好きなことならがんばれる。人のためならもっとガンバレル。愛する人のためならもっともっと頑張れる。「エロマンガ先生」

近所のTSUTAYAに行くと、今、世間でちょっとした話題になっている「うんこドリル」なる”学習ドリル”を目にしました。入り口から入ってすぐにこの「うんこドリル」コーナーがで~んと、うんこ座りしております。教育関連なのにこのネーミングとは見事なインパクト。「うんこ漢字ドリル」を手にとって中を見てビックリ!なんと、どこもかしこもうんこまみれの問題記述なのです。耐えば、「◯面テープで2つのうんこを貼り合わせる」いう問題。”りょうめん”とルビがあって漢字を入れる問題ですが、問題はさておき、どこからそれらを貼り合わせるっていう発想が出てくるんだ!それに、それはどう考えても両面テープでくっつくシロモノでは無いでしょうが!とツッコミ放題&笑い放題の問題集です。小学生には鉄板のキーワードですが、大人にとっても恐ろしほどの吸引力を感じます。ダイソンの掃除機並の。別な意味で大人のハートをも鷲掴みにする商品だと思いますが、果たしてこれが子供の教育に良いのかどうかはちょっと疑問が残る問題集ですね。問題集なだけに。

世の中にはこのように、万人にインパクトのある言葉が存在しますが、特に大人が反応する言葉のひとつに「エロス」というキーワードがあります。子供から徐々に大人の階段を登るお年頃になっていつしか覚える言葉。淫靡ですね。そして生命の誕生にもつながる偉大な言葉。それが「エロス」です。なんか、とっても悩ましい言葉ですが、とにかく、この言葉自体が持っている力は大きいですよね。オジサンも若い頃はこのたぐいの言葉によく騙されたものです。ゴキブリホイホイのように。でも現在のオジサンは人生をいろいろと経験しております。ですので、早々には騙されません。今はスーパーで野菜を吟味して買うように日頃の経験値がものを言います。あっ、スミマセン、もう買ってませんよ、そういうたぐいのものは。

ということで本日はこの偉大なキーワードが入った「エロマンガ先生」なる作品を紹介いたします。

字のごとく、エロマンガを書く男性漫画家のお話かと思いきや、中身は違っており、作品を実際に観てみるとエロい作品ではなく、ジャンルはホームドラマ&ラブコメ作品でした。主人公の高校生男子がラノベ作家(ライトノベル小説)で、その小説の挿絵を書いているイラストレーターが中学生の妹という、スーパールーキーコンビの誕生秘話からアニメ化への夢の実現までが描かれた物語です。同時に血がつながっていない兄と妹というちょっと危険な香りがする設定がついたラブコメ作品でもあります。妹が描くイラストがエロいのと、妹のペンネームが「エロマンガ」であることからエロマンガ先生と呼ばれていることから、それがタイトルとなっているようです。妹本人曰く”エロマンガ島”という島の名前に由来しているそうですが、事の真意はわかりません。こんな肩書を持つ二人なので、当然、ラノベ業界の同世代の若い作家たちが登場しての出版枠のしのぎを削る、負けられない闘いがあったりと出筆活動の裏方ストーリーも加わって、見応十分な厚みのある内容になっております。

この作品は、2013年12月から「電撃文庫」から刊行されている(既刊9巻)小説家の”伏見つかさ”さんが書いた同タイトルのライトノベルが原作です。その小説の挿絵はイラストレーターの”かんざきひろ”さん。2017年4月にアニメ化され、6月まで全12話がBS11他で放送されました。アニメーション制作会社は”A-1Pictures”です。アニメのキャラクターデザインは、かんざきひろさんがアニメーターとなって”織田広之”の名義で担当するという、小説&アニメの作者・イラスト担当がまったく同じという1・2フィニッシュ型であります。このお二人は、そもそも「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」という作品でラノベ&アニメのタッグを既に組んでいまして、共同作業としては今回の作品は2度目に当たるようです。原作とアニメのストーリーの違いは多少はあるのでしょうが、イラストの基本テイストが同じということは、ラノベがそのまま動くという感動につながる展開だと思います。

