日常でちょっと素敵なことが出来るなら、それはもう、立派な魔女か魔男の仲間入りかもしれません。「ふらいんぐうぃっち」

残暑と仕事の忙しさで私は少々お疲れ気味です。だいぶ暑さは峠を越えましたが、私の部屋にはエアコンがないので夜中には暑さで目が覚める事がしばしば。熟睡できない日々が続いたことが一番の原因かもしれません。
そんな時に観るアニメはやはり、精神的にも優しいアニメを好んで観てしまうのは必然でしょうか?もっとも最近は癒やし系(ヒーリング系)のアニメも割りと多く出ている傾向にあることもそれを後押ししていると思います。

アニメでは作品自体が癒し系と呼ぶに値するものもあれば、そうでなくても個々のキャラクターに萌えや癒しを感じることも多々あります。後者については個人個人の趣味に左右されるので、個々のキャラに関しては個人レベルでぶち当たったキャラに癒やしや想いを寄せればそれで良いかと思います。なので、私が紹介するアニメはトータル的に作品全体が癒し系であるアニメについて触れたいと思います。

代表的な癒し系アニメはやはり、「ARIAシリーズ」や「のんのんびより」あたりなのですが、「ARIA」シリーズについては奥が深いのでまだ記事にしておりません。「のんのんびより」については過去に書いております。新たにお伝えしたい癒し系アニメは今のところ4つありますが、まずはその中から本日はこちらをご紹介いたします。

「ふらいんぐうぃっち」という、ジャンルは日常ファンタジーの作品です。

直訳すれば”空飛ぶ魔女”となりますが、この作品に出てくる魔女は恐らく皆さんが抱いているであろう、悪い魔女・怖い魔女ではなく、むしろ可愛らしく良い行いをする魔女についての日常のお話です。と言っても、ロリコン的なキャラまで幼くはならない、高校1年生の設定です。黒髪で前髪ぱっつんの敬語で話す、おっとり型のやや天然系女子高生が主人公です。最近、私の記事の中で必要以上に露出している「氷菓」の主人公”えるたそ”(千反田 える)にもそのキャラがどことなく似ているかもしれません。

この作品は主人公の女の子たちの可愛さにはもちろん癒されますが、癒し系作品の基本的である全体の流れる時間経過がとてもゆっくりなところ、その場面場面の会話や間合い、そして背景の自然美で魅せるところが実に忠実であり、バランスの良い作品ではないでしょうか。前回の「たまゆら」もそういう意味では同じくそれらの要素が入っている癒し系作品といえますが、2つの作品の明確な違いはジャンルと笑いの方向で魅せるか泣きの方向で魅せるかのそれぞれのパーセンテージ(割合)の違いかと思います。そして今回の作品は泣きの方向は殆ど無く、笑いの癒しに特化したタイプであります。

舞台は、りんごの生産地で有名な東北は青森県弘前市の岩木山(地元では東北の富士山とも呼ばれている綺麗な山)を見渡せる大自然に囲まれた片田舎の街。

魔女界では15歳になると一人前の立派なオトナとみなされ、修行と独り立ちのために家を出るしきたりがあるらしい。主人公”小幡真琴(こわた まこと)”もまた、そのしきたりで横浜の家を出ることになったが、真琴の母曰く、最近の魔女の仕事は不安定なこともあるので高校も出ておいた方が後々良いかも、ということで真琴は弘前市の親戚の家”倉本家”に居候しながら高校に通うことになった。

ふらいんぐうぃっち2

倉本家に足を運ぶのは7年ぶり。使い魔の雌の黒猫”チト”と一緒に電車とバスを乗り継ぎ、倉本家に近いバス停でふたりは降り立った。魔女と言っても彼女の能力は全能ではなく、人並みに、いやそれ以上に彼女は方向音痴であった。それを察した又いとこの”倉本圭(くらもと けい)”が途中まで迎えに来た。真琴と圭はお互いの成長ぶりを確認しつつ、真琴は圭に倉本家までの道順を覚えてるアピールするが、向かった一歩目からすでに逆方向に進んでいて、昔となんら変わらない一面も覗かせる。

