自分らしさってなんだ!?「ばらかもん」、自分探しの物語。

「ナンバーワンにならなくてもいい、もともと特別なオンリ~ワ~ン♪」と今いろいろと話題のSMAPの持ち歌に有りますが、決して頑張らなくてもいいという意味の歌ではないのだけれど、そのままでいいよ、とゆるく聞こえてしまう”オンリーワン”がそこにあるような気がします。
いい歌だけどなんか足りないような感じ?と前から引っかかっていたのは私だけでしょうか?

天性の素質を持っていてもやはり磨かないとただの人。ただの普通の人で良いと思っている人の割合は世の中いかほどなものか?
結果として普通の生き方をしていても、少なからず皆さん、日頃、今よりも上を目指そうと向上心を持って生きているのでないかと思います。なので、この歌を聴いて”個性が大事”なことはわかりますが、まともにそれだけを受けると向上心が損なわれる危険も秘めているようにも感じます。あくまで向上心・努力あっての「オンリーワン」。

そんなことを考えながら本日は、”ナンバーワン”ばかりを意識して生きてきた若き書道家が、あるきっかけを境に”オンリーワン”を目指し、そのための「自分らしさ」を見つけはじめる物語「ばらかもん」をご紹介いたします。

主人公”半田清舟”は23歳の若き書道界のホープ。
ある書道展での受賞パーティでの席で書道展示館の館長から「君の字はつまらない、型にはまったお手本のような字だ」と言われ、それにキレた清舟はその館長を衝動的に殴ってしまう。

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精神的にも未熟な息子に対し、同じく書道家である父の”半田晴明(はんだせいめい)”は五島列島での島の生活を命じる。
反省するつもりはないものの、父の命令で島に出向いた清舟であった。

島での一人暮らしのために紹介された借家に入ると、いないはずの家になぜか人がいた痕跡と物音が・・・。
恐る恐る台所を探るとなんと流し扉の中に人がいて、清舟はビックリ。そこにいたのは地元の小学生であった。”琴石なる”こと、天真爛漫な小学1年生の女の子。その借家を秘密基地として日頃から出入りして遊んでいたのであった。

そこへ今度は中学2年生の女の子2人、活発なソフトボール部所属の”山村美和(やまむらみわ)”と漫画家志望の腐女子”新井珠子(あらいたまこ)”が現れ、来て早々から賑やかな展開となる。彼女たちもまた、その家を秘密基地と名づけてたむろっていたので、いつもの調子で彼女たちも遊び始めてしまう。
静かなところで書に打ち込めると思っていた清舟の考えは早くも打ち砕かれた。

そんな騒々しい毎日が始まり、都会育ちで割りと孤独な生活をしてきた半田清舟の生活は一変するのであった。小さい頃から書道中心の生活をしてきた清舟は、書道以外のことは何もできず、自分一人では自活できない不器用さ全開であったが、自然と島のみんなに助けられ、清舟は本来の人間らしい暮らし(一人暮らし)に徐々に適応し始める。

方や子どもたちは毎日、清舟を「先生」と呼んでは遊びに来る始末。子供のころに書道のために遊ぶことすらまともにできなかった清舟は、子供の面倒を見るというよりは知らないがゆえに子どもたちと本気になってつい遊んでしまうのであった。そんな本気な大人の清舟に対して子どもたちはなついてくるが、清舟は習字を書かなければのプレッシャーから眠れない日々も続き、ついに倒れてしまう。

その後回復した清舟は徐々に島でのペースを保ち、再び書を書き始める。
島暮らしの中で、大自然と人々に接し、彼は新たな感性を見つけ、今までにない字を書き始めるが、それは気持ちの思いつくままの書なのか?、それとも自分ではない書なのか?清舟は自問自答し始める。
そんなある日、次の書展への出品の話が東京から入ってくる。清舟は書展に出せる、自分が満足できる作品を書き上げることができるのだろうか?

