たくさんのスタッフの苦労と想いが詰まってアニメは完成されてゆく。裏を知れば表も共感倍増、アニメファン必見の1作品。「SHIROBAKO」

今回の記事で、おすすめアニメ100記事100作品目となりました。2014年8月13日から記事をアップしてきて2年9ヶ月、ようやくこの数字にたどり着きました。最初の頃は1週間で1作品記事、2週間で1作品記事というペースでアップしましたが、いずれそのペースだとやがておすすめが枯渇することと、そんなに早いペースでアップしても大抵の作品は1作品12~24話が主ですので、観る方の立場を考えたら立て続けにおすすめしても、観る間隔もへったくりもありはしない、ということになると気が付き、現在の3週間あたりで1回のペースに落ち着いてきました。なので後半は失速です(笑)

実際に誰かにアニメ作品をすすめるにあたって、いざおすすめしようとすると、そうそうおすすめ出来るアニメは決して多くは無いものです。なぜなら、自分の記事を参考にそれをご覧になって、がっかりするようなことがあっては皆さんの限りある時間を無駄にしてしまうことになってしまうかもしれませんので、気軽にポンポンと自分の好きな作品だけをすすめるわけにはいかなくなります。楽しい+付加価値のある、ある程度ストライクゾーンの広い作品を紹介する必要があると考えそうしました。

忙しい皆さんに少しでも”心のリフレッシュと満足を共有していただく”、そしてまた来店いただくためには一切の妥協は許されない、という意気込みで、本当にすすめられる作品だけに絞って記事を書いてきたつもりです。しかし、そう思えない方もいらっしゃることかと思います。その場合は非力に免じてご容赦いただけましたら幸いです。

最近は、季節ごとに40前後ぐらいは作品が登場するでしょうか?私もその全部は到底観ることが出来ませんので情報を収集してピックアップした中から季節ごとに10~15作品を観るようにしています。それと並行して過去で見過ごしてきた良作を探してその過去作品も観つつ、自分が観てきた過去作品と直近で観た作品でバランスをとって記事にしております。そのような経緯でこの100記事までは時間を要しました。自分ではそれなりに納得の100記事100作品ではあります。(まだまだ、紹介しきれていない超絶オモシロ作品はございますので、2nd Seasonで引き続き紹介していきます。) 

100記事まで貯まったらインディックス分けしてみようと考えておりましたので、これを機に分類してみました。インディックスは”ジャンル分け”ではなくカテゴリーとして私のオリジナルでやや細かく分類しました。皆さんの心の症状に合わせた処方箋となっておりますので、これを機に自分にあった処方箋・作品があるかどうか探してみてくださいね。そこから入るときっと、皆さんにあった楽しい作品を見つけてもらえると確信しております。そのはずなのですが・・・、そうであってほしいなぁ(願)

今回は100作品目ということで、アニメが出来上がるまでの裏舞台を描いた作品「SHIROBAKO」を紹介いたします。

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私は、初めはこの作品を1話で斬ってしまうというもったいないことをしました。私はリアルで、0から作り上げる”ものづくり”の会社で働いています。ちょっと業界は違いますが、同じクリエイティブの匂いがして普段の仕事の延長線上に立つような気がして1話で止めてしまったのです。でも、この作品、実は2話以降からじわっと盛り上がってくる作品なのであります。ちょっと期間が経ってからこの作品が素晴らしいことを周りからさんざん聞かされ、リベンジして観たら、一生懸命にアニメを作るクリエイターたちが熱く、その姿が実にカッコイイ、いつもアニメをつくってくれて有難う!な作品だったのです。

素直に2話目以降もその時に観ておけばよかったなぁと、ちょっと後悔しました。登場人物たちの群像劇にはとても共感でき、私もリアルな仕事でのスムーズな進行に大いに参考になった程です。これを観たらもう、アニメに足を向けては寝られません。作ってくれたP.A.WORKSさん、いろんな意味でアッパレ!でございますm(_ _)m