エロマンガ先生1

その前作は究極の兄妹愛がベースの作品で、とても面白いものでしたが、姉妹を持たない私にとっては、好きすぎる兄妹が兄妹愛とLOVEの境界線を越えそうになるところは理解に苦しみ、ラブコメものとしてはNGでした(面白いけどみなさんにおすすめが難しい作品)。しかし、今回の作品は義理の兄妹。万が一、境界線を越えても基本、100%の間違いにならないところで私の中では気持ちのすみ分けが出来る作品と言えます。むしろ、越えちゃうかも?が昼ドラっぽい要素もあってドキドキものかもしれません。何より私は男兄弟で姉妹がいない中で育ちましたので、姉妹に強い憧れがあります。特に、妹がいたら可愛がるのになあ、というシスコンなところを持ち合わせていますので、この作品は憧れと妄想がミックスされたブラックホール的作品なのです。

一応言い訳しておきますが、この作品を観たのはめちゃくちゃエロいのを期待してではなく、このようなインパクトのあるタイトル作品がどういった内容なのかを検証するために観たので、今回は決して騙されてはおりませんよ(笑)そして、私が紹介しようと思ったのは、この作品にはそれなりの順序だったストーリーがあったからです。もちろんそれなりの感動もあります。なので、エロを期待しすぎた方は残念ですが別な作品をあたってください。むしろ、そうじゃないのをご希望の方は堂々とTSUTAYAで作品を借りてくださいね。ある意味、このタイトル作品を借りるというミッションは、若からずの皆さんへの挑戦状です。ぜひコンプリートして楽しい作品をご鑑賞くださいね。

主人公の”和泉 正宗(いずみ まさむね)”は、高校に通いながらプロとして小説を書く、15歳の兼業ライトノベル作家である。小学生の頃から趣味でWEB小説を書きはじめ、中学に入って間もなく、彼はライトノベル新人賞の選考員奨励賞を受賞し、プロデビューを果たした。学園異能バトルもののジャンルが得意で、”和泉マサムネ”としてのデビュー作「転生の銀狼」は彼の大名刺となり、シリーズは3年目に入っていた。現在は高校1年生。彼は1年前から闘い続けているものが2つあった。一つは部屋から一歩も出てこない妹とあって話しをすること、もう一つは高校生でしか無い自分の歯がゆさにである。

正宗は小学生の時に母をなくし、その後、中学生の時に父が再婚、新しい母と同時にとても恥ずかしがり屋の義理の妹が出来た。名前は”紗霧(さぎり)”。しかし、まもなく突然と両親が亡くなり、家族は正宗と紗霧の二人きりになってしまったのだ。それからというもの、紗霧は誰とも合うことを避け、部屋に引きこもるようになってしまったのだ。彼女は中学1年生の12歳。もちろん、学校へは
行っていない。今のところは、正宗が小説を書いて生計を立てている。食事も洗濯も彼が面倒を見ている心優しい青年である。

正宗の「転生の銀狼」がついに完結を迎える日がやってきた。記念サイン会も開催されたが、正宗は小説開始から完結までの3年間、その小説の挿絵・イラストを描いてくれたペンネーム「エロマンガ」先生とは一度も会ったことがなかった。マサムネのサイン会にも姿は現さなかった。正宗は会ったことがないそのイラストレーターが気になりだし、その先生のブログをチェックしてみた。すると、なんと正宗の直筆サインが汚いとのコメントが載せられていてショックを受ける正宗であった。

学校の帰りに、彼は街の本屋に足を運んだ。その店には同級生で店の看板娘である”高砂智恵”がいた。彼女は正宗が兼業でラノべ作家をやっていることを知っている、唯一の理解者である。3年間一緒に仕事をしてきたエロマンガ先生について彼が智恵に話すと、このあとエロマンガ先生の動画の生放送の配信があることを教えられる。家に戻った正宗は、いつものように引きこもっている妹のために晩ごはんを作り、2階の彼女の部屋の前にメモと一緒にそれを置いてから、早速、エロマンガ先生の生放送を観るのであった。その中で先生は、お面をかぶりながらリアルタイムで生き生きとお絵描きを披露して視聴者と交流をはかっていた。

