やはり、ビジネスの掛け引きの上手下手は、恋の掛け引きにも比例する、かも?「狼と香辛料」

ビジネスにおいてモテる男、男女間においてモテる男、そのどちらにも共通する属性はいろいろあると思います。
総じて言えることは、情報収集能力+気遣い(優しさ)+場を読む力(観察力)=相手が望むコト・モノの提供が出来る人じゃないでしょうか。それとプラス交渉能力(コミュニケーション能力)。簡単に女性から言わせれば「情熱的で、優しくて、マメな人かな♡」、となるのでしょうね。あと何か忘れてるって?ああ、邪魔にならない程度のお金ですか?やっぱり、そうなりますか。でも、それって人によってかなり幅がありますよね?愛だけじゃ駄目なのは分かりますが、なるべく最低ラインで良しとしてくださいってお願いしたいですね。

「情熱的な人」と言うのはビジネスにおいても一理あって、そういう人と仕事を組むと、その熱量に引っ張られ、いい方向に事が運ぶ場合が多々あります。なので私は、出来る限りそういう方をビジネス・パートナー(ブレイン)に取り込もうと常日頃心がけております。そして長い目で見れば、自分が売りたい(自分が得する)コト・モノではなく、相手が買いたい(相手にメリットのある)コト・モノを提供できる人がビジネスではうまくいっているのではないかと思います。
相手が望むコト・モノが提供できればビジネスだって、恋愛だって、そしてそれらを取っ払って考えても、男女問わずにうれしいんじゃないでしょうかね。でも、それが言うほど簡単にできればみんな苦労はしない訳ですが・・・

今日、ご紹介する作品は、そんなビジネス要素と恋愛要素がいろいろと詰まった大人アニメ「狼と香辛料」です。
ジャンルはファンタジー&経済。突拍子もないことが次から次へと起こるファンタジー作品ではないので、どちらかと言えば現実的なロー・ファンタジー作品かもしれません。

2008年~2009年に放送されたアニメで、その当時は全国的なテレビ系列の放送ではなく、アニメ専門チャンネルAT-Xと限られた独立UHF局のみの放送のため、あまりメジャーな作品ではありませんが、ビジネスの掛け引きと恋愛の掛け引きが程よくブレンドされた、大人向けのビターな味と香り漂う嗜好作品なのです。作品の中では、商人同士の馬鹿し合いによって天国と地獄を味わうようなハラハラドキドキの展開もあったり、男女の洒落た大人の会話があったりと、様々な見どころがあり、その世界に自然と引き込まれていきます。そして、なんといっても主人公の愛くるしいなりとしぐさに、男女問わずかなりの好感を持って見ることが出来ます。男性に限っては大方が好きなタイプの女性像かもしれません。それと、この作品の中で気付かされることは、ビジネスにしても恋愛にしてもあらためて”信用”や”信頼”、”信じる”というキーワードがいかにお互いの関係の中で必要不可欠な要素であるかがわかります。その辺りも注目ポイントです。

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そこは中世のヨーロッパ的な架空の世界。旅の行商人である青年”クラフト・ロレンス”は、麦の作付が生活収入の基盤の村”バスロエ”を訪れていた。その村は今が麦の収穫の時期。麦に宿る狼が神と呼ばれ、長年その狼が麦の豊作を司ってきたとされ、村人は狼を崇め奉られてきた。一年に一度行われる収穫祭はその守り神である狼に感謝する日であり、ロレンスが訪れた日がまさにその収穫祭が行われている日でもあった。ロレンスは商取引も済んでその村を後にするが、その夜、彼は自分の荷馬車の荷の中に一人の見慣れない少女が眠っているのに気がついた。よく見ると、その少女には”けものの耳”としっぽがあり、ロレンスはさらに驚いてしまう。彼女は自らを”ヨイツの賢狼(けんろう)ホロ”と名乗った。”ヨイツ”とはホロの生まれ故郷の村の名前である。

まさしく彼女はバスロエ村の”伝説の狼”そのものであった。近年の農業技術の進歩によって、農民たちは自分たちの力で麦を育て、ホロに頼らずとも安定した収穫量を得ることができるようになり、いつしかホロの存在は薄れていった。そしてホロは神としての役割を感じる事ができなくなり、故郷のヨイツへ帰ろうと決意し、通りかかったロレンスの荷馬車に潜り込んで村を脱出したのだと。
ロレンスはその話を聞き、狼の化身である少女ホロを受け入れ、二人で旅をすることにした。自分の食いぶちぐらいは自分で稼ぐというロレンスの条件付きで。彼はホロの故郷である北に位置するヨイツを目指す。ホロ自身の記憶でも、彼の知識でもヨイツのある場所は北にあるということ以外、詳しい情報は今のところ全く無い。とりあえず二人旅は始まった。ホロは可愛らしい少女の身なりに化けてはいるものの、はるか昔から不老として生きてきた身の上。長年の経験から知恵もあり、行く先々でホロは商談に口添えし、ロレンスの売り品を見事高値でさばいて見せるのであった。