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このような、都会の青年が島ぐらしと島民との触れ合いの中で「自分らしさ」を見つけ出して行くお話であります。
島のおばあちゃんの何気ない会話から出てくる生き方、島の子どもたちの気遣いに自分を省みるシーンなど、教訓や学べる要素が多分にある作品でもあります。
そして、島の方言がなんとも言えない人間らしさを醸し出していて、とてもあったかいお話がいっぱい登場いたします。

なるちゃんの方言にもぐっとくるものがあります。
そしてなるちゃんの心に残ったフレーズをひとつだけ。第7話での紙飛行機を飛ばすシーンで一言。「風に乗れば飛べるさ」というシーンがすごく印象的でした。悩んでる清舟に話かけてるようにも受け取ることができる一コマに注目です。

主人公の純粋に、ストイックに書に向かう姿にも学ぶべきところがあります。やはり向上心を持ち続けることが人間には必要でしょうし、そうした気持ちでの努力の上ではじめて、「オンリーワン」と言えるのかなって。

この作品は、長崎県五島市出身で在住の漫画家、”ヨシノサツキ”さんが2008年4月に「ガンガンパワード」に読み切り作品として書いたものが話題となり、2話・3話が登場、アニメ化されたものです。2014年7月~9月にBS日テレ、日本テレビ系列で全12話が放送されました。ジャンルは青春・書道。ちなみに「ばらかもん」とは五島列島の方言で”元気者”という意味のようです。

全体として真面目なことばかり書いてしまいましたが、ベースはとっても笑える作品ですので肩の力を抜いてぜひぜひ、見てくださいね。

オープニングテーマ「らしさ/SUPER BEAVER」 

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自分の思いを最後まで諦めない、真っ直ぐな情熱が人を動かす。「TARI TARI」

大人になるといつしか上手に生きることに慣れすぎてしまって、できるだけ障害になりそうなことはうまく回避し、多少本意でないところに着地してもそれで良しと片付けてしまうことが出てきます。でも、円滑に事を運ぶことだけがはたして正解なのか?
波風立てずにことなかれ主義で生きることを美徳と選んでしまっていないか?反省しどころはいくつになってもあります。
若い方はとにかく真っ直ぐです。目の前に立ちふさがる大きな壁や高いハードルがあったとしてもさらに突き進もうとするがむしゃらな一途さ・熱意があります。

おじさんにも決してそういう気持ちがないわけではありませんが、大人の事情もあったりと息切れしてしまうことが多くなりました。己を通すとやれ意固地だの、頑固者だの、融通が効かないだのと言われてしまう場合もあります。しかし、これは紙一重かとも思いますので、やはり突き進んで良いと思うことは妥協せず、熱意を持って相手に理解をして納得してもらえば独りよがりだとは思われないでしょう。初心に帰り、若い時の情熱を呼び覚ますことがおじさんたちには必要でしょうね。相手に対しても熱意こそが人の動きを変える力であることを思い起こさせてくれます。

そんなふがいないおじさんの気持ちにエナジー注入な作品、本日は「TARI TARI」を紹介いたします。

5人の仲間が登場しますが、笑ったり・泣いたり・怒ったり・落ち込んだり(そういう意味での~したりだと思いますが)と、みんなで互いをカバーしながら成し遂げるための目標に向かって妥協せずに突き進む姿が眩しくも感動的です。また、個人個人が自分の大切な願いを叶えるために最後まで諦めない気持ちを持ち続けて進むところにも注目です。

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この作品は富山にあるアニメーション制作会社P.A.WORKSのオリジナル作品であります。オリジナルアニメでありながら、ストーリー良し、キャラクターデザイン良し、声優さん良し、オープニング&エンディング良しと、頭から尾びれまであんこがぎっしり入っている美味しいたい焼きを作ってくれるような、そんな職人気質な制作会社がP.A.WORKSさんです。P.A.さんの作ったオリジナル作品「true tears」「花咲くいろは」に続く青春アニメの第3作めに当たるのが当作品となります。
前の2作品もそれぞれにすばらしかったのですが、この作品もまたいい仕事をしてくれています。
2012年7月~9月にニコニコ生放送・アニメ専門BS/CS放送のアニマックス他で13話が放送されました。