”SHIROBAKO”というタイトルは、アニメ作品がはじめて完成した際に入れるビデオテープの白い箱(業界用語の白箱)からとっているとのことです。制作者が初めて手にすることが出来る白箱は、まさにクリエイターたちの想いが詰まった成果物そのものであり、アニメ制作業界のメーキングな日常を描いた当作品にぴったりなタイトルですよね。

大筋は、高校のアニメーション同好会所属だった5人の女の子の、その後のアニメ業界でそれぞれの夢を追うお話が軸となって、アニメーション業界でのアニメを作り上げていく工程とそこで働く大人たちの並々ならぬ仕事っぷりが物語となっております。

ジャンルは”アニメ業界&群像劇”。この作品は、アニメーション制作会社”P.A.WORKS”のオリジナルTVアニメ作品で、2011年に制作された”働く女の子シリーズ”第1弾の「花咲くいろは」に続く第2弾作品という、面白い位置づけでもあります。2014年10月~2015年3月に全24話+OVA2話がBSフジ・毎日放送(広域近畿圏)・ニコニコチャンネル(インターネット配信)他で放送されました。監督は、超人気の萌え&戦車アニメ「ガールズ&パンツアー」を手掛けた”水島努”さんです。

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山形の上山高校アニメーション同好会の3年生/”宮森あおい”・”安原絵麻(やすはら えま)”・”坂木(さかき)しずか”、2年生/”藤堂(とうどう)みさ”、1年生/”今井みどり”の5人は、文化祭に向けての自主アニメーションを完成させ、無事に上映を果たした。そして3年生は卒業を迎える。将来はいつかまたこの5人で絶対にアニメを作ろうと、5人は手に持ったドーナツを頭上に上げ誓いを立てるのであった。あおいは地元の短大、絵麻は東京のアニメーション制作会社・武蔵野アニメーションに”アニメーター”(アニメを描くお仕事)として、しずかは”声優”を目指して上京、それぞれの未来へ向かい始めた。

そこから2年半が過ぎた現在・・・。あおいは絵麻と同じ武野アニメーションで駆け出しの”制作進行”担当として働いていた。アニメ制作の全体スケジュール・管理をする仕事の一部分を担当。武蔵野アニメーションは7年ぶりに元請けとなる全13話のオリジナルアニメーション「えくそだすっ!」を制作していた。スタッフ全員が見守る中、第1話が無事に放送されるのだが・・・ その喜びも束の間、13話完成目指して制作工程は組まれているのだが、第3話で早くもトラブルが発生。第3話制作進行担当の先輩”太郎”が進行に穴を開けてしまっているようだ。原因は第3話の原画が原画マンから満足に上がってこないため、原画が足りずその後の制作に支障が出ているためらしい。

監督の”木下”と制作デスクの”本田”は悩み、第4話の作画監督・”瀬川”に急挙、第3話の作画をお願いする方針を立てる。第4話制作進行担当のあおいは監督・デスクと共に瀬川にそれをお願いしに行くのであった。第4話の原画制作をストップし、第3話の原画をテコ入れする事で瀬川は了承、どうにか原画はアップされ作業は再び流れ始めた。その御礼にドーナッツを差し入れに瀬川宅を訪れたあおいだが、ドアを開けると瀬川が目の前に倒れてこんでいた。過労が原因なのか?乗り切ったと思った矢先にまたまたピンチが訪れる。制作進行のあおいはこのピンチをどう乗り越えていくのか?武蔵野アニメーションのオリジナルアニメ「えくそだすっ!」は13話まで無事に完成を迎えることが出来るのだろうか?

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今回のこの作品は、アニメーション制作会社が自らの業界をクローズアップしたお話ですので、内容はデフォルメされないリアルな日常そのものだと思います。悪戦苦闘な状況が日常茶飯事な業界のようで、盛らずとも、ある意味リアルな現実がドラマチックに映る業界なのかもしれません。それを差し引いても、感動する作品という、観る側のニーズに答えるべく誇りやプライド・こだわりを持って真剣に作品づくりに奮闘しているクリエイターたちの姿が眩しく見えます。仕事上で妥協しちゃいけない場面ってきっとどの業界でもありますよね。働く大人たちのかっこよさが垣間見ることが出来る作品でもあります。