ロレンスの夢はお金を稼いで自分の店を持つこと。いつか店が持てるだけのそこそこのお金を稼ぐことを常に考え、行商を行ってきた。そんなある時、旅の途中でロレンスは大金をつかむビックチャンスの商取引を思いつく。今は横に頼りになる相棒がいる。ロレンスの行商人としての血が騒ぎ出した。二人は見事大きな商取引を成功に収めることができるのか?そして彼らはホロの生まれ故郷、”ヨイツ”を見つけ出し、その地を踏むことはできるのだろうか?

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この作品は、小説家”支倉凍砂”(はせくらいすな)さんの書いたライトノベルで、2005年の第12回電撃小説大賞の銀賞に輝いた小説が原作となっております。(ちなみに電撃小説大賞は、KADOKAWAの社内ブランドであるアスキーメディワークスが主催する長短編小説の新人賞 のことであります。)宝島社が年1回発行する「このライトノベルがすごい!2007」でも、作品部門第1位を獲得。かたや漫画でも、”電撃マ王”に連載され、現在までに13巻が既刊となっております。小説としての楽しさは文句なしといったところでしょうか。
1期/2008年1月~3月 全13話 AT-X他、独立UHF局にてアニメ放送
2期/2009年7月~9月 全13話 AT-X他、独立UHF局にてアニメ放送

イラスト的にはあまりくせのないタッチで万人受けする作画だと思います。

音楽は1期のオープニングテーマがこの作品の世界観を後押していて非常に印象的で、毎回聴き入ってしまいますのでOPは本編と合わせて毎回聴き惚れてくださいね。

主人公役の声優さんは”小清水亜美”さんで、ホロのツンデレぶりを見事に創り出しております。これを聞いてしまったら、彼女以外にホロの適任者はいないんじゃないかと思えるほど素敵です。過去の彼女の作品での注目役は、個人的にはなんといっても「ストライク・ウィッチーズ」(この世界観は家族だんらんでは見難いアニメですが)のシャーロット・E・イェーガー、そして「交響詩篇エウレカセブン」(ボーイミーツガールアニメで一見の価値あり)のアネモネですね。スイートプリキュアの主人公もこなしているメジャーな方であります。

そんなわけ、大人のための大人のアニメをぜひ「賢老の〇〇」と自負する皆さんに見ていただきたいと思っております。

1期オープニングテーマ「旅の途中/清浦夏実」
2期エンディングテーマ「Perfect World/ROCKY CHACK」

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「ヨルムンガンド」。武器商人の物語から垣間見る、ビジネスの鉄則とは?

おじさんは武器商人と旅をした。
それは何故か?
一緒に旅をして、ワクワクするような何かを必ず得ることが出来ると確心したからさ。

「それでアンタはその何かを得ることが出来たのかって?
当たり前だろう、俺の勘は当たるからなぁ、そんなにその時の話が聞きたいかい?
まあ、話さんでもないが、これは極秘事項だ。知ったら最後、その秘密を守れる覚悟はお前さんにあるかな?
でないとやられるぞ。誰にって、CIAに決っているだろ?
よし、ではさっそく話をするとするか。」

まあ、おじさんのひとり妄想劇場はこのへんにして、本日は「ヨルムンガンド」という武器商人のお話です。

ジャンルは「ガンアクション」。鉄砲玉が容赦なく飛ぶわ、マシンガンは炸裂するわ、ミサイルは打ち込まれるわ、それはそれはとっても危険で、皆さんとはかけ離れた世界のお話です。もちろん、私もこっち側の人間ですので。

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主人公は二人。一人は武器商人の若き女性、”ココ・ヘクマティアル”。彼女は親族が経営する国際的武器運送会社”HCLI社”のヨーロッパ・アフリカ兵器運搬部門の一翼を担う存在。

そしてもう一人は、武器を憎んでいながら宿命なのか、武器商人の彼女と彼女の護衛をする8人の強者どもと一緒に旅することになった少年”ヨナ”。彼は西アジアの某国の山岳部隊出身の元少年兵であり、両親を戦争で失っていた。