江ノ島の白浜坂高校を舞台に、高校3年の女子3人と男子2人の5人が集まって活動する”合唱ときどきバドミントン部の物語であります。
”宮本来夏(みやもとこなつ)”は普通科の生徒で声楽部に所属する前向きで明るい、歌うことが大好きな女の子。彼女は昨年の発表会で緊張のあまりに歌を失敗し、それ以降は顧問から歌うことを止められ、ピアノの譜面めくりを担当させられていた。
「高校3年の最後の発表会は歌いたい」と、日頃の個人練習を顧問にアピールするものの、それは認められず「歌えないならもうやめます!」と声楽部を辞めてしまう。

そこで彼女は一念発起。自分の歌う場所を創るべく、日頃は弓道部に所属している親友の”沖田紗羽(おきたさわ)”と、来夏の弟とそのまた友人たちとを集め、合唱部を創設。しかし、にわかに作った合唱部はすぐに人が抜け、5人に満たないために存続の危機にさらされてしまうのでした。
来夏は音楽科から普通科に転科してきた本物語の主人公であ”坂井和奏(さかいわかな)”に、「音楽をやっていたのだから合唱部に入ってほしい」と一方的に頼むが、身勝手なお願いに彼女はそれを断る。和奏は音楽家であった母の影響もあり白浜坂高校の音楽科に入学するが、その後の母の死を境に音楽を辞めて普通科に転訛して来たのである。彼女は母をなくし、音楽をやる意味を見出せなくなっていた。けれども、どうにか紗羽の柔らかい言い方に合唱部に籍だけは置くことを了承する。

同じ頃、全国大会に出場した経歴もあるバドミントン部の”田中大智(たなかたいち)”は部員が自分ひとりのために学校側から廃部の通知を受けていた。大智はバドミントン部の部員にオーストラリアから転入してきた帰国子女の”ウイーン(本名は前田敦博)”の勧誘を取り付けるが、後の3名がままならない。
来夏と大智は切羽詰まった思いを同じくして、自分たちの部員確保のために相手を引きこもうと、バドミントン対決で勝負をする。女3人対男2人の対決となるが、結果女子が勝ったことで百歩譲った「合唱部ときどきバドミントン部」が誕生するのであった。

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そして、部は活動し始める。合唱部でありながら大智のバドミントンの試合の応援、そしてさらなる目標である合唱部の発表の場を探すことに来夏たちは奔走する。かたや和奏は普通科に転科のための補習授業があり忙しいことと、母と一緒に曲を創るという約束を果たせなかったことに負い目を感じて合唱部に消極的であった。そんな折、父から母の思いを聞き、母の作りかけの楽譜を渡されたこと、来夏から曲の続きを作って欲しいと言われたことから彼女は変わり始める。
また、世話焼きの紗羽にも実は一人思い悩んでいること、騎手になりたいという夢があった。日頃から自宅で買っている愛馬に乗って練習しているが、「趣味ごとき」と父には反対されていた。
そして帰国子女の男の子、ウイーンにもまた彼なりの悩み事が・・・

毎日泣いたり笑ったりの青春が、同じ目標の”合唱部ときどきバドミントン部”の活動を通して熱く、そして真っ直ぐに繰り広げられていきます。

このお話には男女のラブはほとんど絡まないのですが、男女を越えた友情が実に爽やかに全面に出ていて清々しい良い作品です。そういった展開無しでも物語は面白く味わえるというある意味、良いお手本の作品かもしれません。
声優さんは宮本来夏役の”瀬戸麻沙美”さんに今後大注目です。そして沖田紗羽役は”常に作品を盛り上げてくれる役どころが多い早見沙織さんです。

最後に来夏のハートフルな一言で締めに代えさせていただきます。
「何もしないで後悔する残念な大人にだけは私は絶対になりたくない」by 来夏

オープニングテーマ「Dreamer/AiRi」
エンディングテーマ「潮風のハーモニー/白浜坂高校合唱部」
挿入歌「心の旋律/白浜坂高校合唱部」←高校の卒業式で歌いたかったなあ、でも、大昔にはないから物理的に無理(´・ω・`)

