七日に一度、その扉は開かれる。いつの日か、私の前にも現れないかな?デリシャスへの扉。「異世界食堂」

私の好きな食べ物は、庶民的なものばかりです。カレーライス・ラーメン・丼物・焼肉・納豆ごはん、ケーキなど。夢はケーキバイキングに出てくるケーキを全種類制覇することです。ケーキバイキングのお店にはまだ行ったことがないので、どなたか連れて行ってくれませんかね。私のささやかな夢です。糖尿病になる前にぜひ、クリアしておきたい人生の宿題です。

そして好きな食べ物たちの中で、これは絶対に食べ飽きないと言えるものが一つあります。それはカレーライスです。朝1杯・昼1杯・夜2杯の合計1日4食✕30日間=120食は確実にカレーライスオンリーで過ごすことが可能だと自負しております。体中からカレー臭が漂ってるかもしれませんが(加齢臭じゃないよ)全くもってノープロブレムです。明日、地球が終わるとしたら、最後の晩餐は間違いなく私はカレーライスに決定です。うちの妻はカレーライスは好きじゃないのでカレーうどんで付き合わせます。最後だから、せめて福神漬とらっきょうのダブル乗せで過ごしたいですね。

そんな”カレーライサー”(なんかカッコ良くなくなくない?)な私は、10月のマイバースデイの際に、妻から「誕生日に食べたい物をリクエストしてね♡」(ハートがあったかどうかは不明です)、と珍しく優しい言葉を口にするツン・ツンデレの妻の問いに、「カレーライス。ただし、ハウスのバーモントカレー・中辛に限ります。」と言ってしまいました。誕生日の日に仕事から帰ると、食卓の私の定席の前には大きなつづらならぬ大きな鍋がありました。実際に作ってくれたのは義理の母だった、というオチがあるのですが。

とにかく3日間、自分だけが朝と晩に好きなだけ、誰にも気兼ねなく、思う存分、堪能出来る量のカレーを鍋いっぱいに作ってもらいました。自分で自由にお皿にライスをよそい、自分だけのこだわりの黄金比率でカレーをかける。そしてそれをリミッターなしでお代わりできる至福の時。この3日間は私にとってとても幸せな日々でした。ちなみに晩は3杯ずつ食べました。”赤ワインと鶏肉のトマトソース煮”なんて、コジャレた食べ物を誕生日にリクエストする舌の肥えた我が息子は「誕生日だというのにカレーライスとは、けなげだね。」とうちの妻に言っていたそうです。「チ、チ、チ、息子よ、大人になれば君もきっと解るさ、幸せは案外、自分のすぐそばにあるってことを。」なんて、心の中で語る父なのでした。

みなさんも、自分の大好物がそれぞれあると思いますが、自分の好きな食べ物・料理のことだと思わず語りたくなりますよね。それに、これを食べるとあの時のことを思い出す、と言った”思い出に刻まれた料理”なんてものも、人ぞれぞれひとつやふたつエピソードをお持ちじゃないかと思います。今回はそんなとってもデリシャスで記憶に残る料理を取り上げた作品を紹介いたします。

作品名は「異世界食堂」です。

異世界食堂1

タイトルからして単なる食堂の話ではありません。異世界と言うくらいですので、世界を越えて遥か別世界の住人たちが登場し、日本人シェフがふるまう料理に舌鼓を打つというお話です。スケールが大きくファンタジーなお話ですが、物語に出てくる料理は、日本人にとってはいたってシンプルで身近なメニューばかりです。では、どうして異世界の住人たちが日本人シェフの料理を食べることになってしまうのか?その理由は、なぜか突然に各異世界にその食堂の扉が現れるためです。もしかすると、原作にはその理由が出ているのかもしれませんが、読んでおりませんのでそこは不明です。

その扉が現れるのは決まって土曜日で、7日に一度だけ起こり得る出来事。それは異世界人たちにとって心待ちな土曜日。その日だけはその店は異世界人たちであふれかえります。異世界人たちにはそれぞれにお気に入りのメニューがあって、そこを訪れると決まって思い思いに自分の定番メニューをオーダーするのです。あるものはメンチかつ、あるものはオムライス。そしてあるものはチョコレートパフェ。どれが一番美味しいか、なんてそんな話を誰かが出した日にはもう大変。誰もが自分のお気に入りのメニューが一番だと言って譲りません。

そこは、とある都心部に近い商店街の一角にある「洋食のねこや」。普段は普通の洋食屋ですが、週末の土曜日、7日に一度だけ、ねこやのお店の扉は異世界につながってしまうのです。そしてその扉から、人間以外の様々な種族の者たちがそれぞれの異世界からそこへ興味本位でやってくるのです。初めは誰もがそこが食事を楽しむ店だとは知らずに入ってきて、「ここはなんだ。」と”店主”に訪ねます。「ここは食事をする店です。せっかくだから何か食べて行きませんか?」との店主の返答にそれぞれが自分の世界で食べていたであろう、物をリクエストします。店主はそれを聞いて、それに則した料理をふるまうのです。