エロマンガ先生5

それを観た彼はあることに気がついた。正宗の目に止まったのは、エロマンガ先生のわきに映っている食事とメモがどう観ても、先程、正宗が妹に届けたものなのだ。頭が混乱する正宗。妹がエロマンガ先生で、エロマンガ先生が妹?放送は終了したかに見えたが、エロマンガ先生は画像を切り忘れて服を脱ぎ始めていた。とにかくその生着替えの配信を未然に阻止すべく、彼はすぐさま2階へと全力で駆け上がり、ノックしながら大声で画面をきるよう伝えた。どうにか配信はギリギリでとまった。中から妹が顔を出した。正宗は彼女にこう伝えた。「紗霧がエロマンガ先生だったのか?」彼女は答える。「そんな恥ずかしい名前の人は知らない。」と。約1年ぶりの兄妹の再会であった。しかし、その後、彼は妹の描くイラストのエロさを褒めてしまったためにまた妹はドアを閉ざしてしまった。

後日、正宗が次回作の出版の取り付けのために持ち込み企画原稿を持って出版社を訪れると、担当編集者から「転生の銀狼」の完結記念にエロマンガ先生が描いてくれた、全キャラの集合記念イラストを渡された。嬉しさがこみ上げた正宗はそれを持って家へ帰り、紗霧の部屋の前へ立つ。「紗霧、聴いてくれ。俺が転生の銀狼の作者、和泉マサムネなんだ。」するとドアが開き、紗霧が顔を出した。「本当に?兄さんが和泉マサムネなの?」これが兄妹にして数回目、ラノベ作家とイラストレーターとしての初対面であった。部屋の中へ入って良いと紗霧は兄を部屋へ入れた。「兄さんはなんで私にかまうの?放っておけばいいじゃない、私なんか。」それに対して彼は答える。「仲良くしたい、家族なんだからな。」しかし、彼女はこう答えるのであった。「一緒に暮らしていることを家族だとは言わない。話はもう終わり、出ていって。」やっと話をすることが出来た兄と妹。しかし、二人の気持ちはすれ違う。家族になりたい兄と家族にはなりたくない妹。気持ちのズレには何か別の意味がありそうな?

そんなある日、正宗のお世話になっている出版社へ”山田エルフ”という若い女子ラノベ作家が現れる。イラストレーターのエロマンガ先生に自分のラノベのイラストを書いてくれるよう連絡をとってほしいと彼女は編集者に告げる。正宗は、エロマンガ先生は自分の専属で書いてくれているし、描くのが速くないから二人分の作業は無理だと横から口を挟んだ。累計発行部数220万部の山田エルフは「売上が正義!カスの売上のあなたの仕事より私の仕事をしたほうがエロマンガ先生のためなのよ。」と言い放つ。累計22万部の正宗は何も言えなくなる。しかし、成り行きで彼は、どちらがより面白いラノベを書けるかを山田エルフと勝負することになり、勝った方がエロマンガ先生にイラストを描いてもらうというかけをしてしまう。果たしてその結果はいかに?

作品の見処は正宗の成長と紗霧との関係がいかにこれから変化してゆくかにありますが、二人がそれぞれラノベ作家とイラストレーターをどんなふうに目指してゆくようになったのかの過去エピソードにも注目です。それが解るとより二人の現在と未来を応援して観たくなること間違い無しです。後は妹・紗霧ちゃんの可愛らしさと一人で家族を守ろうとする兄・正宗のかっこよさでしょうか。
その他として、この作品にはたくさんの実在するラノベが登場します。書店に並べられているラノベ作品が実際のものだったりしますのでお見逃しなく!皆さんはどれだけ知っているものを見つけられるでしょうか?また、前作の”俺妹”のキャラがコラボ登場したりもしています。そんなところも遊びごころがあってとっても楽しめますね。

声優さんについては、兄・正宗を”松岡禎丞(よしつぐ)”さんが演じております。前回の記事紹介の「冴えカノ」の主人公/安芸倫也もオタクっぽさ全開で良かったですが、今回は心優しい兄様ぶりが素敵です。そして松岡さんの演じるキャラは多少のツッコミがところどころに入るのでそんなところも実に楽しみです。片やのヒロインの妹・紗霧は、”藤田茜”さんが実に可愛らしく小声の恥ずかしがり屋さんを演じています。同じ春アニメの「ロクでなし魔術講師と禁忌教典」のヒロイン/システィーナ=フィーバルの声も聴くと、ちょっと個性的な特徴のある高い声で、やはり可愛らしさが耳に残る印象です。個人的には今後その声の特徴を活かして多くの作品に出てゆく予感がいたします。

