オレンジジュースは甘く、酸っぱく、切ない味がした。「orange」

レモンほど酸っぱくはなく、りんごほど甘くはないくだもの、といえばオレンジ(日本人にとって馴染みのあるものはみかんでしょうけれど)。どちらに転ぶかわからない振り幅の大きい悩める青春時代をイメージするにはぴったりな言葉、それがオレンジなのでしょうか?心理的にオレンジ色から受ける言葉のイメージとしても、”元気”、”明るい”、”楽しい”といった言葉が当てはまります。このように、色から連想されることでも「オレンジ」は躍動感のある、いろいろな若いエネルギーがいっぱいな青春時代によく合う言葉なのかもしれません。

ちなみに、当管理人は夏になると家族から「酸っぱいね。」と言われますが、これは”甘酸っぱい”わけではなく、ただ単に汗臭いだけで、褒め言葉でもなんでもありません。こういうふうに言われて、オレは爽やかな柑橘系男子なんだと思っているオジサンがいたら、それは大きな勘違いですからご注意を!単に酸っぱいだけの男はもてません。いや、むしろ嫌われます。やっぱり、いろんな甘さもないとダメですね。すみません、まったくいらない情報でした。

「オレンジジュースは甘く、酸っぱく、切ない味がした。」キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!って感じの一文ですね。
ヒロインの女子高生が、好きな男子から買って貰ったオレンジジュースを飲んでの一言なんです。今日は、青春を遥か彼方においてきてしまった皆さんに是非、ご自身の昔を思い出しつつ見ていただきたい作品をご紹介いたします。

そのものズバリなタイトル作品「orange」。ジャンルは”SF青春ラブストーリー”です。

原作は漫画家”高野苺(いちご)”さんが書いた同タイトルの漫画です。2012年4月~12月で「別冊マーガレット」に掲載され、その後、高野さんの体調不良で休載。そして2014年2月~2015年10月に「月刊アクション」で不定期連載され完結されたようです。シリーズで470万部も売れた人気漫画だそうです。

昨年は実写版映画化となり、NHK連続テレビ小説「まれ」のヒロインを演じた土屋太鳳さんと、その相手役となった山崎賢人さんのお二人がこの映画でも主役となって再登場、話題になりました。アニメ化はその後となり、ついこの間の7月~9月で全13話がBS11他で放送されたばかりです。監督は、SFラブストリーアニメ「STEINS;GATE」も手掛けた”浜崎博嗣(ひろし)”監督で、アニメーション制作は「ルパン三世」テレビシリーズを主につくっているテレコム・アニメーションフィルムです。

私は2日で観終わりましたが、この作品はむしろ大人が観て腑に落ちるストーリー展開と結末かもしれません、とだけ言っておきます。ファンタジーの要素も有りますが、結構現実的な辛さもあり、それが大きく教訓となる作品でもあります。それともう一つ、後半で涙腺崩壊となりますこと必至ですので、後半はティッシュをおいて御覧くださいませ。

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舞台は長野県松本市(高野苺さんは松本市在住の漫画家さんだそうです)。主人公の”高宮菜穂(たかみや なほ)”は16歳の高校2年。4月の始業式の朝、菜穂はその日、人生で初の朝寝坊をし、急いで学校へ向おうと靴を履いて玄関を出ようとした。すると玄関に1枚の手紙が落ちてきた。裏を見ると差出人は自分の名前になっていた。不思議に思いながらも手紙をカバンに入れ、菜穂は学校へと向かった。

朝のホームルームの時間、菜穂はその手紙を見始める。するとそこには、今日、東京から転校生が来ることが書かれていた。名前は"成瀬翔(なるせ かける)"。そして菜穂の隣の席に座ることまで。目の前では担任教師が転校生を紹介している。黒板を見るとそこにはその名の通りの名前が書かれていた。まるで予告なのかそれはすでに起こってしまったことなのか、手紙のとおりに事が運ぶのであった。手紙の続きには、その日の放課後、仲の良い友人たちと一緒に翔を誘って帰ることになるが、その日だけは翔を絶対に誘わないで、と書かれてあった。

放課後になり、仲の良いグループの一人”須和弘人(すわ ひろと)”は良かれと思い、みんなで一緒に帰ろう、と翔に声をかけた。一度は断る翔だったが、再度、弘人に誘われ翔は承諾する。仲間の”村坂あずさ””茅野貴子(ちの たかこ)””萩田朔(はぎた さく)”、菜穂・弘人の5人は雑談しながら翔と帰宅。みんなと一緒の帰り道、楽しそうに笑う翔を見て、菜穂は誘って良かったと思った。明くる日、翔は学校に来なかった。翔が再び学校に来たのは、それから2週間が過ぎてからであった。