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深く堀下げてその道を極めれば、おのずとまわりも良く見渡せる!?「ワンパンマン」

リアルにおいては今、一番最強と言えるのがフィギュアスケート界の羽生結弦選手ではないでしょうか。
前人未到の300点超えの得点で他の追随を許さず、圧倒的勝利を続けています。また、回を追うごとにその得点も伸ばし続け、羽生選手のために新たに得点ルール変更をしないといけないのでは、なんてことも一部で囁かれているとかいないとか。
彼のスケートを見る限り、素人目に見ても、技術力・表現力の両方において次元の違いを感じますし、見ていて彼のメンタル面の強さを感じます。彼が見ているものは他人ではなく自分であり、見えないもう一人の理想の自分を追い続けているような気がします。
だからこそ彼のインタビューなどを聞くと、スケーターとしてだけじゃない一般の人間としての品格も合わせて感じるのだと思います。
リアルはリアルとしてそんな人物が世間を賑わしておりますが、2次元の世界でも最強と言われる方が登場し、衝撃を与えております。

そのお方が出ているアニメが「ONE PUNCH MAN/ワンパンマン」という作品です。

なんせ、闘う相手をことごとく、一発のパンチ”ワンパンチ”で倒してしまうというのだから最強です。
地球はもとより様々な地球外生命体どもがやってきて地球を征服しようとしますが、彼にかかれば一発で終了。
彼の他にもヒーロー協会に登録しているプロヒーローが、最強のS級からC級までたくさんいるわけですが、とにかく宇宙規模での最強の敵が止めどとなくやってくるのでプロヒーローも大変です。最強を名乗る敵がたくさんいるのでS級ヒーローが束になって闘っても歯がたたない時も中にはあります。そんな、ぱねぇ相手の場合でも、彼はやってくれます。

とにかく強さが光るアニメではありますが、それと同時に彼の強さが世の中の明るみに出てくる過程での彼を取り巻く評価と、そしてヒーローとしての彼の生き方が見どころのアニメです。

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彼はそれほどの強さを持っているにもかかわらず、はじめはヒーロー協会にプロヒーローの登録をしていなかったために闘って勝利しても人知れずの存在でした。
遅くなりましたが彼の名は”サイタマ”。サラリーマンでいることに疲れた彼が、職探しの中、街なかで遭遇した化け者との闘いに巻き込まれたことがきっかけで、昔から憧れていたヒーローになることを決心。3年の月日をかけた、なみなみならぬトレーニングによって彼は、強大な力を手にすることとなり、そこから彼は趣味としてヒーロー活動をするようになるのでした。

その後の別な闘いにおいて、彼に助けられたサイボーグ・ヒーローの”ジェノス”がサイタマに弟子入りし、二人でヒーロー協会に入ったことから徐々に彼らの地名度が上がっていきます。
ただし、ジェノスの評価は上がる一方、サイタマの信じられないあまりの強さに世の中の評価は正当に下ることはなく、インチキまがいのレッテルを張られることにもなります。
しかし、彼は言い切ります。「人のために俺はヒーローをやっているわけじゃない。俺は自分のために好きで勝手にヒーローをやっている。だから、お前らはお前らを守ってくれているヒーロー達をちゃんと評価してやれ!」と。
人からの評価なんて彼にとってはくそくらえ、なのですね。

道を極めた者だからこそ、本当に自分にとって大事なことが何なのかがわかっているのだと思います。深く物事を掘り下げると、それによって付随する別の知識や技術が加わり、それによって周りの状況がよく見え、同時に自分のスタンスもはっきり認識することが出来るのではないでしょうか。最強・別格と呼ばれる人たちは一段も数段も人とは違うステージで物事を捉えているのだと思います。