今回の作品はソフトなエロ、妹大好き男性、お兄ちゃん大好き女性にぜひ堪能してほしいアニメです。間違いなく2期が確実な作品だと思いますが、私が2期まで待てない紹介したい作品です。1期のうちに早めにこの面白さを味わってくださいね。
くれぐれも皆さんが想像するであろう、タイトルの「エロマンガ先生」という、そんな恥ずかしい人はこの作品には登場しませんのでご注意を!

オープニングテーマ「ヒトリゴト/ClariS」
エンディングテーマ「adrenaline !!!/TrySail」

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坂道を一歩、一歩のぼる足跡がいつか輝くなら、遠回りも愛しい物語。「冴えない彼女の育てかた♭」

私が過去に記事にしたアニメ作品は基本、2度は載せないというルールがあります。もちろんそんなことは皆さんが知るはずもない、どうでも良いルールです。アニメ1期放送の後、続編で2期が放送になる作品は数知れずあります。2期が間違いなく予想されるような作品は、面白くとも2期放送後まで記事にするのを待ちます。しかし、中にはどうしても1期で記事にしてしまいたい「辛抱たまらん」、な例外作品があります。また、1期・2期放送後に一旦記事にした作品ですが、その後に劇場版が登場し、感動ひとしおな作品というものもありまして、再び紹介するということも稀にあります。過去101作品の中で、この私なりの”鉄の掟”を破った作品がふたつあります。ひとつは「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」、ふたつめは「たまゆら」です。どちらも感動の泣きアニメ作品です。そうして、本日、それを新たに破る作品がございます。つまり2度目の紹介となります。

その作品とは「冴えない彼女の育てかた♭」です。読み方は”冴えないヒロインの育てかたフラット”です。

どうして2度目を書こうと思ったか、なのですが、1期の「冴えない彼女の育てかた」が登場し記事にした際は(全放送すらも待てずにお話が半ばで記事を書いてしまいました)、とにかく、登場する女の子がすべて”美しくカワイイ”ということに感動し、これだけレベルが高いキャラがたくさん登場するアニメ作品はぜひ、皆さんにお伝えしないといけないのではないか、という正義感にも似た使命感にかられたからであります。これまたどうでも良い、えらく自己中な使命感です(笑)メインヒロイン他全ての女子キャラが美しくカワイイ。メインヒロインは確かにタイトルのように、”感動が薄いリアクション”をとる冴えない娘なのですが、すでに冴え渡るくらい美しく、カワイイのです。そしてサブキャラ全てがこれまた美しくカワイイ。タイトルに偽り有りじゃないですか?制作会社さん、訴えてやる!とまでは言えませんが、そう思えるほど何度も言いますが、美しくカワイイのです。観てもらえれば皆さん納得するはずです、きっと。わたしの目が腐っていなければ、ですが。老眼にはなりつつありますが、まだ腐ってはいません。

そして今回、2期目の放送を全て観終わり、昔の小泉元首相じゃ無いですが「感動した!」なのです。ジャンルが”ラブコメディ”なのですが、そのようなジャンルのたどる結末であれば2度めの記事は無いものと思っていたのですが、そうではなかったのです。着地はそれぞれのキャラの未来が語られていたからです。ラブコメというよりは青春といった具合です。みんながどう輝くかが描かれているアニメはとっても素敵だと私は思います。輝いていない私でも、少しは輝けるかしら?と勇気つけられるのがアニメの良いところですね。

この作品は”九戸史明”さんによるライトノベルが原作で、挿絵のイラストは”深崎暮人”さんが描かれています。「富士見ファンタジア文庫」から既刊12巻まで出ているようです。2015年にアニメ化1月~3月に1期全13話がフジテレビ系列とBS11で放送されました。2017年4月~6月には2期全12話がフジテレビ系列で放送されております。アニメ制作会社は”A-1Pictures”です。アニメのキャラクターデザインは”高瀬智章”さんが担当されています。個人的にはアニメのキャラデザの方が私は好きです。