家に着くと圭の妹の”千夏(ちなつ)”とご対面。7年前は3歳であった千夏は真琴のことを覚えていない。真琴が黒猫のチトに話しかけている様子を知った千夏は、真琴の第一印象を危ない人だと認識する。真琴はこれからの生活に足りないものを買い足し街に出たいと圭に話す。あいにく付き添えない圭の代わりに千夏がしぶしぶ真琴をホームセンターまで案内することになった(真琴一人だと店にたどり着けないために)。そして一通りの買い物を終え、店を出た真琴は外でホウキを発見する。何やらホウキの外観・強度を確かめはじめる真琴であったが、その次に取った行動は、おもむろにホウキにまたがったかと思うとその場で宙に浮いて見せたのだった。驚きを隠せない千夏であったが、それ以上にすごい出来事に遭遇した彼女は素直に感動し、真琴の評価は一気に”危ない人”から”カッコいいマコねえ”へと格上げされる。

その帰り道ふたりは、圭とその幼馴染の”石渡那央(いしわたり なお)"がいる前に突如、空から現れた。ちょうど圭が那央に、真琴のことを変わった居候だと話していた矢先のことなので、こちらの真琴に対しての反応というと、単純に狐につままれたような当たり前に一般的なオトナの驚き方であった。

高校の入学式で那央と再会する真琴であったが、自分が魔女であるけれども那央と変わらない普通の高校生であることをさらりと那央に話す。那央は、魔女であることを一般人に話して良いのかと真琴にツッコミを入れると、真琴曰く、「魔女であることは身内と親戚以外には秘密にしなければならないルールだった」と思い出したように那央に伝える。知らなくても良かった事実を勝手に教えられ、那央はうろたえてしまう。余計なことに巻き込まれたくない那央ではあったが、いつしか真琴のペースに乗せられてしまい、日を増すに連れ、日常ではありえない、いろいろな奇想天外な出来事に彼女は巻き込まれていくのでした。

その後、魔女である真琴のもとには様々な人物?が訪れるようになります。冬を送り、春を運んでくる”春の運び屋”。そして真琴の姉の”茜”。彼女は魔女界でもずば抜けて魔術を扱える魔女であり、自由奔放であるがゆえに、現在は高校をやめて世界を旅してまわっている(魔女は悪いことをしなければ基本的にはなにをしても自由であるらしい)。真琴が新天地で修行していることを想い出して、真琴のもとに突如、瞬間移動の魔術で現れる。そして時折、真琴に魔法を幾つか伝授するのだが、これが何かとプチハプニングを引き起こすことに。そしてこの姉の魔術の犠牲になったという茜の友人も登場。果たしてその犠牲とはどんなことなのでしょうか?ゆったりとした自然と時間と純粋な人々の日常に魔女たちが素敵な奇跡を巻き起こします。

ふらいんぐうぃっち1

この作品は、作品の舞台となる青森の地元出身である男性漫画家”石塚千尋(ちひろ)”さんによる漫画が2012年9月から別冊「少年マガジン」に連載中となっており、それが原作となっております。
2016年4月~6月に東北の青森放送・宮城テレビ放送・日本テレビ(関東広域圏)・BS日テレ他で放送(全12話)されましたが、全国放送としては露出が少ないため、非常に残念です。良い作品なだけにぜひ、TSUTAYAあたりで見つけて観てくださいね。
アニメーション制作は、「灼眼のシャナ」「とらドラ!」「とある科学の超電磁砲」「のだめカンタービレ」などのヒット作品を手がけたJ.C.STAFFです。