初めて観る料理、初めて嗅ぐにおい。恐る恐るそれを口にした次の瞬間、誰もがその初めて食べる食感、美味なる味わいに酔いしれます。異世界人たちには自分たちがそれぞれの世界で精一杯生きてきた物語があり、それに共鳴したように紡がれて出てきたその料理を味わう時、彼らは自分たちの世界のそれぞれの言葉でその料理を最大限に称えるのです。そして様々な物語が回想されるのです。いつしかその食堂はみんなから異世界食堂と呼ばれるようになりました。

洋食屋と言えども、ねこやで出だされる料理は実に様々。和食でも中華でもお客様がお望みとあらば、店主が店にある食材と調味料を使って最適な一品を出してくれます。このお店は現在の店主が築いたお店ではなく、彼のおじいさんが営んでいたお店を引き継いだようですので、その時からの常連の異世界人のお客様もいるようです。なぜ、おじいさんが異世界人へ料理を振る舞うようになったかのエピソードはアニメの中でも触れられていますので物語の後半で知ることが出来ます。

異世界食堂3

このアニメは小説家の”犬塚惇平”さんによる”ライトノベル作品”が原作です。2016年11月から青年漫画雑誌「ヤングガンガン」で連載がスタートし、2017年にアニメ化、7月~9月に”テレビ東京”他で全12話が放送されました。アニメ制作会社は"SILVER LINK."。ジャンルはファンタジー料理。1話完結型でその中に2つのお話が入っています。つまり、全12話で24のお話が楽しめます。どこから観ても良いと言いたいのですが、前のお話が後に繋がっている回もありますので、素直に1話から順に観ることをおすすめいたします。1日1話ずつ観ると、12日間は幸せな気分に浸れます。

この作品は、各回ごとに主役が変わります。回ごとに違う異世界人にスポットが当てられ、その異世界人のいる世界を通して様々な物語が語られます。その主人公はときには大トカゲらしき容姿であったり、ライオンのような強者であったり、仙人のような人間だったり、はたまた冒険者であったり、一国のお姫様であったりと、どんな人物(異世界人)が登場するかが毎回、非常に楽しみです。どのお話もとってもファンタジーで、大人の童話とも言える内容が実に面白いのです。

主人公の物語がベースとなって、料理アニメなだけに、主役が伝える食べたい料理というのがこの世界でどのようにその主人公のエピソードと相まって調理され、料理としてのかたちになって登場するかが見ものです。そうしてテーブルに出される料理は見た目にもかなり美味しそうなのですが、実食した後に主人公たちが、自分たちの世界にある言葉でその料理の美味しさを大いに語ってくれるところにもぜひ、注目していただけたら良いかと。

作品のキーマンである店主は毎回登場しますが、決して主役ではないようです。とは言っても、彼が出ないともちろんこの物語は成立いたしません。洋食のねこやの店主は人柄がすごく良くて、来る異世界人に分け隔てなく接し、最良の料理でもてなす姿勢がとても粋です。異世界人のリクエストを聞いて、ぴったりな一品をこの世界の料理で提供する腕利きのシェフなのです。また、土曜日にこのお店で一緒に働いているウエイトレスの”アレッタ”にも包み込むような暖かい愛情をもって接していて、そんなところにも共感をもって観ることができます。

方や、もう一人の準主役とも言える、このアレッタちゃんがとにかくいい娘です。訳あって洋食のねこやで週一回、働くことになったのですが(そのお話は1話に出てきますのでお楽しみに!)、店主の恩に報いるべく、とにかく一生懸命に働きます。お客様にいつも可愛い笑顔を絶やさず、店主が作るまかないを本当においしそうに食べる顔がとっても幸せそうで、観ている側も幸せな気持ちにさせてくれます。1話目とクッキーアソートに関するお話はアレッタちゃんが主役的に目立っている回ですが、この娘の人間性(人間ではなく魔族の娘ですが)に心打たれます。私はこの2つのお話がとくに好きです。

異世界食堂4

今回は物語の内容はこのぐらいの大筋にとどめておきたいと思います。1話目を語りたいのですが、これから作品を観る方の幸せが1話分減ってしまう気がしましたので今回はぐっと我慢です。そのあたりをどうぞご容赦くださいませ。

声優さんについてですが、この作品の計12話には実に様々なキャラが多数、登場しております。その分、ベテラン声優さんもかなりいっぱい出ていることかと思います。そんな中、全体から観ればやはり、準主役と言えるこの店主とアレッタちゃんに注目です。店主役は、いつも渋くてカッコイイ役を多くこなしている”諏訪部順一(すわべ じゅんいち)”さんです。今回も落ち着いたしゃべりで職人気質漂う 、渋い役を演じています。