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その後数日経って、菜穂に翔と二人で話をする機会が訪れた。菜穂は翔が学校を休んでいた理由をなにげに聞いてしまう。すると翔は菜穂に2週間の出来事を話はじめた。翔の母がみんなと一緒に帰ったあの日に亡くなったこと。そしてそれは自殺だったこと。2週間で母のお葬式やおばあちゃんの家に引っ越しをしていたことを。菜穂は、そこで初めて手紙の重要性を感じはじめる。あの時やっぱり翔を誘わなければ自体は変わっていたのだろうか?なんで誘ってしまったのだろう。手紙を読み進めていくとそこには、翔が悲しそうにしている時はいつでも助けてあげてほしいと書かれていた。そして菜穂が翔を好きになることや翔が先輩の女子と付き合う事になったり、12月に翔が事故で亡くなることも書かれていた。その手紙には、10年後にはやはり翔が存在しないこと、そして10年前のいろいろな出来事がすごく悔やまれること、どうにかすれば翔を救う事ができたであろうことが綴られていたのである。紛れもなくそれは、10年後の自分が10年前の自分に宛てたメッセージであった。後悔しないように未来を変えてほしいという10年後の菜穂からの願い。

それからの菜穂は手紙に書かれていることを信じ、翔を救うため、未来を変えるための行動をとるようになっていった。そして少しずつ手紙に書かれていた悪い出来事は回避され始めていくのであった。一方で、菜穂のことが好きな弘人は、二人のことをいつも温かく見守っていた。仲間である翔のことも好きな弘人は二人のことを取り持つようになる。自分の片思いの菜穂が悩んでいると、弘人は菜穂の相談にのった。そしてある時、弘人は菜穂にあることを告げる。10年後の自分から手紙が届いていたこと、そしてその手紙の内容は、未来の自分から翔を救ってほしい、というお願いごとが書かれていたことを。衝撃的な事実が明かされた。

自分だけでは本当に翔を救うことが出来るのかと半信半疑な菜穂だったが、同じように翔を救いたいと考える新たな協力者が現れた。菜穂も未来の自分から手紙が届いたことを弘人に話し、二人は絶対に翔を救おうと誓った。そして二人は、翔に対して、悩みがあったらなんでも話してほしいと伝える。翔はそこで初めて自分の胸の内を二人に話しはじめた。母の死に責任を感じていて毎日生きてゆくことが辛いと言うことを。二人はそれが翔の責任ではないこと、そして翔は自由に生きて構わないんだということを翔に伝える。みんないつも翔のそばにいるということも。話をして翔の気持ちは軽くなったようだった。しかし、これからの行動で二人は本当に翔のことを救ってあげられるのだろうか?未来を変えることは果たして出来るのだろうか?

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この作品を観ると、目の前の今この一瞬一瞬を大切に生きないといけない、という至極当たり前のことにあらためて気付かされます。嫌なことから逃げた、今この時は時間が経つに連れ取り戻すことが出来ない過去に変わって行ってしまうこと。後からそれを取り戻そうとしても自分が思い描く方向にはなかなか事が運ばないということ。そして未来は今の行動の積み重ねで見えてくること。

時間は止まらない。リセットも出来ない。だから今を精一杯生きる。自分のために。愛する人のために。
SFラブストーリーではありますが、老若男女問わずにみんなに当てはまるそうしたテーマがこの作品にはあるように感じました。
そして自分のことだけじゃなく、誰かを救ってあげられる力というものが人にはあって、少なからず自分の周りの人間が危うい時にはそれに気づいて手を差し伸べられる人間でいたいと思いました。人間は弱いですから支えあってなんぼですよね。自分だけじゃどうにも解決できないことも、人からの助言や勇気をもらえたらきっと良い方向に変われますよね。

今回のオープニングテーマ・エンディングテーマは大変メージャーな方々が作品の世界を大いに膨らませてくれていますのでこちらもぜひ、聴いてみてください。

オープニングテーマ「光の破片/高橋優」
エンディングテーマ「未来/コブクロ」

今回の注目の声優さんは何と言ってもメインヒロインの高宮菜穂役”花澤香菜”さんです。とても艶のある声で特徴があり、小さな女の子から成人女性、はたまたま女性っぽい男性などいろんな役で数多くの作品に出ている声優さんであります。私が個人的に好きな役は「STEINS;GATE」の椎名まゆりと「化物語」の千石撫子、「僕は友達が少ない」の羽瀬川小鳩あたりです。どのキャラもハートドキュンであります。
そしてもう一人、注目すべきは村坂あずさ役の”高森奈津美”さんですが、記憶に新しい「田中くんはいつもけだるげ」の田中くんに弟子入りする女性”宮野さん”を演じた方です。どちらも個性のある脇役で、今回もとっても楽しい菜穂の友人役で話を盛り上げてくれています。

最後になりましたが、「orange」のタイトルの意味するものですが、ラストを観るとそれを象徴するシーンが登場いたします。それを観てどのように解釈するかは人それぞれですので、それぞれにとっての「orange」を感じていただければ良いのかもしれません。
どうぞ13話の最後まで観てくださいね。

このアニメはつい先日、18日から劇場版「orange-未来-」が2週間限定で全国一斉ロードショー中であります。テレビ版にプラスアルファの描き下ろしも加わった内容です。テレビ版アニメを先に観てから劇場版を観るか、それとも劇場版から先に観てしまうか、これは大いに悩みますね(^_^)
 
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