレーターの”山本ヤマト”さんがイラストを担当。
2015年4月~6月に第1クール12話、10月~12月に第2クール12話がそれぞれBS11他でアニメ放送されました。
ジャンルはダークファンタジー。まだこのあとも話からすると続編がありそうです。

自分よりも強い相手に立ち向かう内容なので、バトルを見るたびに息を飲む展開ばかりでドキドキしっぱなしです。
とにかくバトルのシーンが予想以上に多いのでバトル好きにはたまらない作品であることは間違いありません。
それぞれのキャラが持つ武器も個性的でカッコ良く、そこもまた見どころのひとつです。
単純にそれらだけでも面白いですが、上で述べたような人間味あるお話の側面もぜひお楽しみくださいませ。

ヒロインの”柊(ひいらぎ)シノア”は早見沙織さんが個性的にこれまた演じており、とってもキュートです。
また、第2クールのオープニングテーマ 「Two souls-toward the truth/frip Side」が作品の世界を表していて個人的には好きです。

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