冴えない彼女の育て方♭ 1

主人公の”安芸倫也(あき ともや)”は、見た目も中身もオタク丸出しの都内私立高校2年生。アニメグッズを手に入れるために複数のバイトを掛け持ちしている。そんなある日、バイト終わりで自転車で帰宅途中の坂道で、倫也は桜の花びらが舞う中、風に飛ばされたベレー帽を拾った。振り返って見上げた先には、坂の上で風に吹かれた髪を押さえる白いワンピースの眩しいばかりの女の子が立っていた。「ある春の日、オレは運命と出会った。」思わず、倫也はそう思った。

彼女とのその出会いによって、オタクの倫也は彼女を主人公にしたゲーム(萌系感動ギャルゲー)を作ることを決意する。しかし、自分ではイラストもシナリオもかけない倫也はゲームを共同で作り上げる方向を考えはじめる。先ずは幼馴染の隠れオタクで美術部のエースにして新進同人誌の人気イラストレーターである、”澤村・スペンサー・英梨々”にイラストの作画をお願いする。昔は仲が良かったが、今はあることが原因でお互いに学校では話しかけない間柄になっていた。そして、あっけなく断られる。それでも倫也はもう一度話をするために、放課後に視聴覚室に来てほしいと英梨々に伝えた。次に、倫也は3年の学年トップの成績にして累計50万部発行のライトノベル”恋するメトロノーム”の作家である”霞ヶ丘詩羽(かすみがおか うたは)”にゲームのシナリオを頼むがこちらもあっさりと断られてしまう。倫也は彼女にもやはり、放課後、視聴覚室に来てほしいと頼むのであった。

放課後までに、倫也は必至にゲームついての概要を書き綴り、出来上がったものを持って視聴覚室に向かおうと教室を出ると、背後から一人の女子に呼び止められた。彼女いわく、担任の先生が呼んでいると。それどころじゃなく、今は忙しいんだと倫也が伝えると、彼女は「この前は坂道で帽子を拾ってくれてありがとう。」と倫也に伝え、立ち去ろうとした。倫也は先日のその眩しいまでの光景を2次元のヒロインとの出会いとして脳裏に焼き付けてはいたが、肝心の3次元としての彼女の顔を認識してはいなかったのだ。「あの時の・・・」彼女の名は”加藤恵”。実は1年のときも、そして2年になってのクラス替えでも倫也と同じクラスだったのだ。よく観ればそこそこにカワイイが印象が薄い彼女。メインヒロイン候補との再会であった。そんな事をよそに、視聴覚室では英梨々と詩羽が鉢合わせし、クリエイター同士でお互いを牽制する火花が飛び散っていた(ふたりとも半分は倫也に対する私的なLOVEな気持ちも手伝ってのこと)。倫也の同人ゲームづくりはうまく進み始めるのだろうか?

こんな具合で1期・1話がスタートしていきます。徐々にサークルとして形作られて、サークルメンバーも増えていきますが、いろんな紆余曲折が待ち受けているわけです。感動するゲームを作り上げるという同じ方向に向かって進んでゆくわけですが、それぞれのクリエイター同士のぶつかり合いや作品のクオリティや方向性の問題など。 そして、メインヒロイン候補の冴えない女子の恵は、最初はゲームづくりに無理やり参加させられたわけだが、参加するうちにゲームにも詳しくなっていき、自身も徐々に積極的にゲームづくりに加わっていくようになる。

2期では物語の修正や別ルートの追加などさらに負荷がかかってゲームづくりは佳境へと入っていきます。参加メンバーのそれぞれの納得がいく作品を彼らは作り上げることが出来るのでしょうか?ラブコメ的な要素はもちろんあって面白くお話は進んでいきます。2期の方は、ラブコメ要素よりはクリエイターとしての人間性やそのクリエイターの力を引き出すプロデューサーとしての才覚も語られ、非常にものづくりをする人間にとっては考えさせられる場面が多く登場します。日頃、リアルでそのような仕事に携わる方には参考になるアニメとなるでしょう。相手の才能・能力を引き出すためにはどうするのが最適なのか、相手に合った対応がとても大切だということを感じます。