この作品の中には多くのヒーローが出てきます。しかし、ヒーローも様々で、正義感があるヒーローばかりではなく、人気のために足の引っ張りあいをする者もいればランキング稼ぎの仕事ばかりをこなす自己中者もいたりします。
また、弱いがためにそれ相応の闘いしかできない歯がゆいヒーローも出てきます。
大人社会の縮図がこのヒーロー物語の中でもありありと表現されています。そんなところも大人向けのアニメとしておすすめかもしれません。

この作品は漫画家”ONE”さんが2009年7月からウエブサイトで連載していた漫画が2012年にリメイクされ、原作・ONEさん、作画・”村田雄介”さんのペアにより「となりのヤングジャンプ」に連載となり(既刊10巻)、それが2015年10月~12月にアニメ化され、テレビ東京他、アニマックス、ニコニコ生放送で放送となりました。

オープニングテーマ「THE HERO!!/JAM Project」
エンディングテーマ「星より先に見つけてあげる/森口博子」

力の強さだけじゃないハートの強さも最強の、羽生君レベルのアニメを皆さんもぜひご覧ください。

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ゆるぎなく相手を信じる気持ちを貫ければ、それもまた真実。「終わりのセラフ」

スポーツに例えて言うならば、プレイヤーの数が多い野球やサッカー・ラグビーなどのチームプレーで闘う競技においては、いくらずば抜けた個人技を持つプレーヤーがそのチームに一人や二人いたとしても、総合力や組織力で相手チームを下回っている場合は大抵は負けてしまうもの。組織力を活かし、試合の局面で常に1対複数で相手の個人技を封じ込み、最後まで集中力を切らさずに闘いきれば勝利できるという必勝パターンがございます。
つまりは団体競技において組織力という総合力が1番大事になるわけです。

しかし、これはあくまで”スポーツ”という人間が参加する競技に一定の”ルール”が課されている場合であって、一人の人間の能力が4倍も5倍にもなることはありえないことが前提です。
これがスポーツ以外の世界だったらどうでしょう。ルールという枠組みや上限がない世界に於いては評価する側の絶対評価によって優劣の判断がくだされます。何でもありな場合、総合力で評価を受ける方向もあれば一矢報いる革新的な技術を持ってして評価を受ける場合もあるかと思います。

アニメの世界でもそうしたルール無しの闘いが多く作品としてあるかと思いますが、それらの作品のなかで人間の”組織力”が取り立たされているケースが少なくありません。人間である以上、一人ではなかなか生きていけないのが根底にあるからこそ、そういったものがテーマとしても必須なのだと思います。

今日ご紹介するアニメは、”人間対吸血鬼の闘い”を描いた作品「終わりのセラフ」です。

なんとここにで出てくる人間と敵対する吸血鬼は、一人で人間の7倍もの能力を持っていて、自己再生能力も高いことから腕一本を切り落とされてもすぐもとの体に戻ってしまうという厄介な相手。そのいう輩が相当数いるとしたら一筋縄にはいかないのは当たり前です。ましてやこの世界、すでに人間社会ではなくなり吸血鬼の住む世界に変わっておりますので、相当、人間は頑張らなくては元の世界へは戻れないのです。その相手に対し、どう組織力で対抗するのか、あるいは奥の一手のすごい技術や能力開発で一発逆転がありうるのか、人間社会を奪還できるのかどうかが見物です。

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ウイルス感染によって13歳以上の大人は死に絶え、残された子どもたちは地下都市で吸血鬼にとらわれ、血液を提供する代わりに生きながらえるという家畜同然の生活を送るようになる。主人公”百夜優一郎”(ひゃくやゆういちろう)は地上で生活していた時と同じ”百夜孤児院”の仲間と地下で生活していた。それから4年が過ぎたある夜、その中のリーダーである”百夜ミカエラ”の計画で入手した地図をもとにみんなで地上に脱出を試みるが、吸血鬼達に見破られ、子どもたちはみんな殺されてしまう。
かろうじて逃げ切った優一郎は無念さを持ちながら、地上で生き残った若い大人で組織される軍事組織「日本帝鬼軍」の"一瀬グレン"に拾われる。そのグレンから、「苦しくとも復讐のためでもいいからとにかくお前は生きろ」と諭され、優一郎は吸血鬼に復讐を誓い、生きることに望みを託す。