今回の主人公たちを演じる声優さんは、小幡真琴役/”篠田みなみ”さん、倉本千夏役/”鈴木絵理”さんとお二人ともフレッシュな顔ぶれですが、それぞれがそのキャラを個性的に見事に作り上げております。今後、大いに期待出来る注目の方々です。今のところ、鈴木絵理さんは夏アニメの「あまんちゅ!」でも主人公役をこなしていますが、全く違う声優さんに聴こえるくらい器用な方のようで、頭角を出しつつあります。こちらの作品はいずれ良い作品なのでアップする予定でおります。
また、二匹の使い魔の猫役に中堅どころの”茅野愛衣”さんと”佐倉綾音”さんが起用されています。作品全体が力を抜いていない証かと。チトとケニーという猫ちゃんたちにも注目です。

オープニングテーマ「シャンランランfeat.96猫/miwa」  
※ポップな曲を10代に絶大な人気を誇るシンガーソングライターmiwaさんが歌っております。

エンディングテーマ「日常の魔法/小幡真琴&倉本千夏」
※主人公たちのふたりの女の子の歌声にこれまた癒やされます!

天然な新米魔女のまわりはいつも楽しいハプニングに包まれます。それは、ゆったりと広がる大自然と魔女に理解のある人々との暮らしの中だからこそ、彼女の魔術が活かされ、素敵なひとときに変わって行きます。彼女一人の力では決してなくて、まわりの様々な条件が整った時にその魔法は開花されます。決して派手ではない魔術や行動ですが、それらによってまわりが幸せな気持ちになって行きます。

そんなことを考えると、私達のまわりにも素敵なことを引き起こす達人がいると思いますが、もしかすると実は秘密にしているだけで私達が知らない本物の魔女だったりするかもしれません。馬鹿げた考え方だとお思いでしょうが、常識にとらわれていると本当のことに気が付かないなんてことも。主人公の圭くんもそんなワンフレーズを作品の中で残しております(ちなみにこの圭君、料理が得意で女子力が高く、ある意味、一般人ですが魔法を持っていると思います)。まあ、そんなふうに柔軟に考えた方が何かと人生楽しいですよね。

日頃お疲れの方、魔法にかかりたい方はまずはこの作品を一度試してみてはいかがでしょうか。

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No title

今回は『ふらいんぐうぃっち』のご紹介ですね♪
僕も観ていましたが、
上手い具合に魔女という非日常と、
ほんわかとした日常がいい意味で交わっていて、
観ていてかなり癒される作品でしたね~。
どの登場人物達も魅力的でしたが、
チトさんを始めとした使い魔の子達も可愛かったですね(´∀`)

Re: ツバサさん、いらっしゃいませ。

ツバサさん、いらっしゃいませ(^_^)

ツバサさんも「ふらいんぐうぃっち」観ていましたか。
観るアニメがいい意味でかぶっていて楽しいですね。

一見、地味なキャラのように見えてそれぞれが確かに
個性的というよりは、ツバサさんの言うように
魅力がみんなにあって、それが日常を素敵に変えて観せて
くれていたのかもしれませんね。
それもいわゆる魔法なのでしょうか?

千夏ちゃんが可愛かったですね。子供らしく野菜が
苦手だったり素直に怖がったりしていて。

このアニメを観てからリアルで会う黒猫に
思わず目がいってしまいます。なんか、
観る黒猫みんなが使い魔に見えてしまいますよ(笑)
なにかやってくれそうな・・・

圭くんもとっても良い男子でしたね。
鞄の中が空っぽでしたが。

ツバサさんも圭くん並に女子力高そうですよね。
先日の料理は男子ながら素晴らしい出来栄えに
見えましたよ。
さぞかし満足のいくお味だったのでは?

真琴ちゃんは見た目は清楚で丁寧な言葉を話す子
なんだけれど、天然でいてほっとけないところの
ギャップが魅力的でした。完璧じゃないのが
実にいいですね。漬物つけている高校生もなかなか
いませんが、日本的で良いですね。

こう話していると、いろんな癒されポイントと
たのしさポイントがたくさんあった、よく出来た
アニメだったと思います。
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