そんな業界で5人のお嬢様たちは自分たちのそれぞれの夢を果たすことが出来るのでしょうか?そこがまた観る上で楽しみなポイントです。そうそう、同好会の後輩の女の子、美沙ちゃんとみどりちゃんが業界で何を目指しているのかは2話以降のお話で出てきますが、それも楽しみですね。最終話ではとびっきりの素敵な結末が待っているかもしれません。乞うご期待の24話です。あと、個人的には第1話での、みやーもりちゃんのドライビングテクニック(ドラフト走行)も観てもらいたいものですね。

声優さんについてですが、この作品はヒロインたちの成長が軸にもなっていることもあってか、メインキャストは初々しさが出るどちらかと言うとキャリアが浅い声優さんが選ばれているような気がします(あくまで想像の域ですが)。その中での注目は一番のメインヒロイン宮森あおい役の”木村珠莉”さんです。前向きで明るく元気な主人公を好演しております。人に夢を与えられるようなポジティブな性格でいて、周りも気づかえるチャーミングな主人公にぴったり寄り添っています。そんな彼女はこのあと、「ミカグラ学園組曲」でもメインヒロインのお調子者で元気な萌少女好き主人公・”一宮エルナ”役を個性的にキャラづくっております。今後新たなメインヒロインが、彼女によって個性的に誕生していくことを期待したいですね。

最後にオープニング&エンディングですが、 さすがはP.A.WORKSさん、明日を夢見る
働く女の子たちの姿を素敵に演出しています。

オープニングテーマ「宝箱-TREASURE BOX-/奧井雅美」(第13~22話)
エンディングテーマ「プラチナジェット/どーなつ◎クインテット(宮森・安原・坂木・藤堂・今井)」(第13・15~18・20~24話)

私のようにこの作品を1話で斬ってしまった方、アニメが好きだけどまだ観ていない方、そしてお仕事で「万策尽きたー!」方はぜひ、「SHIROBAKO」を観てくださいね。何かしらの突破口が見つかるかもしれませんよ(*^^*)

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いつか輝くために・・・自分の居場所は自分で見つけ、育てるもの。「花咲くいろは」

アニメはいろんなジャンルに分かれますが、たまにこんなジャンル分けはあり?と疑問に思う区分けもあります。あえて分けても、同類のカテゴリーに入る他の作品が今後登場するのかなあ?と思うこともたまにあります。
その一つが旅館というくくりです。”仕事アニメ”とかのくくりでいいような気はしますが、あえて旅館とジャンル分けになっているところに興味は沸きます。しかし、なんかファーストインプレッションが地味で、暗いアニメと勝手に想像してしまって、私はこのジャンルの作品はスルーしてきました。

その作品とは「花咲くいろは」です。
知り合いの方に勧められてやっぱり見ようかと思い、見始めたらこれが面白いのなんのって。
全26話ですが、4日間で最後まで一気に駆けぬけてしまいました。旅館がジャンルですが、おじちゃん・おばちゃんが主人公のアニメでは決してありません。そうだとしたらもう見る気がしないですよね。青春というジャンル分けにもなっていてしっかりと、女子高生がメインヒロインで登場するお話です。これを聞けば少しは皆さんも見る気になるのではないかと思います。それを早く言え!ということですが(笑)。

この作品は、アニメ制作会社P. A.WORKSが自らオリジナル原作をつくり、脚本に関しては「とらドラ!」「true tears」のシリーズ構成・脚本と「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」の脚本を担当した”岡田磨里”さんが担当している、気合の入った作品です。2011年4月~9月に日本テレビ系列・ニコ生他で放送されました。

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簡単にまとめると、主人公の高校生の女の子が旅館で働き成長してゆくというお話です。意地悪なおばちゃんにいじめられ、必死にそれに耐えて頑張る路線ではないのでどうぞご安心を。私は初めはそんなイメージを持っていたので食いつきが悪かったのです。では実際のお話はというと、こんな内容です。