部隊の中で孤児の世話をしていた矢先に、上司のガス-ドと部隊の副司令官に仲間の孤児の一人を殺されたことに反旗をひるがえし、たった一人でその部隊を全滅させてしまうのであった。そこへ駆けつけたその部隊の雇い主である武器商人”キャスパー”は、その損害を被ったにもかかわらず、ヨナを殺さず彼の戦闘能力を高く評価し、ヨナが望む仲間の孤児の身の安全を保証する代わりに、自分の妹であるココ・ヘクマティアルの身辺警護につかせるという取引をする。ヨナはそれに応じ、要人警護のプロとしてココに仕えるようになる。

ヨナはココに従い、憎むべき武器と戦闘能力を持ってしてココを守り、自分の存在意義を徐々に見つけはじめていくのであった。そしてココの優しさと知的さ、類まれなリーダーシップに絶対的な信頼を寄せるようになる。彼女は「世界平和」のために武器商人をしているのだと、ヨナに話をする。果たして彼女は本当に世界平和を望んでいるのだろうか?そしてもし、それが本当だとすれば、どうやって武器商人が世界平和を実現させるのか?回が進むにつれ、その全貌が徐々に明らかになってゆく。

この作品は漫画家”高橋慶太郎”さんの漫画が原作であり、2006年5月号~2012年2月号「月刊サンデージェネックス」に連載になったものがアニメ化され、2012年4月~6月に第1期全12話、同年10月~12月に第2期「ヨルムンガンド PERFECT ORDER」全12話がBS11他で放送されました。24話で一区切りがつきますので見始めた方は最後まで見ることをお勧めいたします。まあ、見始めたら恐らく面白くて途中ではやめられなくなるとは思いますが。

武器商人という独特でまだ知らない世界を覗いてみるという、怖いもの見たさの面白さがまずこの作品にはあります。厚みのあるストーリーに専門用語も加わってそれがとてもリアルに感じさせてくれます。登場人物の多さも作品の丁寧さを感じますし、見事なキャスティングで各声優さんがすごくぴったりだなあと思いました。主人公のお二人、ココ役の”伊藤静”さん、ヨナ役の”田村睦心(むつみ)”さんははまり役で満点じゃないかと個人的にはそう思います。

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またこの作品を通して、現代社会に於いては戦争というものがいつでも起こりえるものだということがわかり、日本ボケして他人事のように思っている自分がいたことを思い知りました。ビジネスとしての戦争というスタイルがあるかぎり、どこで火種がつくともかぎりません。国民一人一人が平和を意識し、今以上にそうならないような行動をしていかないといけないのかもしれませんね。

方やこのアニメですが、見方によってはとても武器商人のビジネススキルが高いと私は感じました。
ある意味、ビジネスマンの方は楽しみながら、同時にビジネススキルのお勉強も出来てしまうという優れアニメかもしれません。まるで石川遼選手が使っている”スピードラーニング”のように、見終わった次の日から、もしかするとあなたのビジネススタイルが劇的に変わるかもしれませんよ(笑)。
どんなビジネスの鉄則が登場していたかというと、

1.物事の状況をしっかりと把握し、風向きを考えてビジネスを行う事。
1.相手に貸しを作ること(損して得取れの考え方、相手にもよりますが)。
1.ビジネスの相手方の情報を事前にくまなく調べるという当たり前の事。
1.詰まった時は自分の今までの経験値を生かすこと(ある意味自分を信じること)。
1.信じられる相手かどうかの自分なりの線引き方法を持つ事(足元をすくわれないために)。
1.常に危機管理を怠らない事。
1.自分の限界を超えるためにブレインを育て、共同で仕事をすすめる事。 
1.情報の漏洩が命取りになる事を肝に命じる(武器商人は逆手に取りますが)。
1.上に立つものは局面に立たされた場合でもすぐに明確な方向を示さなければならない。  
などなどです。

私の心も体もだいぶ”ゆるむんガンド”なので、このアニメを見ると気が引き締まりますね。
ちなみに「ヨルムンガンド」は北欧神話に登場する毒蛇の怪物「大地の杖(つえ)」を意味するそうです。
最後まで見ると、そのタイトルの意味もよく分かるかと思いますのでお楽しみに!

あなたもぜひ、一度は武器商人と旅をして新たな何かを見つけてみませんか?

オープニングテーマ「Border land/川田まみ」

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