それから4年の月日が流れ、優一郎も16歳となり、日本帝鬼軍に入り、吸血鬼と闘うその時を待ちわびるのであった。
一瀬グレンは日本帝鬼軍の中でも”月鬼ノ組”と言われる吸血鬼懺滅部隊の総隊長でもあった。彼は鬼の力を宿した剣と契約を交わし、普通の人間以上の特別な力を備えていたのである。復讐のため、強くなるために優一郎はグレンに鬼との契約をさせろと懇願する。しかし、その鬼との契約は誰しもができるわけではなく、鬼に気持ちで飲みこまれてしまうとやがて本当の鬼と化してしまう危険が伴う。理性をなくした鬼は直ちに討伐対象となる。それでも優一郎は鬼との契約に踏み切る。果たして優一郎は鬼との契約を無事に果たすことがきるのであろうか?その先に彼らを待っている未来は?

大筋としては以上ですが、その中で繰り広げられる人間の美しい部分と愚かな部分とが浮き彫りにされていて内面的な人間臭さのあるシーンにかなり引き込まれてしまう作品です。
人間愛はもちろんですが、「仲間を信じる」大切さと「どうあっても家族を守り切る」という自分の中の最優先的な強い気持ちが主人公の優一郎からひしひしと伝わってきます。
人間は正しいこともすれば、同時に間違いも起こすいきもの。信じられる相手だから信じるのも一つですが、自分が信じたい相手だから信じきるという選択肢があることを作品の各シーンから伺い知ることができます。

また、殺されたと思っていたミカエラは生きており、吸血鬼側の世界で半吸血鬼として違う人生を歩み、葛藤しながら親友との再開までは絶対に人間で有り続けようとする信念と、そして優一郎がミカエラと再開した際に優一郎がとった行動にもひとしおの感動がありました。友が生きることが最優先、自分は何ができるかを迷わず行動できる迷いのない気持ち。そんなヒューマンドラマがこの作品には数多く見受けられます。
命を張ってでも助けたい相手、信じたい相手、人間はどこまで自分のこと以上に相手に対して本気になれるのか?

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この作品は漫画として、「ジャンプスクエア」の2012年10月号から連載が開始され、現在までに10巻まで刊行されています。
原作は小説家の”鏡貴也(かがみたかや)”さんで、漫画家・イラストレーターの”山本ヤマト”さんがイラストを担当。
2015年4月~6月に第1クール12話、10月~12月に第2クール12話がそれぞれBS11他でアニメ放送されました。
ジャンルはダークファンタジー。まだこのあとも話からすると続編がありそうです。

自分よりも強い相手に立ち向かう内容なので、バトルを見るたびに息を飲む展開ばかりでドキドキしっぱなしです。
とにかくバトルのシーンが予想以上に多いのでバトル好きにはたまらない作品であることは間違いありません。
それぞれのキャラが持つ武器も個性的でカッコ良く、そこもまた見どころのひとつです。
単純にそれらだけでも面白いですが、上で述べたような人間味あるお話の側面もぜひお楽しみくださいませ。

ヒロインの”柊(ひいらぎ)シノア”は早見沙織さんが個性的にこれまた演じており、とってもキュートです。
また、第2クールのオープニングテーマ 「Two souls-toward the truth/frip Side」が作品の世界を表していて個人的には好きです。

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プロフィール

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Author:takapon46
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楽しさ・感動がいっぱい詰まった深夜帯TVアニメ作品。まだ知らない40代以上の方々にも知って頂けるよう、おすすめアニメ情報館TAKAYAの店主兼アニメ効能調剤薬局調剤師(仮)兼貴方様の執事がわかりやすくお届けいたします。日常に疲れた方、ストレスが溜まっている方、暇な方は処方箋も出でおりますので、どうぞお好きなアニメを処方してみてください。

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