アレッタ役は”上坂(うえさか)すみれ”さんですが、いままで私は彼女にあまり興味を示してはいなかったのですが、今回のこのチャーミングなキャラを観て、声優さんは誰だろう?と瞬時に心を持っていかれました。とにかくお二人とも、このキャラにして他の声優さんは考えられない、と思えるほどキャラにぴったりな印象を観る側に与えてくれます。観ればなるほどと、みなさんにも納得してもらえるかと思います。

最後にオープニングテーマとエンディングテーマですが、今回の作品は動のOP、静のEDといった感じで特徴がはっきりとしていて楽しめます。オープニングテーマは、これから登場するお話へのいろんな期待感・ワクワク感がつまった、とてもリズミカルで躍動感あふれる感じがGoodです。

方やのエンディングテーマは、優しいタッチのイラスト風映像をバックに、心が洗われるような歌詞とうっとりするような曲調が特徴的で、毎回、物語が終って始まるエンディングは、その物語の余韻を受けつつ包み込むような温かさを感じます。エンディングテーマは「冴えない彼女の育て方」の加藤恵こと、”安野希世乃(やすの きよの)”さんが歌っております。この方は歌もすごく上手だとあらためて今回、それを感じました。また、出身が宮城県の方なので個人的にも応援したい方です。

オープニングテーマ「One In A Billion/Wake Up Girls!☓May'n」
エンディングテーマ「ちいさなひとつぶ/安野希世乃」  ※優しい映像と歌声にきっとあなたも癒やされること間違いなしです!

さあ、あなたもまずはこちらの扉を開けて、異世界人たちと一緒に美味しい料理を分かち合ってみませんか?

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幸せのおすそ分けをあなたも召し上がれ!「幸腹グラフィティ」

 今週、最初から最後までノンストップで幸せに満ち溢れた内容で全12話を完結させたアニメがありました。
「本当にご馳走様でした。」といいたいアニメが今日ご紹介する作品です。

その作品とは「幸腹グラフィティ」です。

2012年3月より”タイムきららミラク”にて連載された4コマ漫画(既刊4巻)で、グルメ漫画に位置します。
今季、TBSにてアニメ化放送、先週幕を閉じました。
グルメ漫画というジャンルではありますが、あまり奇をてらった食べ物が登場するわけではなく、むしろ、みなさんが日ごろ食べている食べ物・料理が取り上げられているので、そのおいしさがよりアニメ画面を通して食欲を増長させること受け合いです。夜中に見ると辛抱たまりません!

主人公”町子リョウは中学3年生。
美術系の高校を目指して毎週日曜日は美術予備校へ通っています。
両親は海外で働いていて、育ての親だったおばあちゃんは他界してしまったために最近は一人暮らし。
リョウはおばあちゃんに教えてもらったレパートリーで毎日おいしい料理を作る腕前があるのに、なんだか味気ない食事ばかりの毎日。

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そんなある日、同じ美術系の高校を目指す同学年のいとこ”森野きりん”が同じ予備校へ通うために、毎週土曜日にリョウの家へ泊まって土日を一緒に過ごす事になるのでした。
誰かといっしょに食べる食事がなんておいしいことか、リョウは気がつくのです。そして誰かのために作る食事が生活の中ですごく張り合いのあることにも徐々に気がついて行くのでした。
その他にも、同じ予備校に通う”椎名”という女の子も加わり、季節とおいしい料理で話はめぐりめぐって行くのです。

毎回、当然食べるシーンが出てくるのですが、なぜかちょっとエロティックな食べ方とそれぞれのキャラの料理に対するコメントが、さすがグルメアニメと思う部分があって面白いです。

別な側面では、3人の女の子のファッションにも注目です。
毎回違う服装でそれなりにお洒落さんな3人なのです。キリンは普通の家柄の女の子ですが、リョウと椎名さんは割りとお嬢様なのでしょう。そんなとこも見所です。

声優は町子リョウ役”佐藤利奈”、森野きりん役”大亀あすか”、椎名”小松未可子”と私の好きな声優さんばかりです。
リョウの上品さ、きりんの活発さ、椎名のクールさをよく引き出しています。

エンディングテーマ 「笑顔になる」/リョウときりんは、とても楽しげでGOODですし、次回予告テーマ「しあわせグラフィティ」は、2頭身のキャラの踊りとリピートされるフレーズで、回を追うごとに面白さがボディブローのようにあとからじんわり効いてきます。

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まだこの作品を見ていない方は、ぜひ、全12品を味わって、誰かといっしょに食べる食事のおいしさと日本の食事のありがたさを感じてみてくださいね。

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楽しさ・感動がいっぱい詰まった深夜帯TVアニメ作品。まだ知らない40代以上の方々にも知って頂けるよう、おすすめアニメ情報館TAKAYAの店主兼アニメ効能調剤薬局調剤師(仮)兼貴方様の執事がわかりやすくお届けいたします。日常に疲れた方、ストレスが溜まっている方、暇な方は処方箋も出でおりますので、どうぞお好きなアニメを処方してみてください。

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