冴えない彼女の育て方♭ 2

そう言ったことで、ラブコメでありながらラブコメだけじゃないこのお話は、1期の「冴えない彼女の育て方」からぜひ順序立って観てください。青春グラフィティの中にも、大人が観ても思うところが多々あるはずです。1話の前に0話「愛と青春のサービス回」(1期)、0話「恋と純情のサービス回」(2期)という、ちょっとムフフな回もありますので男性はお楽しみに、女性はアホやね、と軽く流して観てくださいね。大抵、こういう回は7話か8話目に”水着回と”か”花火回”とか中だるみをなくしたいあたりで登場することが多い場面展開ですが、このアニメはいきなり来ますので、はじめてご覧になった方はある意味、衝撃を受けるかもしれませんので心の準備をして御覧くださいませ。

その他にこの作品の特徴的なところは、各キャラを魅力的に魅せるために体の部分カットで魅せる手法が多いところにあります。また、キャラごとに目元に色の違うアイラインがのせられていたりと、それが場面場面でとても印象に残ります。他のアニメにはない表現方法かもしれません。高校生ながら方や作家やイラストレーターとしての顔持つサブキャラたちの、そういったキャラを大人っぽく引き立たせる工夫が観られる作品でもあります。 

そして、最後にはそれぞれの登場人物の夢がかなえられるのかどうかが焦点となりますが、それはどうぞ皆様の目で確かめてくださいね。最後に感動が待っていることだけはお伝えしておきます。他の二人に比べて際立った才能や特技もない恵が、メインヒロインを演じながら冴えな彼女からどう成長してゆくのかも楽しみなポイントです。おそらく原作からするといずれ3期もありそうな作品ですので、私はそれが心待ちです。ぜひ、今のうちに2期まで追いついてくださいね。

声優さんについてですが、この作品は先ず男性の倫也役の”松岡禎丞(よしつぐ)”さんですが、 「ソードアート・オンライン」の主人公”キリト”が一番有名かもしれません。その他、「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」の主人公”ベル・クラネル”や「ノーゲーム・ノーライフ」の主人公の”空(そら)”も演じており、割と戦うちょっとクールなカッコイイイ系キャラが多い方で、私は男性声優さんの中では好きな方ですね。

女性キャラはみんなお上手な方ばかりです。この作品はそれぞれの女子キャラが立っていますので(個性的ですので)各声優さんが役にしっかりと成りきってますので申し分ないです。メインキャラの恵役の”安野希世乃”さん、無感情でツッコミを入れる役どころがとても癖になります。英梨々役の”大西沙織”さん、個人的にツンデレキャラ大好きです。詩羽役の”茅野愛衣”さん、知的でクールでさり気なく下品なこという役どころはさすが場数を踏んでいる声優さんの幅を感じます。茅野さんは「ノーゲーム・ノーライフ」では空/松岡さんの妹役の”白(しろ)”で共演されています。あと、前回の記事で書かなかったのですが、茅野さんの一番の代表作は「あの花~」のメインヒロイン・めんまです。めんまには泣かされます。

最後にオープニングテーマ・エンディングテーマですが、1期・2期共に映像も音楽も見応え聴き応えがあります。出て来る女子キャラはまさにピンナップ・ガールとして輝いていますし、その両方を”春奈るな”さんが可愛らしく歌っております。どちらも素敵な曲で作品の世界を盛り上げるにぴったりな印象を受けます。ぜひこちらもお楽しみください。

ですが、今回は2期の方のこの1曲をアップします。

オープニングテーマ「ステラブリーズ/春奈るな」

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楽しさ・感動がいっぱい詰まった深夜帯TVアニメ作品。まだ知らない40代以上の方々にも知って頂けるよう、おすすめアニメ情報館TAKAYAの店主兼アニメ効能調剤薬局調剤師(仮)兼貴方様の執事がわかりやすくお届けいたします。日常に疲れた方、ストレスが溜まっている方、暇な方は処方箋も出でおりますので、どうぞお好きなアニメを処方してみてください。

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