主人公”松前緒花(まつまえ おはな)”高校2年生は、東京でのありきたりの変化のない毎日に何か物足りなさを感じて過ごしていた。いつも一緒にそばにいて何かと助けてくれる幼馴染みの男子の”孝(こう)ちゃん”が居ることも、緒花にとっては特に当たり前の日常に映っていた。

そんなある日、緒花の母”皐月(さつき)”が突然、付き合っている彼氏が借金をつくってしまったので二人で夜逃げをする、と言い出したのであった。緒花は二人についてゆくわけにもいかず、母からの提案である皐月の実家のある石川県の湯乃鷺(ゆのさぎ)温泉街の老舗旅館、「喜翆荘(きっすいそう)」に引っ越しして暮らすこととなる。皐月は母親から勘当されて東京でライタ-の仕事をしながら緒花を育ててきたので実家に今まで帰ることもなく、緒花を祖母に会わせたことも一度もなかった。思いがけない引越し、孝ちゃんからの告白と同時に別れ。緒花のあたりまえの日常が一気に変わり始める。

自分の環境を選べる立場ではないが、緒花はまだ見ぬ旅館での楽しい生活と心やさしい祖母との対面への期待を胸に石川県に一人旅立つのであった。緒花が旅館「喜翆荘」に着き、女将さんでもある祖母”四十万(しじま)スイ”と対面すると、感動の出会いと思いきや開口一番、「このご時世、ただ飯食らいを置いておくわけにはいかないから高校卒業まで旅館で働きな。」と早速仕事を与えられてしまう。緒花は仲居をしに旅館に来たわけではないのだが、成り行き上、仲居のアルバイトをしながら高校へ通うことになった。

旅館には同い年で同じ高校に通うことになる二人の女の子が働いていた。一人は住み込みで板場で料理人の見習いをしながら高校に通う”鶴来民子(つるぎ みんこ)”。もう一人は、自分の引っ込み思案の性格を変えるために接客業のアルバイトとして仲居の仕事をしている”押水菜子(おしみず なこ)”。緒花は二人と仲良くなろうとするが、一本気で考えるより行動が先の、でしゃばった性格と空気を読むのがへたなことが災いし、なかなか打ち解けることが出来ない。緒花が思っていたいろんな淡い期待とは裏腹に、現実は異なり、緒花の波乱な旅館生活がスタートしてゆく。新しい環境で彼女は何を見つけてゆくのだろうか?

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この作品の舞台である喜翆荘には様々な人たちが関わり、そこでみんなが一生懸命働いていて、それぞれの人の数だけたくさんの夢とドラマが存在しています。主人公を取り巻く多くの人の生き方に見所があり、人とのかかわりが暖かくもあり、大変でもあり、旅館というものを通して仕事とはやはりプロフェッショナルでなければならない、ということも同時に再認識させられるアニメだと感じました。
そしてこの作品を見終わると明日からまた仕事を頑張ろう!まわりの仲間にもっと気を配り、良い人間関係を築こうと心から思えるようになるはずです。それだけ見る価値のある作品だと私は思いました。
ちょっと昔の日曜夜7時のハウス劇場のテイストを感じさせる、”大人版ハウス劇場”をぜひご覧ください。

今回のアニメもオープニングテーマがすごく見ごたえ聴き応えが良く、映像と音楽のテンポの良さから伝わる人々の一生懸命なカッコイイ日常と、意味深い歌詞がグッときます。nano. RIPEって、”いきものがかり”のように心に響きますよね。
ぜひ、こちらの2曲も楽しんでください。

第 2話~13話オープニングテーマ 「ハナノイロ/nano. RIPE」
第14話~25話オープニングテーマ「面影ワープ/nano. RIPE」

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楽しさ・感動がいっぱい詰まった深夜帯TVアニメ作品。まだ知らない40代以上の方々にも知って頂けるよう、おすすめアニメ情報館TAKAYAの店主兼アニメ効能調剤薬局調剤師(仮)兼貴方様の執事がわかりやすくお届けいたします。日常に疲れた方、ストレスが溜まっている方、暇な方は処方箋も出でおりますので、どうぞお好きなアニメを処方してみてください。

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